カタールのドーハで29日に行われたサッカー・アジアカップの決勝戦。日本はオーストラリアとの対戦を、延長戦の激闘の末、1-0で下して勝利。深夜の日本列島は、勝利を決めた瞬間から歓喜の渦に包まれた。
日本が勝利を決めた直後、会場で流れた楽曲がtwitterを中心に大きな話題を呼んだ。その “勝利の歌” は、JAM Projectの「VICTORY」であった。
JAM Projectは、これまでにパワフルな曲調のアニソン作品を数多くリリースしてきた、影山ヒロノブを中心とする音楽グループである。その中で「VICTORY」は、PS2用ゲーム「スーパーロボット大戦MX」のオープニングテーマとして、2004年にリリースされた作品である。
アジアカップで優勝を果たし、日本中が歓喜に湧く中、会場で唐突に「VICTORY」が流れ、全力を尽くして勝利をもぎとった代表選手たちを祝福した。実はこの曲、韓国戦でも勝利後に流れていた。
twitter上では、この “勝利のBGM” の情報を求めるつぶやきが殺到した。また「VICTORY」を知っているユーザからは「なぜJAMが流れてる」「もはや日本勝利の定番曲か」「日本代表の公式応援ソングに」など、絶大な反響があった(下図)。
「JAM VICTORY」のtwitterでの言及数グラフ
(Googleのタイムライン検索より)
このことについて、読売新聞の記事には、現在カタール大使を務めている門司健次郎氏がJAM Projectのツアーに参戦した過去があることや、その大使が「楽曲を見つけてきたのは、主宰者であるAFCアジアサッカー連盟の担当者」と述べたことが記されている。
また、JAM Projectの公式ページでは、会場で「VICTORY」が流れたことについて、「とても光栄に思っています」とのコメントが掲載された(下図)。
■ 李忠成選手が決勝ゴール! サッカーアジアカップ2011
29日のサッカーアジアカップ決勝戦では、0-0で迎えた延長後半4分、長友佑都選手の左からのクロスを、李忠成選手が左足で正確に捉え、鮮やかなボレーシュートで先制を決めた。これが決勝点となり、日本は1-0でオーストラリアを下し、2大会ぶり4度目のアジアカップ制覇を果たした。
Twitterでのリアルタイムな反響
・Jam victory – Google 検索 (タイムライン検索ページへ)
関連サイト
・NEWS|JAM Project OFFICIAL SITE
・サッカーで流れたJAMの歌 (from 読売新聞)
・竹達彩奈、サッカーアジア杯であの曲が流れたことに気づく (from おた☆スケ)
・もう2度とない?李忠成「来た瞬間 トラップしたらダメだと思った」 (from スポニチアネックス)
VICTORY | |
![]() |
JAM Project
ランティス 2004-04-21 |
はじめまして。JAMファンです。ツイッターから来ました。
こちらの記事もまたJAMファンの間でリツイートされ広まっています。
大げさかもしれませんが、今回の事は、政治でも武力でもなく、歌が、世界をつなげたように思います。
JAM Projectはメディアへの露出はあまり多くはなく、
知名度が高いとはいえません。
でも、結成から10年コツコツと音楽活動を続け、世界をライヴでまわり、
常に、私たちファンと共に歩んでくれました。
その地道な活動が、世界のJAMファンの心にもしっかりと根付き、
今回このような結果となって現れたのだと思います。
そして今回の事を、メディアの方々は温かく取り上げ、記事にしてくださいま
した。
JAMファンの1人として、本当に感謝しています。
ありがとうございました