個人的主観での推測ですが、最も効果が期待できるのはレミオロメン・Kの2組だと思われます。「1リットルの涙」挿入歌の次に主題歌を持ってくるという、狙いすぎとも呼べる演出はドラマ効果を引き立ててくれることでしょう。それに元々この2組をテレビで見る機会は他のアーティストに比べ少なく、ましてや「最近売れている『レミオロメン』がどんなグループなのか」と気になってテレビの前で構えていた人も結構な人数いるかと思います。
次に良い効果が期待できるのは大トリを務めたB’zでしょう。数多く地上波の音楽番組を目にしている自分ですが、最近B’zがテレビ番組中で「いつかのメリークリスマス」を歌っているところを目にした記憶はありません。珍しさに、季節柄も重なってアルバムセールスが良い方向に傾くような気がします。最近発売のベストの売り上げ上昇はもちろんのこと、以前に発売されたバラードベストが圏外から復活してくる可能性もあります。
観客の反応が直前の浜崎の時と正反対なほどの盛り上がりでしたｗ
その他、AI・修二と彰（以上シングルに対し）・倖田來未（ベスト盤）の売り上げUPが期待されます。
(今年度自分が選んだお気に入り曲ランク1位のAI「Story」、15万枚売れたといってもそれほど長くオリコンの上位に入っていた訳でもなく、中ほどの順位(50位～20位程度)で停滞して売れていたため、おそらくまだ耳にしたことのない人が多かったはずです。これから紅白にも出場しますし、この曲の知名度は間違いなく上がり、良いなと感じてくれる人は増えるでしょう。年頭にかけて本格的なブレイクが期待されます。)
来週にはアルバムの発売を控える浜崎。シングル「Bold&Delicious」はそのせいで売れなかったとする見方もあるようですが、自分は宇多田の「passion」同様、曲が悪すぎるから売れなかったと思っています。
(過去にも述べた事ですが、宇多田も同様に曲の悪さ以外に売れない決定的な理由が見当たらないですし。ファンでないライト層の購買は、決まってCDを買うファンと違い、曲の雰囲気に左右されやすいから。)
テレビで見ていましたが、観客の反応には思わず失笑してしまうほど。一瞬写った観客席側の映像は、下を向きながら眠そうに手を叩く女性。それにテレビで見ると改めて、この曲が本人がサビであまり歌わないコーラス主体な曲であることが分かります。特に「浜崎あゆみ」の歌声に重きを置いてこれまで楽曲を味わっていた人にとっては期待はずれな曲なわけです。ライト層がこの曲を見せられて、来週のアルバムを喜んで買いたくなるかどうかというとあまりにも微妙。前作シングルの大コケから言っても、アルバムの大コケは目に見えており、100万枚突破の可能性はかなり少ないと見ています。中島美嘉の「BEST」以下の初動の可能性もあります。
さてこれらの予想は当たるのか…ではなく、明日以降どうチャート上が変化するか注目したいところです。
