2006年のオリコン年間チャート集計期間のシングルに焦点を置き、1週間ごとに振り返っていく企画です。
第2回は05.11.30週。とあるベテランアーティストがこの週大きく初動売り上げを落とした。果たして何が起こったのか。
この週に週間1位を獲得したのは、浜崎あゆみ「Bold&Delicious／Pride」だった。ただ初動がなんと10万枚を割れ8.3万枚となり、前作に比べて半分以下に落ちてしまったのだ。avex関連商品に対しては9月末から拡大した「のまネコ騒動」により不買運動が広がっており、まさにその影響を受けたとも言える。そして、2位の修二と彰「青春アミーゴ」とは約1400枚差、3位のレミオロメン「粉雪」まで入れても2200枚差という僅差による接戦だった。
そもそも浜崎あゆみがデイリー首位となったのは火曜付すなわち初日だけだった。次の日にはaiko「スター」に首位を明け渡しており、aikoがシングルデイリー首位になるという普段あまり見られない現象が起こった週でもあった。
デイリー首位の動き
火: 浜崎あゆみ
水: aiko
木、金: レミオロメン
土、日: 修二と彰
レミオロメン「粉雪」はこの週で累積売り上げが25万枚を突破。全く勢いが衰える事を知らない状態だった。K「Only Human」も引き続き好調で2週連続トップ10入りを果たした。また、この週8位に入った高橋瞳「青空のナミダ」はデイリー初登場5位スタート。前作「evergreen」が週間20位外だったのに対してアニメ「BLOOD+」主題歌に起用された効果で奇跡の復活を遂げ、初動は4.4万枚となった。これもタイアップとなったアニメの人気の高さを示した結果であったと言える。
週間首位
浜崎あゆみ「Bold & Delicious／Pride」…初動8.3万枚
主な出来事
・浜崎あゆみが1日でデイリー首位の座から陥落
・aikoが水曜付でデイリー首位を獲得
・高橋瞳、奇跡の復活
