今週のオリコンは首位が決まりきっているのであまり連日状況をお伝えする事もないでしょう。まあ、シングルはZARDがやや不振気味、時給800円の思わぬ大不振など見所はあります。
アルバムこそ首位は初日で決まったも同然。
倖田來未は早くも2枚目のベストアルバムをリリースし、人気を不動のものにしようとしている。現にオリコンデイリーでは初日からロケットスタートを決めたようで、初動は70万枚付近かと自分は読んでいます。
その倖田來未の売り方を見ていると、昔の小室ファミリー的な売り方にやや似ている気がする。倖田の場合は毎週新しい作品をチャートに送り込む事で、見事12週連続チャート上に自らの名を載せることに成功した。小室の場合はプロデュースするシングルが続々ヒット、TRFなんかはミリオンシングルがまだトップ10内にランクインしている間に次のシングルを送り込んできたりと、こちらは「一方が消える頃に次を送り込む」という手法でうまく成功してきたように思える。
ただ、そういう立て続けのリリースを行うと、アーティスト自体の売り上げが高水準を維持できる「期間」というものはやっぱり短くなっていく気がする。つまり「飽きられる」のも早いということ。TRFのシングルは全盛期の1年半後にはもうミリオンセラーから遠ざかっていたぐらい、売り上げ低迷に陥るまでの期間が短かったように思える。
倖田來未の人気に火が付いたのはまだ去年の事。ベスト第1弾は見事に100万枚を突破し、レコード大賞も受賞して名実と共に今JPOP界の頂点にいると言っても過言ではないほど。この間の12曲を収録したベスト盤は先日早くもリリースしてしまったので、あとはこれからも人気を保っていけるかというのが焦点。
年末まで持つのか、3枚目のベスト盤が出るのか、というのも気になるところ。2005年の話題を掻っ攫った、レイザーラモンHGと倖田來未という2人で比較すれば、どっちが先に消えるだろうか…
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