今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。
最新の週間トップソングで1位を獲得したのは、登場2週目の米津玄師「Lemon」であり、初登場から2週連続の1位獲得となった。「Lemon」は、TBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌に起用されており、前週は当チャート史上2位のスタートを記録していた。登場2週目で指数が10万ptを超えたが、このペースは過去に年間上位入りした作品に共通するものであり、早くも大ヒットへの期待が止まらない。
2位には、ONE OK ROCKの「Change」がランクイン。登場2週目の「Change」は、先週の4位から2ランクアップと浮上し、最高位を更新した。「Change」は、本田技研工業「ONE OK ROCK×HondaJet Go, Vantage Point.」CMソングに起用されており、CMの影響を受け、売れやすい状況と見られる。ONE OK ROCKとしては、2016年に売れた「Wherever You Are」以来のヒットとなるかが、注目点と言える。
3位には、Aimerの「Ref:rain」が初登場した。「Ref:rain」は、アニメ「恋は雨上がりのように」EDテーマに起用されている。昨年以来、Aimerへの注目度は高まり続けており、今年、更なる飛躍を遂げるかどうか、目が離せない存在である。
4位には、菅田将暉の「さよならエレジー」がランクイン。「さよならエレジー」は今週で登場8週目であり、先週の2位から2ランクダウンであるが、粘り強い推移が続いている。2月に入り、日本テレビ系日曜ドラマ「トドメの接吻(キス)」の主題歌に起用されていることと、MVが公開されたこと、さらにCDシングル発売と話題が重なり、初登場時の勢いを上回る成績を記録している。
5位には、SEKAI NO OWARIの「サザンカ」がランクイン。登場4週目の「サザンカ」は、先週の3位から2ランクダウン。NHK総合他「ピョンチャンオリンピック・パラリンピック」(平昌五輪)放送テーマソングに起用されており、オリンピックでの日本人選手の活躍が史上最高に達している背景も後押しとなり、ヒットを記録している。
6位には、Mr.Childrenの「here comes my love」がランクイン。「here comes my love」は今週で登場6週目であり、先週の5位から1ランクダウンであるが、これで6週連続のトップ10入りと粘り強い。ドラマ「隣の家族は青く見える」の主題歌に起用されていることもあり、このドラマの影響を受け、ヒットを記録している。
7位には、Suchmosの「808」がランクイン。登場2週目の「808」は、先週の6位から1ランクダウン。「808」は、本田技研工業のコンパクトSUV「VEZEL」のCMソングに起用されている。スマッシュヒットした「STAY TUNE」と同じCMタイアップであり、同作品に続くヒットが期待されている。
8位には、安室奈美恵の「Hope(from BEST AL「Finally」)」がランクイン。登場3週目の「Hope」は、先週の7位から1ランクダウン。「Hope」は、安室奈美恵のベストアルバム「Finally」(2017/11/8発売)収録曲で、アニメ「ONE PIECE」主題歌に起用されている。既にベスト盤が200万枚売れた後のリリースであるため、音楽配信での単曲のヒットは難しいとの見方がある中であるが、上位滞在が続いており、本楽曲への支持の大きさを証明していると言える。
9位には、E-girlsの「Pain, pain」がランクイン。登場2週目の「Pain, pain」は、先週の9位をキープしている。「Pain, pain」は、ドラマ「きみが心に棲みついた」主題歌に起用されており、ドラマの影響で上位キープとなっているようだ。
10位には、ヒュー・ジャックマン, Keala Settle, ザック・エフロン, Zendaya & The Greatest Showman Ensembleの「The Greatest Show」がランクイン。「The Greatest Show」は今週で登場7週目であるが、今週、先週の28位から18ランクアップで、ついに初のトップ10入りを記録した。 「The Greatest Show」は、ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の劇中歌であり、1月初旬の発売以来、徐々に注目度を上げていたが、この2週間で大きく飛躍した。また、同映画の主題歌「This Is Me」も先週の21位から12位に順位を上げており、今後「グレイテスト・ショーマン」の2作品が音楽シーンの台風の目に成長する可能性がありそうだ。
その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は、以下の通りとなった。
<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。
・1位〜25位
集計期間: 2018/02/19付 〜 2018/02/25付
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