■ 若者を中心に、徐々に支持を拡大
back numberは2012年にドラマ「高校入試」のテーマソング「青い春」がヒットしたが、以降は目立ったヒット曲がなく、後続の「高嶺の花子さん」「fish」「繋いだ手から」はいずれも初動5,000〜7,000ptと、伸びは見られなかった。
back numberの人気をここまで押し上げた理由は、実は新曲ではなく、長年ロングセラーを記録してきた「花束」の威力が大きかった。以前紹介したように、若者の間で「花束」の歌詞の通りにLINEを送りあう遊びが流行し、従来のファン以外の層が、徐々に楽曲、そしてback number自体へと興味を向けていったのである。
参考
・back number「花束」が配信で再ブレイク ユーザの間で「歌詞画」「歌詞プリ」「歌詞LINE」が流行
■ 初週は「繋いだ手から」の6.4倍を記録
前作「繋いだ手から」のリリース後も、back numberは前作よりもむしろ「花束」の威力でファン層を拡大し続けたと言えるが、今作「ヒロイン」で、ついに「花束」「青い春」に次ぐヒット曲を誕生させようとしている。「ヒロイン」の初週の指数は、前作「繋いだ手から」の約6.4倍となり、積み上げてきた人気が非常に大きな規模になっていることが裏付けられている。
いよいよ、back numberは本格的に飛躍の時を迎えていると言える。まずは、今作「ヒロイン」が今後どこまでロングセラーとなり、指数を積み上げるかが注目点である。その後は次作以降の継続的なヒットを成し遂げられるかにも要注目となりそうだ。
関連記事
・15/02/02付 オリジナルiTunes週間トップソング50
・SEKAI NO OWARI、週間トップ20に7作同時ランクイン!アルバム収録曲も登場
※「オリジナルiTunes週間トップソング」とは?
iTunesの毎時の順位データ、ネット上の反応を参考に当サイトが独自に算出する「指数」を1週間分集計し、順位付けしたオリジナル週間ランキングです。「数字を公開」「トップ50まで公開」「前週順位」「登場回数」「累積指数」の要素により、音楽配信のヒットをこれまでと比べ物にならないほど分かりやすく把握できます。
当サイトでは2013年以降のランキングを一挙公開しており、過去のヒットの動向も手に取るように分かります。スマートフォンでも見やすい「オリジナルiTunes週間トップソング」をぜひ御覧ください。