今週から適用された「全国推定売上」による順位決定に対応するために、当サイト独自の仮説に基づき、従来の補正計算式を以下のように改めています。
1. 新係数についての仮説
(1) 指数→売上への変換に基づく分析
月曜日の浜崎あゆみの推定売上は3061枚だった。一方で、浜崎あゆみの日曜付指数は3687であり、これに従来の正確な補正係数をかけると、推定売上は6614枚となる。日曜付から月曜付にかけての下落率は約54%で、最近の新譜に多く見られる傾向に近似する。(月曜付では、多くの新譜が前日から半減前後となる。)
一方、秋元順子(補正係数約2.00)を同様に計算すると、日曜付4440枚から、月曜付2102枚へ下落している。演歌・歌謡勢が粘る月曜付だが、秋元順子は日曜日にコンサートを行って売上を伸ばしており、反動による下落があり得る状況だった。
(2) 売上→指数への変換に基づく分析
月曜付売上を、補正係数で割って指数に変換する。日曜付指数と月曜付仮指数から下落率を求めても、同様の結果が得られる。
このことから、従来補正係数を掛けて得ていた売上値に近い数字(A)が発表されている可能性が、極めて高いという仮説を立てる。しかし、デイリー非集計店が相変わらず存在していることから、ある程度の補正は残ると考えられる。
このとき、従来補正係数1.75だった作品について、
(A1) = 従来の指数 * 1.75
となる。演歌補正(2.00)を考慮する作品については、
(A2) = 従来の指数 * 2.00
となる。AKB48のように、イベントなどを行って係数が下がっていた作品については、
(A3) = 従来の指数 * 1.70
となる。
1.75の作品を基準にすると、(A2)は(A1)の (A2)/(A1)倍だけ補正が高いことになるため、
(A2)/(A1) = 2.00/1.75 = 1.14
となる。この数字を使って、従来2.00で予想していた作品が「1.75の作品」の1.14倍補正が高いと考える。
この方法で求めた数字を係数(仮)として、全国推定売上に乗算して売上に換算する。このとき、仮説の上では
全国推定売上 * 係数(仮) ≒ 従来の指数 * 従来の補正係数
となる。この考えから行くと、従来「1.75」作品の係数は1.00(無変換)となり、同「1.70」の作品は0.97となる。しかし、週間結果が全国推定売上の合計から減算されるとは考えにくいため、この計算で係数が1.00を割ったものに関しては、一律1.00を適用する。
まとめ
・新係数a = 該当作品のこれまでの係数 / 1.75(基準点)
(a >= 1.00のとき a, a < 1.00のとき 1.00)
月曜付の浜崎の数字などから考えると、これまでの指数*補正係数の値に近い数字が出ているという仮説が立てられます、そのことに基づいた計算にしてみました。
どうなるかさっぱりわかりませんが、今週の暫定順位はこれで行ってみたいと思います。来週結果が出ておかしくなったら、また試行錯誤するということにしましょう。
適用例
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問題は全国推定売上がどこまでカバーしているかですね。
私も同様に演歌ショップやV系店などの売上はカバーしきれてないと思います。
月曜日の浜崎のような指数を無補正と考えれば、
本当にアニメイト効果やV系補正が必要な作品だけに補正をかければいい。
これは、ある意味理想的な計算になりますね。
「補正」の意味にもあっている。
いつも楽しく見ています。
こうやって考えると非常に分かりやすいですね。
こうした計算基準を作れば、新しい単位にもスムーズに移行できそうですね。
いい方法だと思います。
アルバムだと1.75で割るところを1.65でやれば良さそうですね。
基本からどれだけずれるかという意味で、シングルとアルバムの補正を同じ尺度で考えられますね。