18/01/15付 オリジナルiTunes週間トップソング50

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今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。

最新の週間トップソングは、昨年末の「NHK紅白歌合戦」の影響で売れ行きを伸ばした作品が上位を占め、紅白効果の大きさを象徴するチャートとなっている。1位を獲得したのは、今年9月の引退前では最後の紅白出演となった安室奈美恵が歌った「Hero」で、先週の23位から22ランクアップの急上昇となった。「Hero」は今週で登場62週目であるが、この「62週目で1位獲得」は、昨年10/2付で自らが記録した47週目をさらに上回るロングラン1位記録となった。また「Hero」は、①2016年の発売当初(オリンピック期間)、②2017年の引退発表時、③最後の紅白出演後の2018年始、の異なる3度のタイミングで1位を獲得しているが、当チャートでこのように長い期間を空けての1位獲得を複数回達成した作品は、「Hero」が唯一である。改めて、安室奈美恵の巨大な人気と、引退を惜しむファンが非常に多いことを示す結果だったと言えるだろう。

2位には、back numberの「瞬き」がランクイン。登場3週目の「瞬き」は、先週の1位から1ランクダウン。映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」主題歌に起用されている影響で、年またぎのヒットが期待されている作品であるが、さすがに年末年始は紅白組と比較して注目が小さくなったようだ。それでも2位を守ったのは、元旦に放送された「COUNT DOWN TVスペシャル!年越しプレミアライブ2017→2018」(TBS系)への出演の影響が大きかったようだ。この出演により、安室奈美恵以外の紅白組からの逆転を阻止し、そのまま週末まで勢いを保っていた。

3位には、宇多田ヒカルの「あなた」がランクイン。「あなた」は今週で登場5週目であり、先週の2位から1ランクダウンであるが、こちらも安室奈美恵以外の紅白組からの追撃を振り切っている。「あなた」も、映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」主題歌、ソニー「ノイキャン・ワイヤレス」CMソングに起用されている影響で、年またぎのヒットが期待されている。今後もしばらくの間は、上位で粘る可能性大の作品である。

4位からのメンツは大きく様変わりし、紅白効果で売れ行きを伸ばした作品が並んでいる。4位は、平井堅の「ノンフィクション」で、先週の9位から5ランクアップ。さらに5位には、SHISHAMOの「明日も」が先週の17位から12ランクアップし、初登場(昨年2/20付)の7位を上回り、自己最高位を更新した。7位には、メンバーが倒れるほどのパフォーマンスが話題となった欅坂46の「不協和音」が、先週の93位から86ランクアップの急上昇で返り咲いた。8位には、WANIMAの「ともに」が先週の15位から7ランクアップ。9位には、三浦大知の「EXCITE」が先週の18位から9ランクアップ。そして、10位には竹原ピストルの「よー、そこの若いの」が先週の40位から30ランクアップでランクインし、2015年の発売以来初となるトップ10入りを記録した。11位以下にも、紅白効果で売れ行きを伸ばした作品が多数浮上している。

また、紅白組に割って入る形であるが、6位にはPANDORA feat.Beverlyの「Be The One」が初登場した。「Be The One」は、小室哲哉と浅倉大介によるユニット・PANDORAと、女性シンガー・Beverlyのコラボレーション曲で、テレビ朝日系「仮面ライダービルド」の主題歌に起用されている。PANDORAにとっては初の楽曲でいきなりのトップ10入りと好調なスタートとなった。また、Beverlyにとっては昨年の「I need your love」に続くヒットが期待される。

さらに、今週のチャートでは映画「君の名は。」の主題歌4曲が再浮上した。再浮上は、1/3に地上波のテレビでは初めて、映画「君の名は。」が放送されたことがきっかけとなっている。11位にはRADWIMPSの「なんでもないや」が先週の126位から急上昇。「前前前世」も108位→24位。さらに「スパークル」「夢灯籠」は200位圏外からの返り咲きとなった。

その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は、以下の通りとなった。

<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキングオリジナルiTunes週間トップソングとして発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。

 

・1位〜25位

集計期間: 2018/01/01付 〜 2018/01/07付

26位〜50位 : 翌週 : 前週

今週 先週 タイトル 今週
指数
累積
指数
登場
回数
アーティスト
1 23 Hero 24,322 557,017 62
安室奈美恵
2 1 瞬き 20,819 122,065 3
back number
3 2 あなた 17,526 195,487 5
宇多田ヒカル
4 9 ノンフィクション 14,621 373,774 30
平井 堅
5 17 明日も 13,147 135,757 42
SHISHAMO
6 Be The One 12,926 12,926 1
PANDORA feat.Beverly
7 93 不協和音 12,746 102,702 30
欅坂46
8 15 ともに 11,861 278,303 69
WANIMA
9 18 EXCITE 10,835 180,505 51
三浦大知
10 40 よー、そこの若いの 10,741 39,183 23
竹原ピストル
11 126 なんでもないや (movie ver.) 10,349 725,234 72
RADWIMPS
12 26 インフルエンサー 10,081 80,495 36
乃木坂46
13 22 Family Song 8,884 296,734 21
星野源
14 49 今宵の月のように 8,161 24,339 17
エレファントカシマシ
15 4 打上花火 8,111 625,643 22
DAOKO×米津玄師
16 24 TT -Japanese ver.- 6,803 82,258 28
TWICE
17 57 目抜き通り 6,800 152,211 24
椎名林檎とトータス松本
18 16 風に吹かれても 6,646 132,967 11
欅坂46
19 スパークル (movie ver.) 6,558 421,660 60
RADWIMPS
20 50 RAIN 5,997 335,047 29
SEKAI NO OWARI
21 10 Jupiter 5,807 105,599 6
Little Glee Monster
22 19 渡月橋 ~君 想ふ~ 5,226 335,034 38
倉木麻衣
23 38 5,033 1,111,796 65
星野源
24 108 前前前世 (movie ver.) 4,898 1,023,725 76
RADWIMPS
25 11 灰色と青 ( + 菅田将暉 ) 4,821 277,309 13
米津玄師

26位〜50位 : 翌週 : 前週

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