17/09/21付のiTunesトップソングの結果をまとめていきます。
事は前日に遡る。前日、安室奈美恵が、1年後の来年9月で芸能界から引退することを、自身のホームページで発表した。この引退発表と関連する報道に対する反響は凄まじいものであった。どのくらい凄まじいものであったかは、以降に記載するチャートの結果を見れば、一目瞭然である。
1位は安室奈美恵の「Hero」であり、昨年12/31以来の1位返り咲きを記録。3位には安室奈美恵の「Don’t wanna cry」、4位にも安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」が入るなど、トップ10の7作が安室奈美恵の楽曲となった。さらに11位以下、下位にも安室奈美恵の楽曲が膨大な数ランクインし、人気と影響力の大きさを改めて証明する結果となった。
<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソング(総合チャート)における、毎日0時台〜23時台の順位推移を記録する。
・各時刻の順位を10分間隔で更新。
最終的に、毎時50分時点の順位を各時刻の順位として記録する。
・更新時点の1位から順番に掲載する。
・EXPLICITマークの作品もランクイン対象である。(2013/5/19 19:00〜)
・指数は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度によって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングの詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点。2016/05/17以降は新基準(Ver2.0)で算出したポイントを発表。
・各日の解説(振り返り)は翌日更新。
・1位～10位
★1位…安室奈美恵 「Hero」
(アルバム: Hero – EP)
0時:12 → 1時:11 → 2時:10 → 3時:12 → 4時:10 → 5時:10 → 6時:9 → 7時:9 → 8時:9 → 9時:9 → 10時:9 → 11時:2 → 12時:2 → 13時:2 → 14時:2 → 15時:2 → 16時:2 → 17時:2 → 18時:2 → 19時:2 → 20時:2 → 21時:2 → 22時:2 → 23時:1
| 指数: 6391 | 累積: 367194 | 合算: 367218 |
■ 「Hero」は、2016年に発売された安室奈美恵の45thシングル表題曲で、NHKテレビ「リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック」テーマソングに起用されていた。オリンピック開催前に発売され、配信初日(2016/7/27)のチャートでは2位だったが、オリンピックが開幕した8/6のチャートで初の1位を獲得すると、オリンピック大会期間中13日で1位を獲得する快進撃を見せた。9月に入ってもパラリンピックの影響で注目され、約2ヶ月に渡ってヒットが続いた。2016年末の音楽番組への出演はほとんどなかったが、様々な番組でこの「Hero」がBGMに使われることが多く、少しずつ反響を積み重ねた結果、同年12/30のチャートでトップ10返り咲きを記録した。同年12/31を最後にトップ10からは遠ざかっていたが、翌2017年も下位でロングセラーを続けた。同年9/20に、安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退することを発表。この発表と報道の影響を受けてチャートを急上昇し、翌9/21のチャートで1位に返り咲いた。
2位…AAA 「LIFE」
(アルバム: LIFE – Single)
0時:1 → 1時:1 → 2時:1 → 3時:1 → 4時:1 → 5時:1 → 6時:1 → 7時:1 → 8時:1 → 9時:1 → 10時:1 → 11時:1 → 12時:1 → 13時:1 → 14時:1 → 15時:1 → 16時:1 → 17時:1 → 18時:1 → 19時:1 → 20時:1 → 21時:1 → 22時:1 → 23時:2
| 指数: 7312 | 累積: 14868 |
■ 「LIFE」は、AAAの55thシングル表題曲で、フジテレビ系月9ドラマ「民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/9/20)のチャートで1位を獲得。今作はタイアップドラマが始まる同年10月以降、売れ行きを伸ばす可能性があり、しばらくの間、チャート推移に要注目である。
●3位…安室奈美恵 「Don’t wanna cry」
(アルバム: 181920)
0時:21 → 1時:18 → 2時:17 → 3時:21 → 4時:17 → 5時:17 → 6時:16 → 7時:13 → 8時:13 → 9時:13 → 10時:13 → 11時:4 → 12時:4 → 13時:4 → 14時:4 → 15時:4 → 16時:3 → 17時:3 → 18時:3 → 19時:3 → 20時:3 → 21時:3 → 22時:3 → 23時:3
| 指数: 5407 | 累積: 6252 |
■ 「Don’t wanna cry」は、1996年に発表された安室奈美恵の5thシングル表題曲である。発売当時、CDシングルがオリコン調べで約140万枚を売り上げる大ヒットを記録した。2017/9/20に、安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退することを発表。この発表と報道の影響を受けてチャートを急上昇し、翌9/21のチャートで3位にランクイン。さらに同日には、安室奈美恵の楽曲が7曲同時トップ10入りを記録した。
●4位…安室奈美恵 「CAN YOU CELEBRATE?」
(アルバム: 181920)
0時:25 → 1時:25 → 2時:23 → 3時:25 → 4時:23 → 5時:22 → 6時:19 → 7時:15 → 8時:15 → 9時:15 → 10時:15 → 11時:5 → 12時:5 → 13時:5 → 14時:5 → 15時:5 → 16時:4 → 17時:4 → 18時:4 → 19時:4 → 20時:4 → 21時:4 → 22時:4 → 23時:4
| 指数: 4664 | 累積: 9311 |
■ 「CAN YOU CELEBRATE?」は、1997年に発表された安室奈美恵の9thシングル表題曲である。発売当時から現在まで、結婚式の定番曲として有名である。また、CDシングルがオリコン調べで約280万枚を売り上げる大ヒットを記録し、自身最大のヒット曲として知られている。2017/9/20に、安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退することを発表。この発表と報道の影響を受けてチャートを急上昇し、翌9/21のチャートで4位にランクイン。さらに同日には、安室奈美恵の楽曲が7曲同時トップ10入りを記録した。
●5位…安室奈美恵 「Love Story」
(アルバム: Sit! Stay! Wait! Down! / Love Story – Single)
0時:61 → 1時:56 → 2時:54 → 3時:61 → 4時:51 → 5時:51 → 6時:45 → 7時:38 → 8時:38 → 9時:38 → 10時:38 → 11時:11 → 12時:9 → 13時:9 → 14時:8 → 15時:8 → 16時:8 → 17時:8 → 18時:8 → 19時:7 → 20時:7 → 21時:7 → 22時:6 → 23時:5
| 指数: 3763 | 累積: 168727 | 合算: 169353 |
■ 「Love Story」は、2011年に発表された安室奈美恵の38thシングル収録曲であり、フジテレビ系月9ドラマ「私が恋愛できない理由」主題歌に起用されていた。音楽配信でミリオンセラーを記録し、2010年代において、安室奈美恵の最大ヒット曲である。2017/9/20に、安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退することを発表。この発表と報道の影響を受けてチャートを急上昇し、翌9/21のチャートで5位にランクイン。さらに同日には、安室奈美恵の楽曲が7曲同時トップ10入りを記録した。
●6位…安室奈美恵 「Just You and I」
(アルバム: Just You and I – Single)
0時:19 → 1時:17 → 2時:16 → 3時:19 → 4時:16 → 5時:16 → 6時:17 → 7時:17 → 8時:17 → 9時:17 → 10時:17 → 11時:7 → 12時:7 → 13時:7 → 14時:7 → 15時:7 → 16時:6 → 17時:6 → 18時:6 → 19時:5 → 20時:5 → 21時:5 → 22時:7 → 23時:6
| 指数: 3881 | 累積: 178443 |
■ 「Just You And I」は、安室奈美恵の47thシングル表題曲で、日本テレビ系水曜ドラマ「母になる」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/5/31)のチャートでは、朝6時過ぎに1位を獲得するロケットスタートを記録した。安室奈美恵の楽曲による1位獲得は「Hero」(2016/8/24)以来、約10ヶ月ぶりの快挙となった。同年6/15のチャートでもドラマの放送効果で1位に返り咲き、ドラマ視聴者からの大きな支持を証明している。同年9/20に、安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退することを発表。この発表と報道の影響を受けてチャートを急上昇し、翌9/21のチャートで5位に再浮上。さらに同日には、安室奈美恵の楽曲が7曲同時トップ10入りを記録した。
▼7位…DAOKO×米津玄師 「打上花火」
(アルバム: 打上花火 – Single)
0時:2 → 1時:2 → 2時:2 → 3時:2 → 4時:2 → 5時:2 → 6時:2 → 7時:2 → 8時:2 → 9時:2 → 10時:2 → 11時:3 → 12時:3 → 13時:3 → 14時:3 → 15時:3 → 16時:5 → 17時:5 → 18時:5 → 19時:6 → 20時:6 → 21時:6 → 22時:5 → 23時:7
| 指数: 5167 | 累積: 234677 | 合算: 301429 |
■ 「打上花火」は、DAOKOと米津玄師のコラボレーション曲で、映画「打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/8/10)のチャートで1位を獲得。さらに同年8/16のチャートでは星野源「Family Song」を上回って1位を守り、独走状態を継続。その後も1位獲得が続き、同年9/8のチャートで、当サイトで記録を取り始めてから通算4作目となる初日から30日連続1位を達成した。同年9/11には初日から33日連続1位を記録し、2014年にSPICY CHOCOLATE「ずっと」が記録した32日連続を上回った。その後も1位獲得を続けたが、同年9/21のチャートでAAA「LIFE」と福山雅治「聖域」に阻まれて1位を逃し、連続1位記録は41日でストップした。今作は、2016年秋以降高まり続けている米津玄師の人気に加え、映画への大きな注目度という要因が加わり、発売前の予想を遥かに超えるヒットを記録している。
●8位…安室奈美恵 「SWEET 19 BLUES」
(アルバム: 181920)
0時:50 → 1時:47 → 2時:38 → 3時:50 → 4時:38 → 5時:38 → 6時:38 → 7時:36 → 8時:36 → 9時:36 → 10時:36 → 11時:14 → 12時:14 → 13時:14 → 14時:14 → 15時:14 → 16時:14 → 17時:14 → 18時:14 → 19時:9 → 20時:10 → 21時:10 → 22時:8 → 23時:8
| 指数: 2821 | 累積: 2899 | 合算: 2970 |
■ 「SWEET 19 BLUES」は、1996年に発表され、335万枚を売り上げた安室奈美恵の2ndアルバム「SWEET 19 BLUES」収録曲である。2017/9/20に、安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退することを発表。この発表と報道の影響を受けてチャートを急上昇し、翌9/21のチャートで8位にランクイン。さらに同日には、安室奈美恵の楽曲が7曲同時トップ10入りを記録した。
●9位…安室奈美恵 「Baby Don’t Cry」
(アルバム: Baby Don’t Cry – Single)
0時:62 → 1時:58 → 2時:57 → 3時:62 → 4時:56 → 5時:56 → 6時:50 → 7時:42 → 8時:42 → 9時:42 → 10時:42 → 11時:16 → 12時:15 → 13時:15 → 14時:15 → 15時:15 → 16時:12 → 17時:12 → 18時:12 → 19時:10 → 20時:8 → 21時:8 → 22時:9 → 23時:9
| 指数: 2859 | 累積: 3048 | 合算: 3692 |
■ 「Baby Don’t Cry」は、2007年に発表された安室奈美恵の32ndシングル表題曲であり、フジテレビ系ドラマ「ヒミツの花園」主題歌に起用されていた。2017/9/20に、安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退することを発表。この発表と報道の影響を受けてチャートを急上昇し、翌9/21のチャートで8位にランクイン。さらに同日には、安室奈美恵の楽曲が7曲同時トップ10入りを記録した。
▼10位…福山雅治 「聖域」
(アルバム: 聖域 – EP)
0時:3 → 1時:3 → 2時:3 → 3時:3 → 4時:3 → 5時:3 → 6時:3 → 7時:3 → 8時:3 → 9時:3 → 10時:3 → 11時:6 → 12時:6 → 13時:6 → 14時:6 → 15時:6 → 16時:7 → 17時:7 → 18時:7 → 19時:8 → 20時:9 → 21時:9 → 22時:10 → 23時:10
| 指数: 2830 | 累積: 35468 |
■ 「聖域」は、福山雅治の32ndシングル表題曲であり、テレビ朝日系ドラマ「黒革の手帖」主題歌の主題歌に起用されている。登場初日(2017/9/13)のチャートではDAOKO×米津玄師の「打上花火」に次ぐ2位だったが、翌9/14のチャートで1位を獲得した。同日はCDシングルのデイリーランキングでも1位を獲得しており、「聖域」はCD・配信の両チャートを制した。
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