18/04/30付　オリジナルiTunes週間トップソング50

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今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。

最新の週間トップソングで1位を獲得したのは、またしても米津玄師の「Lemon」で、ついに初登場から10週連続1位を獲得した。10週連続の1位獲得は、星野源「恋」以来の記録であり、当チャートでは松たか子「レット・イット・ゴー」に並ぶ史上2位タイの連続1位記録となった。今作は、昨年から続く米津玄師の人気爆発に加え、TBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌に起用されたことをきっかけにして大ヒットが始まり、今月に入っても順位を落とさず、ロングセラーが続いている。次週は単独での史上2位・11週連続1位の記録がかかる。

2位には、西野カナの「アイラブユー」が初登場した。「アイラブユー」は、西野カナの33rdシングル表題曲で、東宝配給映画「となりの怪物くん」主題歌に起用されている。トップソングで「Have a nice day」(2016/7/13)以来、1年9ヶ月ぶりに初日1位を記録する好スタートで、5万pt近くを叩き出したが、米津玄師の勢いには惜しくも届かなかった。ただ、今作は西野カナにとって久々の大きなヒットとなる可能性があり、要注目だろう。

3位には、乃木坂46の「シンクロニシティ」が初登場した。「シンクロニシティ」は、乃木坂46の20thシングル表題曲で、はるやま商事「春イチバンになれ。篇」CMソングに起用されているもの。CDシングルのヒットが期待されるが、楽曲も好スタートとなった。iTunesでは常に欅坂46>乃木坂46という状況であったが、今作でその状況が変わるのかどうかにも、注目していきたいところである。

4位には、福山雅治の「零 -ZERO-」がランクイン。登場3週目の「零 -ZERO-」は、先週の2位から2ランクダウン。「零 -ZERO-」は、福山雅治の配信限定シングル曲で、映画「名探偵コナン ゼロの執行人」主題歌に起用されている。トップソングで「何度でも花が咲くように私を生きよう」(2015/3/25)以来約3年1ヶ月ぶりに1位を獲得した今作だが、週間でも好成績が続いている。また「名探偵コナン」の映画主題歌としても、昨年の倉木麻衣「渡月橋」に続く連続ヒットであり、同タイアップの影響力が大きいことを証明している。

7位には、ONE OK ROCKの「Change」がランクイン。「Change」は今週で登場10週目であるが、先週の7位をキープし、好調が続いている。「本田技研工業「ONE OK ROCK×HondaJet Go, Vantage Point.」CMソングに起用されており、CMを通じて耳にする人が引き続き多く、ロングセラーとなっている。

8位には、星野源の「ドラえもん」がランクイン。「ドラえもん」は今週で登場8週目で、今週は先週の3位から5ランクダウンと大きく順位を落としたが、トップ10を守っている。映画「ドラえもん のび太の宝島」主題歌に起用されている今作は、特定のアニメにフォーカスした楽曲でありながらも、映画のヒットをきっかけに幅広い層から支持を集め、ヒットを続けている。これからゴールデンウィークに突入するため、再び映画を通じたヒットを拡大させてもおかしくないだろう。

9位には、藍井エイルの「流星」が初登場した。「流星」は、藍井エイルの14thシングル表題曲で、アニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」OPテーマに起用されている。休養期間を明けてのリリースは、全くブランクを感じさせない好スタートである。なお、リリースが4/22だったため、集計期間はわずか1日であり、1日でトップ10入りを決めた形である。そして、次週はもっと順位を上げてくるだろう。

さて、5位〜6位、10位には新譜が初登場した。5位にはRYUJI IMAICHIの「Alter Ego」が初登場。また、6位にはBOYS AND MENの「進化理論」、10位には、女王蜂の「HALF」が初登場した。このうちBOYS AND MENの「進化理論」は、iTunesでの予約者がTwitterに予約画面のキャプチャを投稿すると、抽選でプレゼントが当たるという企画を用意していた。iTunesでこのような商法を展開する例はまだ少ないが、今後、増えていくのだろうと想像した時、皆様はどう思われるだろうか。

その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は、以下の通りとなった。

<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。

・1位〜25位

集計期間: 2018/04/16付 〜 2018/04/22付

26位〜50位　:　翌週　:　前週

26位〜50位　:　翌週　:　前週

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