最新のオリコンシングルデイリーランキングでは、Sexy Zoneの「男 never give up」が2日連続で1位をキープ。2日間の売上は10万枚を突破し、2位以下に大差をつけている。
今作の表題曲「男 never give up」は、メンバーのうち中島健人・菊池風磨・佐藤勝利の3名が歌う。この「3名選抜」がファンの間の議論を呼び、発売前から怪しい空気が漂っていたが、特典やソロ曲収録などの施策により、売上の減少は僅かに抑えられている。
■ 表題曲に参加したのは3名のみ
今作「男 never give up」では、表題曲に中島健人・菊池風磨・佐藤勝利の3名のみが参加し、松島聡とマリウス葉は参加していない。また、今後のシングルでも中島・菊池・佐藤を中心メンバーとし、松島とマリウスの参加が確約されない(メンバーを固定しない)と解釈できる発表があった。今後、松島・マリウスの2人はSexy Zoneから脱退せず、松島はSexy 松(Show)、マリウスはSexy Boyzでの活動が主体となる。
この「3名選抜」に関してはファンからも異論の声が上がり、発売前に大きな議論を呼んだ。この騒動のゴタゴタにより、売上枚数にもマイナスの影響が出る可能性があった。
■ 特典&収録曲で売上減をカバー
今作では、前作「King & Queen & Joker」に比べて特典や施策が豪華になっている。リリース形態が増えており、一般流通4種+イベント会場限定盤の計5種だった前作に加え、今作ではSexy Zone Shop限定盤2種が追加された。さらに、7月から新曲の予約イベントを複数回開催し、コンサート会場でもイベント会場限定盤の予約を受け付けた。さらに、初回限定盤の3種には中島健人・菊池風磨・佐藤勝利のソロ曲を収録した。
これだけの施策を打った結果、今作の2日間の売上枚数は10.4万枚で、前作の11.7万枚から微減。前作と同様の形態でリリースされていた場合、売上枚数はもっと落ちていた可能性がある。「表題曲に2名不在」の影響は決して小さくないと言えるようだ。
■ もし売上アップとなれば、新たな議論を呼ぶ可能性も
Sexy Zoneの前作と今作の売上枚数を単純に比較すれば、可もなく不可もない状況と言える。ただし、売上枚数を評価する上では、前述の「3名選抜」の問題が重くのしかかる。今作がもし「前作から売上アップ」という結果を残した場合、特典等の内訳に触れないメディアの報道次第では「松島・マリウス不在で前作超え」という印象が植え付けられかねない。手放しで喜べないファンの間で、新たな議論が起きる可能性がありそうだ。
2日間の売上枚数比較
Sexy Zone 「男 never give up」
推定: 103807 (単位:枚)
一般流通4種+イベント会場限定盤+Sexy Zone Shop限定盤2種
Sexy Zone 「King&Queen&Joker」
推定: 116556 (単位:枚)
一般流通4種+イベント会場限定盤
関連記事
・14/10/01(水)付オリコンシングルデイリー:Sexy Zone「男 never give up」が2日連続1位、Sound Horizonの新シングルが2位に浮上!
・14/05/14(水)付オリコンシングルデイリー:Sexy Zone新曲「King&Queen&Joker」が2日連続1位!2位にSUPER☆GiRLS、3位にチームしゃちほこが浮上!
・Sexy Zone、デビュー曲が新曲発売日にデイリー圏内に復活!「5人のSexy Zone」求めるファンの運動が実を結ぶ