16/12/30付のiTunesトップソングの結果をまとめていきます。
この日のチャートでは、「日本レコード大賞」の影響を受けて、披露作品が軒並みチャートを浮上した。大賞を受賞した西野カナ「あなたの好きなところ」は圏外からトップ20に返り咲き。この他にback number「ヒロイン」、浦島太郎(桐谷健太)「海の声」、宇多田ヒカル「花束を君に」などの作品が相次いで順位を上げ、「日本レコード大賞」の影響を強く受けたチャートとなった。
1位は星野源の「恋」で、初日から81日連続の1位獲得を記録している。
<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の順位推移を記録する。
・各時刻の順位を10分間隔で更新。
最終的に、毎時50分時点の順位を各時刻の順位として記録する。
・更新時点の1位から順番に掲載する。
・EXPLICITマークの作品もランクイン対象である。(2013/5/19 19:00〜)
・指数は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度によって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングの詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点。2016/05/17以降は新基準(Ver2.0)で算出したポイントを発表。
・各日の解説(振り返り)は翌日更新。
・1位～10位
★1位…星野源 「恋」
(アルバム: 恋 – EP)
0時:1 → 1時:1 → 2時:1 → 3時:1 → 4時:1 → 5時:1 → 6時:1 → 7時:1 → 8時:1 → 9時:1 → 10時:1 → 11時:1 → 12時:1 → 13時:1 → 14時:1 → 15時:1 → 16時:1 → 17時:1 → 18時:1 → 19時:1 → 20時:1 → 21時:1 → 22時:1 → 23時:1
| 指数: 5824 | 累積: 550786 |
■ 「SUN」(2016年5月発売、指数60万pt超)以来、約1年5ヶ月ぶりに発売された新曲は、星野源自身が出演するTBSテレビ系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌に起用された。ドラマのエンディングで新垣結衣、星野源をはじめとするドラマの出演者が「恋」に合わせて踊る “恋ダンス” が、視聴者を中心に大ブームとなり、楽曲の売れ行きを強力に後押ししている。今作はドラマの初回放送日(10/11)に合わせて配信され、初日、大ヒット中のRADWIMPS「前前前世」を上回って1位を獲得した。11/30のチャートでついに松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の初日から50日連続(2014/03/19〜2014/05/07)を上回る同51日連続1位を記録し、当サイトで記録を取り始めた2013年以降の最長記録を更新した。12/7のチャートでは初日から58日連続1位を記録し、通算1位獲得日数でRADWIMPS「前前前世」を超え、2016年の最長記録に達した。1位獲得はその後も途切れることなく続き、12/20のチャートで、ついに松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の通算70日を上回り、最長記録を更新した。これらの快挙により、1位獲得の連続・通算の両記録を、この「恋」が保持することとなった。
2位…back number 「ハッピーエンド」
(アルバム: ハッピーエンド – EP)
0時:2 → 1時:2 → 2時:2 → 3時:2 → 4時:2 → 5時:2 → 6時:2 → 7時:2 → 8時:2 → 9時:2 → 10時:2 → 11時:2 → 12時:2 → 13時:2 → 14時:2 → 15時:2 → 16時:2 → 17時:2 → 18時:2 → 19時:2 → 20時:2 → 21時:2 → 22時:2 → 23時:2
| 指数: 3234 | 累積: 198602 | 合算: 199640 |
■ back numberの新曲は、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」主題歌に起用されたことでも注目されている。iTunesにおけるヒット曲の多さで知られるback numberだが、今作は初日からの連続1位記録を続ける星野源「恋」の独走を止めることはできず、2位どまりとなっている。2位どまりになったものの、映画の主題歌に起用された影響で注目度は大きく、発売からの累積指数は15万ptに達し、「クリスマスソング」以来の高水準を記録している。
3位…RADWIMPS 「前前前世 (movie ver.)」
(アルバム: 君の名は。)
0時:4 → 1時:4 → 2時:4 → 3時:4 → 4時:4 → 5時:4 → 6時:4 → 7時:4 → 8時:4 → 9時:4 → 10時:4 → 11時:3 → 12時:3 → 13時:3 → 14時:3 → 15時:3 → 16時:3 → 17時:3 → 18時:3 → 19時:3 → 20時:3 → 21時:3 → 22時:3 → 23時:3
| 指数: 2886 | 累積: 656432 | 合算: 803699 |
■ 2016年夏公開の新海誠監督のアニメーション長編映画「君の名は。」の主題歌として大きな注目を集めている。登場初日(7/25)のチャートでは配信開始から僅か2時間弱で1位に浮上し、初日から13日連続で1位を獲得。8/26に映画が公開されると、公開当日に1位に返り咲いた。8/28のチャートで「君の名は。」の主題歌4曲が1位〜4位を独占し、同一アーティスト&同一タイアップの作品による1位〜4位独占という、史上稀に見る快挙を達成した。その後、9/16のチャートでONE OK ROCK「Taking Off」により記録を止められるまで、19日連続で1位〜4位を独占し、前例のない快挙を記録した。8/26から始まった当作品の連続1位記録は、9/17のチャートでONE OK ROCK「Taking Off」によって止められるまで、23日間続いた。9/18のチャートでは再び1位に返り咲き、通算1位獲得日数を伸ばし続けている。通算1位獲得日数は、10/3にSPICY CHOCOLATE「ずっと」の通算49日を抜き、12月時点で通算57日まで伸ばしており、当サイトで記録を取り始めた2013年以降では2番目に長い記録となっている(最長は松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の通算70日)。指数は12月の時点で70万ptを突破し、2016年度の楽曲中の最高記録となっている。また、初日からの連続トップ10入りは12/25のチャートで130日連続を突破し、松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の155日に次ぐ記録となっている。
4位…BUMP OF CHICKEN 「アンサー」
(アルバム: アンサー – Single)
0時:3 → 1時:3 → 2時:3 → 3時:3 → 4時:3 → 5時:3 → 6時:3 → 7時:3 → 8時:3 → 9時:3 → 10時:3 → 11時:4 → 12時:4 → 13時:4 → 14時:4 → 15時:4 → 16時:4 → 17時:4 → 18時:4 → 19時:4 → 20時:4 → 21時:4 → 22時:4 → 23時:4
| 指数: 2644 | 累積: 67247 |
■ 「アンサー」は、NHK総合のアニメ「3月のライオン」オープニング・テーマとして書き下ろされた楽曲で、12/21に配信限定リリースされた。登場初日(12/21)のチャートでは、初日から72日連続1位を獲得していた星野源「恋」を上回って1位を獲得した。アニメの影響で長く売れる可能性があり、今後の推移にも要注目となりそうだ。
5位…RADWIMPS 「なんでもないや (movie ver.)」
(アルバム: 君の名は。)
0時:5 → 1時:5 → 2時:5 → 3時:5 → 4時:5 → 5時:5 → 6時:5 → 7時:5 → 8時:5 → 9時:5 → 10時:5 → 11時:5 → 12時:5 → 13時:5 → 14時:5 → 15時:5 → 16時:5 → 17時:5 → 18時:5 → 19時:5 → 20時:5 → 21時:5 → 22時:5 → 23時:5
| 指数: 2251 | 累積: 522994 |
■ 2016年夏公開の新海誠監督のアニメーション長編映画「君の名は。」主題歌の1曲であり、映画の予告編の映像で使用されて注目を集めた。映画公開日(8/26)を前後して売れ行きを伸ばし、8/28のチャートで「君の名は。」の主題歌4曲が1位〜4位を独占し、同一アーティスト&同一タイアップの作品による1位〜4位独占という、史上稀に見る快挙を達成した。その後、9/16のチャートでONE OK ROCK「Taking Off」により記録を止められるまで、19日連続で1位〜4位を独占し、前例のない快挙を記録。10/14のチャートでは上白石萌音がミュージックステーションに出演してカバー曲を披露したことをきっかけに浮上し、発売以来初めて「前前前世」の順位を追い抜いた。その後も「前前前世」とともに、チャート上位をキープし続けている。
●6位…back number 「ヒロイン」
(アルバム: ヒロイン – Single)
0時:18 → 1時:20 → 2時:20 → 3時:20 → 4時:20 → 5時:20 → 6時:20 → 7時:20 → 8時:20 → 9時:20 → 10時:20 → 11時:20 → 12時:21 → 13時:20 → 14時:20 → 15時:20 → 16時:20 → 17時:20 → 18時:20 → 19時:20 → 20時:19 → 21時:21 → 22時:6 → 23時:6
| 指数: 1689 | 累積: 384106 | 合算: 393848 |
■ 「ヒロイン」は、2015年1月に発売されたback numberの11thシングル表題曲で、女優の広瀬すずが出演するJR東日本「JR SKI SKI」のCMソングに起用され、注目を集めた。配信初日(2015/1/21)のチャートで1位を獲得すると、初日から13日連続1位を記録。当時、back numberにとってデビュー以来最大のヒット曲となった。「JR SKI SKI」CMソングの影響で、本楽曲に対する “冬” のイメージが強く印象づけられており、2015年末に「クリスマスソング」が発売されると、再び注目を集め、トップ10返り咲きを記録した。2016年以降は、音楽番組の出演後にチャートを急上昇することが多くなっており「ミュージックステーション」に出演した2016/1/15のチャートでは2位、「レコード大賞」に出演した2016/12/30のチャートでは6位を記録している。発売から約2年が経った今も、今作に対する非常に大きな支持が続いている。
●7位…浦島太郎 (桐谷健太) 「海の声」
(アルバム: 海の声 – Single)
0時:14 → 1時:15 → 2時:15 → 3時:15 → 4時:15 → 5時:15 → 6時:15 → 7時:15 → 8時:14 → 9時:14 → 10時:14 → 11時:14 → 12時:14 → 13時:14 → 14時:14 → 15時:14 → 16時:14 → 17時:14 → 18時:14 → 19時:12 → 20時:12 → 21時:13 → 22時:7 → 23時:7
| 指数: 1622 | 累積: 639813 | 合算: 640092 |
■ 「海の声」は、桐谷健太が浦島太郎に扮して出演している「au三太郎」のCMソングで流れたことをきっかけに注目され、2015年12月の発売以来の大ヒット&ロングセラーが続いている。2016年の大ヒット曲として「前前前世」「恋」「PPAP」などの作品と横並びで紹介されることが多く、2016年の年末には音楽番組の影響でチャートを再浮上した。12/23のチャートでは「ミュージックステーション スーパーライブ2016」の反響で浮上。12/30のチャートでは「レコード大賞」の影響でトップ10返り咲きを記録した。
●8位…宇多田ヒカル 「花束を君に」
(アルバム: Fantôme)
0時:12 → 1時:13 → 2時:13 → 3時:13 → 4時:13 → 5時:13 → 6時:13 → 7時:13 → 8時:13 → 9時:13 → 10時:13 → 11時:13 → 12時:12 → 13時:12 → 14時:11 → 15時:11 → 16時:11 → 17時:11 → 18時:11 → 19時:8 → 20時:8 → 21時:8 → 22時:8 → 23時:8
| 指数: 1528 | 累積: 131386 | 合算: 543634 |
■ 2012年発売の「桜流し」以来3年4ヶ月ぶりの新作となった今作は、NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌で話題の作品であり、NHK朝ドラ主題歌としては、前クールのAKB48「365日の紙飛行機」に続き、ヒットを記録している。「真夏の通り雨」と同時リリースされた今作は、4/15の配信開始日に僅か2時間で1位・2位を独占すると、その後、13日連続で1位・2位を独占した。9月には自身8年ぶりのアルバム「Fantôme」に収録され、アルバム発売に関連した報道を受け、再びチャートを急上昇した。2016年の年末には「レコード大賞」「NHK紅白歌合戦」への出演が決まり、12/30のチャートでは「レコード大賞」の影響でトップ10返り咲きを記録した。
9位…星野源 「SUN」
(アルバム: SUN – EP)
0時:7 → 1時:7 → 2時:7 → 3時:7 → 4時:7 → 5時:7 → 6時:7 → 7時:7 → 8時:7 → 9時:7 → 10時:7 → 11時:7 → 12時:7 → 13時:7 → 14時:7 → 15時:7 → 16時:7 → 17時:7 → 18時:7 → 19時:7 → 20時:7 → 21時:7 → 22時:9 → 23時:9
| 指数: 1618 | 累積: 677810 | 合算: 697009 |
■ ドラマ「心がポキっとね」の主題歌に起用された「SUN」は、2015年〜2016年にかけて大ヒットを記録。2015年の「NHK紅白歌合戦」出場を機に、発売直後を上回る注目を集め、2016年の前半にチャート上位をキープし続け、セールスを伸ばし続けた。指数は60万ptを超え、星野源の楽曲ではダントツの最高記録である。2016年に次作「恋」が発売されると再び注目を集め、上位に戻ってきている。
●10位…安室奈美恵 「Hero」
(アルバム: Hero – EP)
0時:22 → 1時:22 → 2時:22 → 3時:22 → 4時:23 → 5時:23 → 6時:23 → 7時:23 → 8時:22 → 9時:22 → 10時:22 → 11時:22 → 12時:18 → 13時:17 → 14時:17 → 15時:17 → 16時:16 → 17時:16 → 18時:16 → 19時:15 → 20時:15 → 21時:12 → 22時:12 → 23時:10
| 指数: 1448 | 累積: 331899 |
■ NHKテレビ「リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック」テーマソング。オリンピック開催前に発売され、配信初日(7/27)のチャートでは2位だったが、オリンピックが開幕した8/6のチャートで初の1位を獲得すると、オリンピック大会期間中13日で1位を獲得する快進撃を見せた。9月に入ってもパラリンピックの影響で注目され、約2ヶ月に渡ってヒットが続いた。2016年末の音楽番組への出演はほとんどなかったが、様々な番組でこの「Hero」がBGMに使われることが多く、少しずつ反響を積み重ねた結果、12/30のチャートでトップ10返り咲きを記録した。
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