17/12/23付のiTunesトップソングの結果をまとめていきます。
最新のiTunes総合チャートでは、back numberの「瞬き」が1位を獲得し、初日から4日連続の1位獲得となった。さらに5位には2015年発売の「クリスマスソング」が浮上し、back numberの2作品が同時トップ5入りを記録している。
2位には宇多田ヒカルの「あなた」、3位には椎名林檎と松崎ナオの「おとなの掟」がランクインした。
その他の作品の結果も含めた、17/12/23付iTunesトップソングの結果は以下の通りとなった。
<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソング(総合チャート)における、毎日0時台〜23時台の順位推移を記録する。
・各時刻の順位を10分間隔で更新。
最終的に、毎時50分時点の順位を各時刻の順位として記録する。
・更新時点の1位から順番に掲載する。
・EXPLICITマークの作品もランクイン対象である。(2013/5/19 19:00〜)
・指数は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度によって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングの詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点。2016/05/17以降は新基準(Ver2.0)で算出したポイントを発表。
・各日の解説(振り返り)は翌日更新。
・1位～10位
★1位…back number 「瞬き」
(アルバム: 瞬き – EP)
0時:1 → 1時:1 → 2時:1 → 3時:1 → 4時:1 → 5時:1 → 6時:1 → 7時:1 → 8時:1 → 9時:1 → 10時:1 → 11時:1 → 12時:1 → 13時:1 → 14時:1 → 15時:1 → 16時:1 → 17時:1 → 18時:1 → 19時:1 → 20時:1 → 21時:1 → 22時:1 → 23時:1
| 指数: 10514 | 累積: 50181 |
■ 「瞬き」は、back numberの17thシングル表題曲で、映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」主題歌に起用されている。登場初日(2017/12/20)のチャートでは配信開始から僅か8時間で1位を獲得。新たな大ヒット曲誕生を予感させる好スタートとなった。
2位…宇多田ヒカル 「あなた」
(アルバム: あなた – Single)
0時:2 → 1時:2 → 2時:2 → 3時:2 → 4時:2 → 5時:2 → 6時:2 → 7時:2 → 8時:2 → 9時:2 → 10時:2 → 11時:2 → 12時:2 → 13時:2 → 14時:2 → 15時:2 → 16時:2 → 17時:2 → 18時:2 → 19時:2 → 20時:2 → 21時:2 → 22時:2 → 23時:2
| 指数: 5337 | 累積: 142351 |
■ 「あなた」は、宇多田ヒカルの配信限定シングル曲で、映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」主題歌、ソニー「ノイキャン・ワイヤレス」CMソングに起用されている。登場初日(2017/12/8)のチャートでは配信開始から3時間弱で1位を獲得。宇多田ヒカルの1位は「大空で抱きしめて」「Forevermore」に続き、2017年で3作目の記録である。その後、今作は初日から13日連続で1位を獲得した。
3位…椎名林檎と松崎ナオ 「おとなの掟」
(アルバム: おとなの掟 – Single)
0時:3 → 1時:3 → 2時:3 → 3時:3 → 4時:3 → 5時:3 → 6時:3 → 7時:3 → 8時:3 → 9時:3 → 10時:3 → 11時:3 → 12時:3 → 13時:3 → 14時:3 → 15時:3 → 16時:3 → 17時:3 → 18時:3 → 19時:3 → 20時:3 → 21時:3 → 22時:3 → 23時:3
| 指数: 4093 | 累積: 9492 |
■ 「おとなの掟」は、TBSテレビ系火曜ドラマ「カルテット」限定のユニット “Doughnuts Hole” が歌った同ドラマの主題歌を、椎名林檎と松崎ナオがコラボレーションする形でセルフカバーした楽曲である。登場初日(2017/12/22)は、同日に「ミュージックステーション スーパーライブ」(テレビ朝日系)で披露された反響もあり、3位にランクインした。
4位…スピッツ 「楓」
(アルバム: CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-)
0時:5 → 1時:5 → 2時:5 → 3時:5 → 4時:5 → 5時:5 → 6時:5 → 7時:5 → 8時:5 → 9時:5 → 10時:4 → 11時:4 → 12時:4 → 13時:4 → 14時:4 → 15時:4 → 16時:4 → 17時:4 → 18時:4 → 19時:4 → 20時:4 → 21時:4 → 22時:4 → 23時:4
| 指数: 3862 | 累積: 66036 | 合算: 81703 |
■ 「楓」は、1998年に発表されたスピッツの楽曲である。当サイトで記録を取り始めた2013年以降、iTunesにおけるトップ10入りは2度ある。1度目は2013/4/7に「のどじまん ザ! ワールド」(日本テレビ系)おける出演者による披露への反響を受け8位を記録。2度目は2017年12月に女優・上白石萌歌が「キリン 午後の紅茶」CMでカバー曲を披露したことに対する反響によるものであり、同年12/8のチャートで7位、同年12/11のチャートで2位を記録した。この2位がiTunesにおける最高位記録となっている。
5位…back number 「クリスマスソング」
(アルバム: クリスマスソング – EP)
0時:6 → 1時:6 → 2時:6 → 3時:6 → 4時:6 → 5時:6 → 6時:6 → 7時:6 → 8時:6 → 9時:6 → 10時:6 → 11時:6 → 12時:6 → 13時:6 → 14時:6 → 15時:6 → 16時:6 → 17時:6 → 18時:6 → 19時:6 → 20時:6 → 21時:6 → 22時:6 → 23時:5
| 指数: 3695 | 累積: 612919 | 合算: 633542 |
■ 「クリスマスソング」は、2015年に発売されたback numberの14thシングル表題曲で、フジテレビ系月9ドラマ「5→9 〜私に恋したお坊さん〜」の主題歌に起用された。2015年末〜2016年始にかけて大きな注目を集め、iTunesを含む全ての音楽配信サービスの売上数が100万ダウンロードを突破する大ヒットを記録している。2016年もクリスマスが近づくと再び売上数を伸ばし、2016/11/29のチャートでトップ10返り咲きを記録した。2017年も同様に浮上し、2017/12/12のチャートでトップ10返り咲きを記録し、3年連続でクリスマスシーズンに売れ行きを伸ばしている。毎年CDシングルチャートを浮上することで知られる山下達郎の「クリスマス・イブ」のような推移を見せている。
6位…東方神起 「Reboot」
(アルバム: Reboot – Single)
0時:4 → 1時:4 → 2時:4 → 3時:4 → 4時:4 → 5時:4 → 6時:4 → 7時:4 → 8時:4 → 9時:4 → 10時:5 → 11時:5 → 12時:5 → 13時:5 → 14時:5 → 15時:5 → 16時:5 → 17時:5 → 18時:5 → 19時:5 → 20時:5 → 21時:5 → 22時:5 → 23時:6
| 指数: 3693 | 累積: 22646 |
■ 「Reboot」は、東方神起の44thシングル表題曲であり、フジテレビ系ドラマ「明日の約束」主題歌に起用されている。約2年半の活動休止から”再始動” (= Reboot) となる楽曲であり、発売前からファンの間から大きな注目が集まっていた。登場初日(2017/12/20)のチャートではback number「瞬き」に続く2位にランクインした。
7位…DAOKO×米津玄師 「打上花火」
(アルバム: 打上花火 – Single)
0時:7 → 1時:7 → 2時:7 → 3時:7 → 4時:7 → 5時:7 → 6時:7 → 7時:7 → 8時:7 → 9時:7 → 10時:7 → 11時:7 → 12時:7 → 13時:7 → 14時:7 → 15時:7 → 16時:7 → 17時:7 → 18時:7 → 19時:7 → 20時:7 → 21時:7 → 22時:7 → 23時:7
| 指数: 3612 | 累積: 525805 | 合算: 592820 |
■ 「打上花火」は、DAOKOと米津玄師のコラボレーション曲で、映画「打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/8/10)のチャートで1位を獲得。さらに同年8/16のチャートでは星野源「Family Song」を上回って1位を守り、独走状態を継続。その後も1位獲得が続き、同年9/8のチャートで、当サイトで記録を取り始めてから通算4作目となる初日から30日連続1位を達成した。同年9/11には初日から33日連続1位を記録し、2014年にSPICY CHOCOLATE「ずっと」が記録した32日連続を上回った。その後も1位獲得を続けたが、同年9/21のチャートでAAA「LIFE」と福山雅治「聖域」に阻まれて1位を逃し、連続1位記録は41日でストップした。しかし、連続1位記録がストップした後も上位入りが続き、同年10/7のチャートで再び1位に返り咲いた。今作は、2016年秋以降高まり続けている米津玄師の人気に加え、映画への大きな注目度という要因が加わり、発売前の予想を遥かに超えるヒットを記録。同年11/12には指数が50万ptを突破し、今年発売された作品としてはWANIMA「やってみよう」に続く高記録となった。
8位…荻野目洋子 「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」
(アルバム: ダンシング・ヒーロー(Eat You Up) – EP)
0時:8 → 1時:8 → 2時:8 → 3時:8 → 4時:8 → 5時:8 → 6時:8 → 7時:8 → 8時:8 → 9時:8 → 10時:8 → 11時:8 → 12時:8 → 13時:8 → 14時:8 → 15時:8 → 16時:8 → 17時:8 → 18時:8 → 19時:8 → 20時:8 → 21時:8 → 22時:8 → 23時:8
| 指数: 3556 | 累積: 51949 | 合算: 53855 |
■ 「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」は、1985年に発売された荻野目洋子の7thシングル表題曲で、Angie Gold（アンジー・ゴールド）の1985年のオリジナル楽曲「Eat You Up」（邦題「素敵なハイエナジー・ボーイ」）のカバー曲である。発売当時、荻野目洋子にとって自身最大のヒット曲となった。その後、1990年代から主に愛知県・岐阜県において町内会やイベントで盆踊りの曲として使用され、盆踊りの新定番として知名度を上げた。その波は全国各地へと広がり、次の世代にも伝えられ、世代を超えて親しまれる楽曲となった。そして2017年、大阪府立登美丘高校ダンス部が同曲に合わせて踊った「バブリー・ダンス」をきっかけに大ブレイクを起こし、「Mr.サンデー」(日本テレビ系)が紹介した同年9/17のチャートで200位圏外から急上昇し、翌9/18のチャートで41位を記録し、1980年代の楽曲としては異例中の異例となる高順位を記録した。以降、メディアで本楽曲が取り上げられる機会が増え、音楽番組への出演が続々と決まり、チャート順位が上がっていく。同年10/14には「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の岡村オファー企画の中で使用され、企画の反響を受けて21位に浮上。同年11/1には「うたコン」(NHK総合)での荻野目洋子と登美丘高校ダンス部の初共演が話題となって13位に浮上。同年12/20には本楽曲を収録したシングル「ダンシング・ヒーロー ジ・アーカイブス」の発売と「1周回って知らない話」(日本テレビ系)出演の影響で9位に浮上し、ついにiTunesで初となるトップ10入りを達成した。さらに同年12/22には「ミュージックステーション スーパーライブ」(テレビ朝日系)出演の影響で6位に浮上。1985年の発売当時以来、32年ぶりのリバイバルヒットを記録している。
9位…倉木麻衣 「渡月橋 ~君 想ふ~」
(アルバム: 渡月橋 ~君 想ふ~ – Single)
0時:11 → 1時:11 → 2時:11 → 3時:11 → 4時:11 → 5時:11 → 6時:11 → 7時:11 → 8時:11 → 9時:11 → 10時:11 → 11時:11 → 12時:11 → 13時:11 → 14時:11 → 15時:11 → 16時:11 → 17時:11 → 18時:11 → 19時:9 → 20時:9 → 21時:9 → 22時:9 → 23時:9
| 指数: 3565 | 累積: 321000 | 合算: 321128 |
■ 「渡月橋 ~君 想ふ~」は、倉木麻衣の41stシングル表題曲で、2017年4月公開のアニメ映画「名探偵コナン から紅の恋歌」の主題歌に起用された後、テレビ放送のアニメ「名探偵コナン」EDテーマに起用されている。登場初日(2017/4/19)のチャートで1位を獲得。倉木麻衣にとって、iTunesの1位獲得は史上初の記録となった。これまで、倉木麻衣の楽曲は2013/2/7に「TRY AGAIN」が24位を記録したのが最高であり、1位獲得どころか、トップ10入り、トップ20入りも初であった。また、3週目の同年5/5、4週目の同年5/12のチャートで1位返り咲きを記録しており、発売2週目以降も高順位が続いた。特に同年5/12のチャートでは「ミュージックステーション」における披露からわずか1時間弱で5位→1位に浮上し、巨大な支持を裏付ける結果となった。今作は楽曲の雰囲気が映画と合っているなどの理由から、倉木麻衣のファン以外の層を巻き込んで売れ、倉木麻衣にとって久々の大ヒットを記録。この大ヒットが認められ、同年の年末年始の音楽番組における披露機会が生まれ、同年11/28には「ベストアーティスト」出演の影響で再上昇を記録した。再び注目度が上がっていたところ、同年12/9には「名探偵コナン」の放映効果を受け、同年6/6以来、約半年ぶりとなるトップ10返り咲きを記録した。今後「NHK紅白歌合戦」出場が決まっているため、更なる浮上が予想される。
10位…WANIMA 「ヒューマン」
(アルバム: ヒューマン – Single)
0時:9 → 1時:9 → 2時:9 → 3時:9 → 4時:9 → 5時:9 → 6時:9 → 7時:9 → 8時:9 → 9時:9 → 10時:9 → 11時:9 → 12時:9 → 13時:9 → 14時:9 → 15時:9 → 16時:9 → 17時:9 → 18時:9 → 19時:10 → 20時:10 → 21時:10 → 22時:10 → 23時:10
| 指数: 3361 | 累積: 162773 |
■ 「ヒューマン」は、WANIMAのアルバム「Everybody!!」(2018/1発売)の収録曲で、ドラマ「刑事ゆがみ」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/10/26)のチャートで1位を獲得し、「やってみよう」「CHARM」「ララバイ」と同じく好スタートとなった。同年12/13には「FNS歌謡祭」における披露への反響でトップ10返り咲きを記録し、ロングセラー化する雰囲気を見せている。2017年はリリースした作品の多くで1位を獲得し、WANIMAの大躍進を印象づける結果を残している。
