17/04/19付のiTunesトップソングの結果をまとめていきます。
最新のチャートでは新譜が登場。倉木麻衣の新曲「渡月橋 ~君 想ふ~」が初日から1位を獲得する好スタートを記録した。倉木麻衣の楽曲はこれまでiTunesで20位以内にも入ったことがなく、初のトップ20入りが1位獲得という快挙となった。映画「名探偵コナン」の影響もあり、楽曲への高支持が集まっているようだ。
<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の順位推移を記録する。
・各時刻の順位を10分間隔で更新。
最終的に、毎時50分時点の順位を各時刻の順位として記録する。
・更新時点の1位から順番に掲載する。
・EXPLICITマークの作品もランクイン対象である。(2013/5/19 19:00〜)
・指数は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度によって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングの詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点。2016/05/17以降は新基準(Ver2.0)で算出したポイントを発表。
・各日の解説(振り返り)は翌日更新。
・1位～10位
★1位…倉木麻衣 「渡月橋 ~君 想ふ~」
(アルバム: 渡月橋 ~君 想ふ~ – Single)
0時:68 → 1時:38 → 2時:21 → 3時:17 → 4時:14 → 5時:13 → 6時:11 → 7時:9 → 8時:6 → 9時:4 → 10時:3 → 11時:3 → 12時:2 → 13時:1 → 14時:1 → 15時:1 → 16時:1 → 17時:1 → 18時:1 → 19時:1 → 20時:1 → 21時:1 → 22時:1 → 23時:1
| 指数: 9192 | 累積: 9192 |
■ 「渡月橋 ~君 想ふ~」は、倉木麻衣の41thシングル表題曲で、アニメ映画「名探偵コナン から紅の恋歌」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/4/19)のチャートで1位を獲得。倉木麻衣にとって、iTunesの1位獲得するのは史上初の記録となった。これまで、倉木麻衣の楽曲は2013/2/7に「TRY AGAIN」が24位を記録したのが最高であり、1位獲得どころか、トップ10入り、トップ20入りも初であった。今作は楽曲の雰囲気が映画と合っているなどの理由から、倉木麻衣のファン以外の層を巻き込んで売れていると見られ、倉木麻衣にとって久々の大ヒットを記録する可能性がある。今後のチャート推移からも目が離せないだろう。
2位…WANIMA 「やってみよう」
(アルバム: やってみよう – Single)
0時:3 → 1時:3 → 2時:3 → 3時:3 → 4時:3 → 5時:3 → 6時:3 → 7時:3 → 8時:3 → 9時:3 → 10時:4 → 11時:4 → 12時:4 → 13時:4 → 14時:4 → 15時:4 → 16時:4 → 17時:4 → 18時:4 → 19時:4 → 20時:4 → 21時:3 → 22時:3 → 23時:2
| 指数: 4909 | 累積: 208296 |
■ 「やってみよう」は、童謡「ピクニック」をWANIMAがロックアレンジした楽曲で、2017年1月からauのCM「やってみよう」篇でOAされ、大きな注目を集めている。今作は登場初日(2017/3/8)のチャートで2位に登場すると、同年3/10のチャートで初の1位を獲得した。これまでは前作「ともに」が記録した2位が最高で、1位獲得はWANIMAにとって初の快挙となった。auのCMソングは、2016年に「海の声」「みんながみんな英雄」が大ヒットしており、今作もこれらの2作品に続く大ヒットを記録する可能性があり、今後のチャート推移にも要注目である。
3位…レディー・ガガ 「The Cure」
(アルバム: The Cure – Single)
0時:1 → 1時:1 → 2時:1 → 3時:1 → 4時:1 → 5時:1 → 6時:1 → 7時:1 → 8時:1 → 9時:1 → 10時:1 → 11時:1 → 12時:1 → 13時:2 → 14時:2 → 15時:2 → 16時:2 → 17時:2 → 18時:2 → 19時:2 → 20時:2 → 21時:2 → 22時:2 → 23時:3
| 指数: 5505 | 累積: 13369 |
■ 「The Cure」は、レディー・ガガが2017/4/15に開催された「コーチェラ・フェスティバル」にて披露した楽曲である。同フェスティバルの開催直後に急遽リリースされ、話題となった。日本では同年4/17のチャートでトップ10入りし、同年4/19のチャートで1位を獲得。レディー・ガガにとって、1位獲得は2013/10/28の「Venus (Explicit)」以来、3年半ぶりの記録となった。
4位…オースティン・マホーン 「ダーティ・ワーク」
(アルバム: Dirty Work – Single)
0時:2 → 1時:2 → 2時:2 → 3時:2 → 4時:2 → 5時:2 → 6時:2 → 7時:2 → 8時:2 → 9時:2 → 10時:2 → 11時:2 → 12時:3 → 13時:3 → 14時:3 → 15時:3 → 16時:3 → 17時:3 → 18時:3 → 19時:3 → 20時:3 → 21時:4 → 22時:4 → 23時:4
| 指数: 4813 | 累積: 100459 | 合算: 177106 |
■ 「ダーティ・ワーク」は、アメリカ出身の男性歌手オースティン・マホーンの楽曲で、2015年7月に発売された。2015年の発売直後は日本で全く注目されていなかったが、2017年1月にお笑いタレント・ブルゾンちえみが “ブルゾンちえみ with B” として披露した「キャリア・ウーマン」のネタの中で使用されると、一気に注目を集めた。「キャリア・ウーマン」が、ネタ内の “35億” や “撒いてごらん！自然と男は寄ってくるから” などのフレーズが受けて大ブレイクすると、本楽曲の売れ行きも急上昇し、2017/2/14のチャートでついにトップ10入りを記録した。その後、ブルゾンちえみが「R1ぐらんぷり2017」に出演した同年2/28のチャートで3位に浮上。オースティン・マホーンが来日し「スッキリ!!」に出演した同年3/29のチャートで、ついに1位を獲得した。洋楽からは2015年のカーリー・レイ・ジェプセンとテイラー・スウィフト以来となる、久々の大ヒット作誕生となりそうだ。
●5位…神様、僕は気づいてしまった 「CQCQ」
(アルバム: CQCQ – Single)
0時:9 → 1時:9 → 2時:9 → 3時:9 → 4時:8 → 5時:8 → 6時:8 → 7時:7 → 8時:8 → 9時:8 → 10時:8 → 11時:7 → 12時:8 → 13時:8 → 14時:7 → 15時:7 → 16時:7 → 17時:7 → 18時:5 → 19時:5 → 20時:5 → 21時:5 → 22時:5 → 23時:5
| 指数: 3650 | 累積: 3828 |
■ 「CQCQ」は、神様、僕は気づいてしまったのメジャーデビューシングルの表題曲であり、ドラマ「あなたのことはそれほど」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/4/19)のチャートで5位を記録し、華々しくデビューを飾る結果を残している。今後もドラマの影響でロングセラーを記録する可能性があるため、要注目の作品である。
6位…藤原さくら 「春の歌」
(アルバム: Someday / 春の歌 – EP)
0時:6 → 1時:6 → 2時:6 → 3時:6 → 4時:6 → 5時:6 → 6時:6 → 7時:6 → 8時:7 → 9時:7 → 10時:7 → 11時:8 → 12時:7 → 13時:7 → 14時:8 → 15時:8 → 16時:8 → 17時:8 → 18時:9 → 19時:9 → 20時:9 → 21時:9 → 22時:9 → 23時:6
| 指数: 2824 | 累積: 24275 |
■ 「春の歌」は、藤原さくらの2ndシングルに収録された、スピッツのカバー曲であり、映画「3月のライオン」後編の主題歌に起用されている。「Soup」「好きよ 好きよ 好きよ」が大ヒットしたため、今作の売れ行きにも当初から期待が集まったが、登場初日(2017/2/22)は53位のスタートとなり、昨年のヒット作とは大差が生じた。一時はこのままフェードアウトするかと思われたが、映画のプロモーション等によりメディアを通じて耳にする機会が増えると、チャートを右肩上がりに浮上し始め、同年3/29に初のトップ20入り、同年4/14に初のトップ10入りを記録した。同年4月末の映画の公開を受け、ヒットを記録する可能性があり、今後も要注目となりそうだ。
7位…星野源 「恋」
(アルバム: 恋 – EP)
0時:7 → 1時:8 → 2時:8 → 3時:8 → 4時:9 → 5時:9 → 6時:9 → 7時:10 → 8時:10 → 9時:10 → 10時:10 → 11時:10 → 12時:10 → 13時:10 → 14時:10 → 15時:10 → 16時:9 → 17時:9 → 18時:8 → 19時:8 → 20時:8 → 21時:7 → 22時:7 → 23時:7
| 指数: 2290 | 累積: 915550 |
■ 「恋」は、2016年10月に発売された星野源の9thシングル表題曲で、星野源自身が出演したTBSテレビ系火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌に起用された。このドラマのエンディングで新垣結衣、星野源をはじめとするドラマの出演者が今作に合わせて踊る “恋ダンス” が、視聴者を中心に大ブームとなり、楽曲の売れ行きを強力に後押しした。ドラマの初回放送日(2016/10/11)に配信スタートした今作は、初日に大ヒット中のRADWIMPS「前前前世」を上回り1位を獲得すると、翌年の2017/1/12に宇多田ヒカルの「光 (Ray Of Hope MIX)」に記録を止められるまで、94日連続で1位を獲得した。初日から94日連続1位は、当サイトで記録を取り始めた2013年以降の最長記録であり、従来の最長記録だった松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の同50日連続(2014/3/19〜2014/5/7)の約2倍にも及ぶ “超” 大記録である。最後に1位を獲得した同年2/7までに通算1位獲得日数を111日に伸ばし、従来の最長である松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~(日本語歌)」の通算70日を大幅に上回る記録となった。トップ10入りは初日から2017/2/22まで134日間続き、同年2/23に11位に落ちて連続記録がストップしたが、同年4/1の時点でトップ10外はその1日のみであり、登場172日中171日でトップ10入りを記録している。「恋」が2年連続で年間ヒット曲に名を連ねることは間違いなく、今や、国民的ヒット曲と言える存在となっている。
▼8位…どうぶつビスケッツ×PPP 「ようこそジャパリパークへ」
(アルバム: ようこそジャパリパークへ -TVアニメ「けものフレンズ」オープニング主題歌- – Single)
0時:4 → 1時:4 → 2時:5 → 3時:4 → 4時:4 → 5時:4 → 6時:5 → 7時:5 → 8時:4 → 9時:5 → 10時:5 → 11時:6 → 12時:6 → 13時:6 → 14時:6 → 15時:6 → 16時:6 → 17時:6 → 18時:6 → 19時:6 → 20時:6 → 21時:6 → 22時:6 → 23時:8
| 指数: 2873 | 累積: 156797 |
■ 「ようこそジャパリパークへ」は、アニメ「けものフレンズ」の登場キャラクターたちが歌っている、同アニメのOPテーマである。登場初日(2017/2/8)のチャートで、アニメの高評判を証明するかのごとく3位にランクインすると、その後、記録的なロングセラーとなった。アニメの最終回が放送された同年3/29のチャートでは急上昇を見せ、トップ10に返り咲き。巨大な反響は最終回の放映後も長く続き、同年4/2のチャートで最高位記録に並ぶ3位まで再浮上した。さらに、アニメの巨大な人気を受けて「ミュージックステーション」での生放送が決まり、「ミュージックステーション」が放送された同年4/14のチャートで2位を記録し、登場10週目・アニメ放送終了後という条件ながら最高位を更新する、異例のチャート推移となった。深夜帯アニメは、多くの場合、初回の人気・注目度がピークとなるようだが、「けものフレンズ」の場合はキャラクターが発する「すごーい!」「たーのしー!」などの単純ながら中毒性のあるフレーズで進む会話によって出来上がった「IQが溶ける」と言われるほどのゆるい雰囲気が受けたことと、徐々に明らかになるシリアスな背景・設定に関する考察が話題となり、回を追うごとに注目度が高まっていき、放送終了後も大きな人気と話題性を保っている。今作は、このようなアニメの人気の高まりに追従するような形で売れ続けている。
9位…アリアナ・グランデ、ジョン・レジェンド 「美女と野獣」
(アルバム: 美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック<英語版>)
0時:8 → 1時:7 → 2時:7 → 3時:7 → 4時:7 → 5時:7 → 6時:7 → 7時:8 → 8時:9 → 9時:9 → 10時:9 → 11時:9 → 12時:9 → 13時:9 → 14時:9 → 15時:9 → 16時:10 → 17時:10 → 18時:10 → 19時:7 → 20時:7 → 21時:8 → 22時:8 → 23時:9
| 指数: 2323 | 累積: 39898 |
■ 「美女と野獣」は、ディズニー長編アニメーション映画「美女と野獣」の実写版映画の主題歌で、アニメ版主題歌の「ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣」をアリアナ・グランデとジョン・レジェンドがカバーした楽曲である。登場初日(2017/2/03)からしばらくの間はトップ20を推移し、その後、一時100位外に順位を落としたが、同年3月〜4月にかけてチャートを上昇し、同年4/7のチャートで初のトップ10入りを記録した。日本では同年4/21に映画の公開が予定されており、映画の公開を受けてさらに大きなヒットを記録する可能性がある。
▼10位…GLAY 「the other end of the globe」
(アルバム: the other end of the globe – Single)
0時:5 → 1時:5 → 2時:4 → 3時:5 → 4時:5 → 5時:5 → 6時:4 → 7時:4 → 8時:5 → 9時:6 → 10時:6 → 11時:5 → 12時:5 → 13時:5 → 14時:5 → 15時:5 → 16時:5 → 17時:5 → 18時:7 → 19時:10 → 20時:10 → 21時:10 → 22時:10 → 23時:10
| 指数: 3072 | 累積: 9100 |
■ 「the other end of the globe」は、GLAYの配信シングルで、TBS系ドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」の主題歌に起用されている。登場初日(2017/4/17)のチャートでは4位に登場。前月にリリースされた「XYZ」(6位)を上回る好スタートとなった。
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