17/10/02付　オリジナルiTunes週間トップソング50

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今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。

最新のチャートで1位を獲得したのは、なんと昨年発売の安室奈美恵「Hero」であり、昨年8/22付以来、1年1ヶ月ぶりの1位返り咲きとなった。さらに「Hero」は先週の200位圏外から突如の返り咲きであり、当チャートにおいて200位圏外からの返り咲き1位は、史上初の記録である。また「Hero」は今週で登場47週目であり、ONE OK ROCKの「Wherever You Are」が44週目で1位を獲得した記録を上回る、ロングラン1位記録となった。

さらに、2位以下にも安室奈美恵の作品が突如、大量にランクインした。2位は1996年発売の「Don’t wanna cry」が同じく200位圏外からの浮上でランクイン。安室奈美恵の作品が当チャートの1位・2位を独占するのは史上初の記録であり、また、200位圏外からの浮上による1位・2位独占もいわずもがな史上初の記録である。

さらに5位も安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」、6位には「Love Story」、7位には「Just You and I」、10位にも「Baby Don’t Cry」がランクインし、安室奈美恵の楽曲が6作同時トップ10入りを記録した。また、スーパー・モンキーズ時代の楽曲もランクインし、トップ200全体では安室奈美恵の関連作品が32作同時ランクインという、とてつもない現象が見られた。

この現象の要因は、9/20に安室奈美恵が1年後の9月に芸能界を引退すると発表したためである。この発表と、発表に関連した報道には非常に巨大な反響があり、安室奈美恵の楽曲が相次いでチャートを急上昇する現象が発生したのである。以下の結果を見ても分かるように、引退を惜しむ多くのファンの想いが強く反映されているのは間違いない。

巨大な火が付いた安室奈美恵の勢いには、先週まで1位を独走していたDAOKO×米津玄師「打上花火」も勝てず、連続1位は5週でストップとなった。また、新譜のAAA「LIFE」が4位、乃木坂46の「いつかできるから今日できる」が8位に初登場した。

また、下位ではRADWIMPS「前前前世」(2016年発売)の当チャートにおける指数が100万ptを突破し、星野源「恋」(2016年発売)以来、史上2作目の記録となった。「前前前世」は、映画「君の名は。」のBlu-rayが発売されたことをきっかけに再度売れ行きが増し、ついに大台突破に至った。「前前前世」の大ヒットは、誰も疑いようのない記録と言えるだろう。
なお、次に100万ptに届きそうなのは、現在までに約97万ptを記録している秦基博の「ひまわりの約束」(2014年)であり、次はこちらの推移にも注目していきたいところである。

その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は、以下の通りとなった。

<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。

・1位〜25位

集計期間: 2017/09/18付 〜 2017/09/24付

26位〜50位　:　翌週　:　前週

26位〜50位　:　翌週　:　前週

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