18/05/07付 オリジナルiTunes週間トップソング50

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今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。

最新のチャートでは、宇多田ヒカルの「Play A Love Song」が1位を獲得し、ついに米津玄師「Lemon」の連続1位記録に終止符が打たれた。「Lemon」は初登場から先週まで10週連続1位を獲得し、松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~」に並ぶ、当チャート史上2番目に長い連続1位記録を作った。

米津玄師の連続1位記録を止めた宇多田ヒカルの「Play A Love Song」は、配信限定シングル曲で、サントリー「南アルプススパークリング」CMソングに起用されている。「大空で抱きしめて」「Forevermore」「あなた」に続き、4作連続での1位獲得となり、指数も初動で6万pt超と、さすがの勢いを見せている。今作も大きなヒットが期待できるだろう。

米津玄師の「Lemon」は、ついに2位に後退となった。「Lemon」は今週で登場11週目。今作は、昨年から続く米津玄師の人気爆発に加え、TBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌に起用されたことをきっかけにして大ヒットが始まり、4月に入ってもロングセラーが続いていた。1位記録は途切れてしまったが、今週も5万ptを超える高い指数を記録しており、累積では早くも60万ptを突破した。60万ptは年間トップクラスのヒット曲が記録する数値である。

3位には、藍井エイルの「流星」がランクイン。登場2週目の「流星」は、先週の9位から6ランクアップとなり、最高位を更新した。「流星」は、藍井エイルの14thシングル表題曲で、アニメ「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」OPテーマに起用されている。休養明けの復帰作としても大きな話題を集めており、今作の好調は、藍井エイルの人気の大きさを改めて証明している。

4位には、乃木坂46の「シンクロニシティ」がランクイン。登場2週目の「シンクロニシティ」は、先週の3位から1ランクダウン。「シンクロニシティ」は、乃木坂46の20thシングル表題曲で、はるやま商事「春イチバンになれ。篇」CMソングに起用されており、CMを通じても支持を獲得している。なお、「シンクロニシティ」は先週の初登場3位が当チャートにおける自己最高位記録であり、指数は今週までに自身4番目に高い数値を記録している。(最高記録は「インフルエンサー」の92,371pt)

5位には、福山雅治の「零 -ZERO-」がランクイン。登場4週目の「零 -ZERO-」は、先週の4位から1ランクダウン。「零 -ZERO-」は、映画「名探偵コナン ゼロの執行人」主題歌に起用されており、映画を通じて支持を獲得している。コナン映画のタイアップ曲としては、昨年の倉木麻衣「渡月橋」に続くヒットとなっている。指数は10万ptを超えており、「何度でも花が咲くように私を生きよう」以来の高記録である。

6位には、Sumikaの「フィクション」が初登場した。「フィクション」は、ロックバンド・sumikaの楽曲で、アニメ「ヲタクに恋は難しい」のOPテーマに起用され、話題を呼んでいる作品だ。今作は、前作「Lovers」の最高200位から爆発的な躍進を遂げ、デビュー以来初のトップ10入りとなった。

7位には、back numberの「瞬き」がランクイン。「瞬き」は今週で登場19週目であるが、先週の14位から7ランクアップと復調し、トップ10返り咲きとなった。同年4/20頃からYouTuber・オサムの動画で某ネットゲームのプレイヤー同士がボイスチャット上で本楽曲を歌う動画が注目され、この動画への反響の余波で浮上したと見られている。ドラマやCMの影響で楽曲の売れ行きが伸びることはよくあるが、YouTuberの動画をきっかけに大きく売れ行きを伸ばした楽曲はまだ数少なく、稀有な例となったようだ。

8位には、西野カナの「アイラブユー」がランクイン。登場2週目の「アイラブユー」は、先週の2位から6ランクダウン。東宝配給映画「となりの怪物くん」主題歌に起用されており、映画の影響で好調な推移を記録している。

9位には、いとうかなこの「ファティマ」が初登場した。いとうかなこの楽曲が当チャートでトップ10入りするのは初の記録である。これまでは「あなたの選んだこの時を」の17位(2013/5/6付)が最高だった。

10位には、ONE OK ROCKの「Change」がランクイン。「Change」は今週で登場11週目であり、先週の7位から3ランクダウンであるが、今週もトップ10を守っている。「本田技研工業「ONE OK ROCK×HondaJet Go, Vantage Point.」CMソングに起用されており、CMを通じて耳にする人が引き続き多く、ロングセラーとなっている。

また、突然の死去報道への反響で売れ行きを伸ばしていたアヴィーチーの「Wake Me Up」が先週の41位からさらに浮上して14位を記録し、発売以来の最高位を更新した。これまでは、2016/8/29付の24位が最高であり、死後にして、初のトップ20入りとなった。

その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は、以下の通りとなった。

<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキングオリジナルiTunes週間トップソングとして発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。

 

・1位〜25位

集計期間: 2018/04/23付 〜 2018/04/29付

26位〜50位 : 翌週 : 前週

今週 先週 タイトル 今週
指数
累積
指数
登場
回数
アーティスト
1 Play A Love Song 65,622 65,622 1
宇多田ヒカル
2 1 Lemon 55,363 645,195 11
米津玄師
3 9 流星 36,520 51,672 2
藍井エイル
4 3 シンクロニシティ 28,908 66,428 2
乃木坂46
5 4 零 -ZERO- 27,612 129,016 4
福山雅治
6 フィクション 21,440 21,440 1
Sumika
7 14 瞬き 20,516 325,674 19
back number
8 2 アイラブユー 15,725 64,563 2
西野 カナ
9 ファティマ 11,545 11,545 1
いとうかなこ
10 7 Change 11,106 268,861 11
ONE OK ROCK
11 8 ドラえもん 10,524 283,657 9
星野源
12 16 No Tears Left to Cry 10,442 19,314 2
アリアナ・グランデ
13 10 HALF 9,211 24,348 2
女王蜂
14 41 Wake Me Up 8,812 138,290 118
アヴィーチー
15 17 ピースサイン 7,306 447,527 45
米津玄師
16 19 ノーダウト 6,968 23,628 3
Official髭男dism
17 Binary Star 6,557 6,557 1
SawanoHiroyuki[nZk]:Uru
18 24 アイネクライネ 6,513 304,216 141
米津玄師
19 102 私の心はチョココロネ 5,922 6,939 2
Poppin’Party
20 11 Take Me Under 5,860 20,228 2
MAN WITH A MISSION
21 Wake Me Up 5,774 5,774 1
TWICE
22 21 灰色と青 ( + 菅田将暉 ) 5,548 440,463 29
米津玄師
23 15 Winding Road 5,490 15,856 2
MAN WITH A MISSION
24 13 What is Love? 5,302 49,688 3
TWICE
25 20 Against 5,285 13,601 2
乃木坂46

26位〜50位 : 翌週 : 前週

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