16/12/02付のiTunesトップソングの結果をまとめていきます。
今年の音楽シーンの2大ブームとなった作品が、1位・2位を占めている。1位は星野源の「恋」であり、初日から53日連続の1位獲得と、記録を塗り替えてもなお、好調が続いている。2位はRADWIMPSの「前前前世」で、指数は70万ptを突破した。70万pt突破は当サイトで記録を取り出した2013年以降で7作品目となる。
<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の順位推移を記録する。
・各時刻の順位を10分間隔で更新。
最終的に、毎時50分時点の順位を各時刻の順位として記録する。
・更新時点の1位から順番に掲載する。
・EXPLICITマークの作品もランクイン対象である。(2013/5/19 19:00〜)
・指数は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度によって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングの詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点。2016/05/17以降は新基準(Ver2.0)で算出したポイントを発表。
・各日の解説(振り返り)は翌日更新。
・1位～10位
★1位…星野源 「恋」
(アルバム: 恋 – EP)
0時:1 → 1時:1 → 2時:1 → 3時:1 → 4時:1 → 5時:1 → 6時:1 → 7時:1 → 8時:1 → 9時:1 → 10時:1 → 11時:1 → 12時:1 → 13時:1 → 14時:1 → 15時:1 → 16時:1 → 17時:1 → 18時:1 → 19時:1 → 20時:1 → 21時:1 → 22時:1 → 23時:1
| 指数: 6917 | 累積: 360069 |
■ 指数60万pt超のヒットを記録した「SUN」(2016年5月発売)以来、約1年5ヶ月ぶりに発売された新曲は、星野源自身が出演するTBSテレビ系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌に起用された。ドラマのエンディングで新垣結衣、星野源をはじめとするドラマの出演者が「恋」に合わせて踊る “恋ダンス” が、視聴者を中心に大きな話題となり、楽曲の人気に火を付けており、RADWIMPS「前前前世」に続き、数年に1度あるかないかの規模でブームが起こっている。今作はドラマの初回放送日(10/11)に合わせて配信開始し、初日、大ヒット中のRADWIMPS「前前前世」を上回って1位を獲得する好スタートとなった。その後も1位獲得を続けた今作は、11/30のチャートでついに松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の50日連続(2014/03/19〜2014/05/07)を上回る51日連続1位を記録し、当サイトで記録を取り始めた2013年以降の最長記録を更新した。通算1位記録は、松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の通算70日が最長であり、今後はこの記録を抜けるかどうかがポイントとなる。
2位…RADWIMPS 「前前前世 (movie ver.)」
(アルバム: 君の名は。)
0時:4 → 1時:4 → 2時:4 → 3時:4 → 4時:4 → 5時:4 → 6時:4 → 7時:4 → 8時:4 → 9時:4 → 10時:4 → 11時:4 → 12時:4 → 13時:4 → 14時:4 → 15時:4 → 16時:4 → 17時:4 → 18時:4 → 19時:4 → 20時:4 → 21時:2 → 22時:2 → 23時:2
| 指数: 5959 | 累積: 556804 | 合算: 704071 |
■ 2016年夏公開の新海誠監督のアニメーション長編映画「君の名は。」の主題歌として大きな注目を集めている。登場初日(7/25)のチャートでは配信開始から僅か2時間弱で1位に浮上し、初日から13日連続で1位を獲得。8/26に映画が公開されると、公開当日に1位に返り咲いた。8/28のチャートで「君の名は。」の主題歌4曲が1位〜4位を独占し、同一アーティスト&同一タイアップの作品による1位〜4位独占という、史上稀に見る快挙を達成した。その後、9/16のチャートでONE OK ROCK「Taking Off」により記録を止められるまで、19日連続で1位〜4位を独占し、前例のない快挙を記録した。8/26から始まった当作品の連続1位記録は、9/17のチャートでONE OK ROCK「Taking Off」によって止められるまで、23日間続いた。9/18のチャートでは再び1位に返り咲き、通算1位獲得日数を伸ばし続けている。通算1位獲得日数は、10/3にSPICY CHOCOLATE「ずっと」の通算49日を抜き、12月時点で通算57日まで伸ばしており、当サイトで記録を取り始めた2013年以降では2番目に長い記録となっている(最長は松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の通算70日)。指数は12月の時点で70万ptを突破し、2016年度の楽曲中の最高記録となっている。
3位…欅坂46 「二人セゾン」
(アルバム: 二人セゾン(Special Edition) – EP)
0時:2 → 1時:2 → 2時:2 → 3時:2 → 4時:2 → 5時:2 → 6時:2 → 7時:2 → 8時:2 → 9時:2 → 10時:2 → 11時:2 → 12時:2 → 13時:2 → 14時:2 → 15時:2 → 16時:2 → 17時:2 → 18時:2 → 19時:2 → 20時:2 → 21時:3 → 22時:3 → 23時:3
| 指数: 5864 | 累積: 22533 |
■ 「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」に続く、欅坂46の2016年第3弾シングルの表題曲。登場初日(11/30)のチャートでは星野源「恋」に次ぐ2位にランクインした。今年リリースした3曲全てでトップ10入りし、新人の女性アイドルグループとしては異例の快進撃を記録している。
4位…back number 「ハッピーエンド」
(アルバム: ハッピーエンド – EP)
0時:3 → 1時:3 → 2時:3 → 3時:3 → 4時:3 → 5時:3 → 6時:3 → 7時:3 → 8時:3 → 9時:3 → 10時:3 → 11時:3 → 12時:3 → 13時:3 → 14時:3 → 15時:3 → 16時:3 → 17時:3 → 18時:3 → 19時:3 → 20時:3 → 21時:4 → 22時:4 → 23時:4
| 指数: 5169 | 累積: 89831 |
■ back numberの新曲は、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」主題歌に起用されたことでも注目されている。iTunesにおけるヒット曲の多さで知られるback numberだが、今回、登場初日(11/16)のチャートでは2位スタートとなり、初日から37日連続で1位を獲得した星野源「恋」の独走を止めることはできなかった。ただ、映画の主題歌に起用されているため注目度が大きく、今後の浮上の有無に注目が集まりそうだ。
5位…桑田佳祐 「君への手紙」
(アルバム: 君への手紙 – EP)
0時:5 → 1時:5 → 2時:5 → 3時:5 → 4時:5 → 5時:5 → 6時:5 → 7時:5 → 8時:5 → 9時:5 → 10時:5 → 11時:5 → 12時:5 → 13時:5 → 14時:5 → 15時:5 → 16時:5 → 17時:5 → 18時:5 → 19時:5 → 20時:5 → 21時:5 → 22時:5 → 23時:5
| 指数: 3835 | 累積: 46287 |
■ 「君への手紙」は、映画「金メダル男」の主題歌、さらには自身が出演する「WOWOW 開局25周年」CMソングに起用されている。Wタイアップにより知名度は大きく、登場初日(11/23)のチャートでは5位を記録した。前作に比べ、音楽配信で購入する層が拡大していると見られ、今後のチャート推移にも要注目だろう。
6位…RADWIMPS 「なんでもないや (movie ver.)」
(アルバム: 君の名は。)
0時:6 → 1時:6 → 2時:6 → 3時:6 → 4時:6 → 5時:6 → 6時:6 → 7時:6 → 8時:6 → 9時:6 → 10時:6 → 11時:6 → 12時:6 → 13時:6 → 14時:6 → 15時:6 → 16時:6 → 17時:6 → 18時:6 → 19時:6 → 20時:6 → 21時:6 → 22時:6 → 23時:6
| 指数: 3569 | 累積: 429775 |
■ 2016年夏公開の新海誠監督のアニメーション長編映画「君の名は。」主題歌の1曲であり、映画の予告編の映像で使用されて注目を集めた。映画公開日(8/26)を前後して売れ行きを伸ばし、8/28のチャートで「君の名は。」の主題歌4曲が1位〜4位を独占し、同一アーティスト&同一タイアップの作品による1位〜4位独占という、史上稀に見る快挙を達成した。その後、9/16のチャートでONE OK ROCK「Taking Off」により記録を止められるまで、19日連続で1位〜4位を独占し、前例のない快挙を記録。その後も「前前前世」とともにチャート上位をキープし続けた。10/14のチャートでは上白石萌音がミュージックステーションに出演してカバー曲を披露したことをきっかけに浮上し、発売以来初めて「前前前世」の順位を追い抜いた。
7位…安室奈美恵 「Dear Diary」
(アルバム: Dear Diary – Single)
0時:7 → 1時:7 → 2時:7 → 3時:7 → 4時:7 → 5時:7 → 6時:7 → 7時:7 → 8時:7 → 9時:7 → 10時:7 → 11時:7 → 12時:7 → 13時:7 → 14時:7 → 15時:7 → 16時:7 → 17時:7 → 18時:7 → 19時:7 → 20時:7 → 21時:7 → 22時:7 → 23時:7
| 指数: 2820 | 累積: 43098 | 合算: 43419 |
■ 「Dear Diary」は、映画「デスノート Light up the NEW world」主題歌に起用されており、タイアップ映画の話題性の大きさを受け、注目度も大きい。登場初日(11/23)のチャートでは6位に入り、「Fighter」に続き、好スタートを記録した。その後、2日目(11/24)のチャートで4位、さらに3日目(11/25)には2位を記録し、右肩上がりに浮上を続けた。
●8位…Suchmos 「STAY TUNE」
(アルバム: LOVE&VICE – EP)
0時:13 → 1時:12 → 2時:12 → 3時:12 → 4時:12 → 5時:34 → 6時:12 → 7時:12 → 8時:12 → 9時:12 → 10時:12 → 11時:12 → 12時:12 → 13時:12 → 14時:12 → 15時:12 → 16時:12 → 17時:12 → 18時:12 → 19時:10 → 20時:10 → 21時:9 → 22時:9 → 23時:8
| 指数: 1635 | 累積: 51120 |
■ Suchmosの2nd「LOVE&VICE」収録曲。発売当初(2016/1)の注目度はそこそこであったが、2016/9に本田技研工業のコンパクトSUV「VEZEL」のCMソングに起用されるとチャートを急上昇した。CMの影響で飛躍的に注目度が高まり、9/10のチャートで157位→25位、10/13のチャートで106位→13位のスーパージャンプアップを記録した。2度目の浮上後は上位で安定しつつ、徐々にチャートを浮上。11/12のチャートで8位を記録し、発売から10ヶ月を経て、ついにトップ10入りを記録した。翌11/13のチャートでは6位に上がり、さらに最高位を塗り替えた。12/2のチャートで再度トップ10入りし、3度目の浮上を記録した。
9位…back number 「クリスマスソング」
(アルバム: クリスマスソング – EP)
0時:8 → 1時:9 → 2時:9 → 3時:9 → 4時:9 → 5時:9 → 6時:9 → 7時:9 → 8時:9 → 9時:8 → 10時:8 → 11時:8 → 12時:8 → 13時:8 → 14時:8 → 15時:8 → 16時:8 → 17時:8 → 18時:8 → 19時:8 → 20時:8 → 21時:8 → 22時:8 → 23時:9
| 指数: 1660 | 累積: 475836 | 合算: 488426 |
■ 2015年にフジテレビ系月9ドラマ「5→9 〜私に恋したお坊さん〜」の主題歌に起用された今作は、2015年末〜2016年始にかけて大きな注目を集め、iTunesを含む全ての音楽配信サービスの売上数が100万ダウンロードを突破する大ヒットを記録している。2016年も、クリスマスが近づくと再び売上数を伸ばし、11/29のチャートでトップ10返り咲きを記録し、毎年CDシングルチャートを浮上することで知られる山下達郎の「クリスマス・イブ」のような推移を見せている。
●10位…宇多田ヒカル 「道」
(アルバム: Fantôme)
0時:22 → 1時:21 → 2時:20 → 3時:20 → 4時:20 → 5時:22 → 6時:20 → 7時:20 → 8時:19 → 9時:19 → 10時:19 → 11時:19 → 12時:19 → 13時:19 → 14時:19 → 15時:19 → 16時:19 → 17時:19 → 18時:21 → 19時:21 → 20時:21 → 21時:21 → 22時:13 → 23時:10
| 指数: 1334 | 累積: 222472 |
■ 宇多田ヒカルの自身8年半ぶりとなるアルバム「Fantôme」(2016/09/28発売)の収録曲で、9/16から先行配信されている。また、今作はアルバムのリードトラックとして、9/14から全国FM、AM、短波、民放ラジオ101局のパワープレイに決定し、注目を集めている。9/16のチャートではトップ10入りを記録し、まずまずのスタートを記録した。9/25からは宇多田本人が出演する、サントリー食品インターナショナル「サントリー天然水」の新CM「水の山行ってきた南アルプス」篇で起用されており、CMの効果により注目度がアップ。10/9のチャートでは大ヒット中のRADWIMPS「前前前世」を抜き、ついに1位を獲得した。12/2のチャートでは、当日のニュースウォッチ9 “宇多田ヒカルさんの新作 広がる共感” (NHK総合) の特集でピックアップされ、大きな反響の中、トップ10返り咲きを記録した。
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