18/02/26付 オリジナルiTunes週間トップソング50

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今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。

最新の週間トップソングで1位を獲得したのは、TBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌に起用されている、米津玄師の「Lemon」である。米津玄師の1位獲得は「orion」「ピースサイン」「灰色と青」(いずれも2017年)に続き4作目。また、指数はなんと88,439ptの高水準となり、過去の米津玄師の楽曲と比較しても2万pt以上高いスタート。この「Lemon」の88,439ptは、当チャートでは2015/11/30付のback number「クリスマスソング」(初動111,035pt)に次ぐ歴代2位の高記録となった (※歴代3位は2015/8/31付の家入レオ「君がくれた夏」が記録した87,328ptである)。この高動向により、米津玄師の今作が年間を代表するヒット曲の座を射止めることは間違いなさそうである。

2位には、菅田将暉の「さよならエレジー」がランクイン。「さよならエレジー」は今週で登場7週目であるが、先週の5位から3ランクアップとなり、今作の最高位記録をさらに塗り替えた。今週までの推移が42位→6位→8位→11位→17位→5位→2位という推移で、今週の指数31,528ptが、週間では発売以来の最高記録である。今作は日本テレビ系日曜ドラマ「トドメの接吻(キス)」の主題歌に起用されており、このドラマの影響でロングセラーとなっており、先々週からMV解禁の反響から売れ行きを伸ばしていた。この勢いで3月前半にかけてもヒットを記録する可能性があり、要注目の存在である。

3位には、SEKAI NO OWARIの「サザンカ」がランクイン。登場3週目の「サザンカ」は、先週の3位をキープしている。NHKの「ピョンチャンオリンピック・パラリンピック」(平昌五輪)放送テーマソングに起用されており、オリンピックの影響でヒットを記録していることは言うまでもない。オリンピック期間では、日本人選手の活躍によるオリンピックへの注目度の高まりが、強い追い風となっているようだ。

4位には、ONE OK ROCKの「Change」が初登場。本田技研工業「ONE OK ROCK×HondaJet Go, Vantage Point.」CMソングに起用されている。毎日のトップソングで「Taking Off」以来約1年5ヶ月ぶりの1位を獲得した話題作であり、今後の推移にも要注目と言えるだろう。

5位には、Mr.Childrenの「here comes my love」がランクイン。「here comes my love」は先週まで4週連続の1位であったが、今週、米津玄師の登場によりついに陥落となった。ドラマ「隣の家族は青く見える」の主題歌に起用されており、ドラマの影響でロングセラーとなっている。指数は18万ptを超え、今年リリースされた作品の中では筆頭を走っている。

6位には、Suchmosの「808」が初登場した。本田技研工業のコンパクトSUV「VEZEL」のCMソングに起用されているが、これは以前ヒットした「STAY TUNE」と同じCMタイアップである。累積20万ptを超えた「STAY TUNE」と同様に、好調な売れ行きを記録する可能性がある。

7位には、安室奈美恵の「Hope(from BEST AL「Finally」)」がランクイン。登場2週目の「Hope(from BEST AL「Finally」)」は、先週が登場1日分の集計で20位だったが、今週、13ランクアップと順位を上げ、初のトップ10入りを記録した。「Hope」は、安室奈美恵のベストアルバム「Finally」(2017/11/8発売)収録曲で、アニメ「ONE PIECE」主題歌にな起用されている。ベスト盤発売から3ヶ月後の配信スタートであるため、「Hero」などのような大きなヒットは期待できないかもしれないが、この条件下で7位にランクインできるのは、さすが安室奈美恵といったところである。

8位には、RYUJI IMAICHIの「Angel」が初登場した。「Angel」は、三代目 J Soul Brothers・今市隆二のソロシングル曲である。先月リリースされた「ONE DAY」に続く好スタートを記録した。

9位には、E-girlsの「Pain, pain」が初登場した。「Pain, pain」は、ドラマ「きみが心に棲みついた」主題歌に起用されている。こちらもドラマの影響によるヒットに期待したいところである。

10位には、絢香&三浦大知の「ハートアップ」が初登場した。絢香と三浦大知のコラボレーションが大きな話題となっていることに加えて、今作が東京地下鉄「東京メトロ」CMソングに起用されていることもあり、注目度が高い。ロングセラーに発展するかどうかという観点でも、注目の作品である。

その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は、以下の通りとなった。

<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキングオリジナルiTunes週間トップソングとして発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。

 

・1位〜25位

集計期間: 2018/02/12付 〜 2018/02/18付

26位〜50位 : 翌週 : 前週

今週 先週 タイトル 今週
指数
累積
指数
登場
回数
アーティスト
1 Lemon 88,439 88,439 1
米津玄師
2 5 さよならエレジー 31,528 121,492 7
菅田 将暉
3 3 サザンカ 28,638 77,117 3
SEKAI NO OWARI
4 Change 28,622 28,622 1
ONE OK ROCK
5 1 here comes my love 27,203 184,917 5
Mr.Children
6 808 26,014 26,014 1
Suchmos
7 20 Hope(from BEST AL「Finally」) 24,087 32,022 2
安室奈美恵
8 Angel 21,488 21,488 1
RYUJI IMAICHI
9 Pain, pain 21,176 21,176 1
E-girls
10 ハートアップ 19,664 19,664 1
絢香&三浦大知
11 Love two you 17,586 17,586 1
二階堂大和 (CV.白井悠介)
12 WiSH VOYAGE 13,970 13,970 1
IDOLiSH7
13 8 奇跡 13,322 40,874 6
シェネル
14 ワルキューレは裏切らない 11,477 11,477 1
ワルキューレ
15 2 POP TEAM EPIC 11,229 74,664 3
上坂すみれ
16 ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ! 10,510 10,510 1
ハロー、ハッピーワールド!
17 10 瞬き 9,224 242,026 9
back number
18 ふめつのこころ 9,216 9,216 1
tofubeats
19 君はロックを聴かない 8,227 21,281 11
あいみょん
20 157 明日への手紙(ドラマバージョン) 7,646 213,465 27
手嶌葵
21 114 This Is Me 7,189 12,163 5
Keala Settle & The Greatest Showman Ensemble
22 愛を伝えたいだとか 6,960 12,682 5
あいみょん
23 言わないけどね。 6,802 6,802 1
大原ゆい子
24 ずっと、ふたりで 6,505 162,475 17
家入レオ
25 23 灰色と青 ( + 菅田将暉 ) 6,275 338,248 19
米津玄師

26位〜50位 : 翌週 : 前週

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