2006年のオリコン年間チャート集計期間のシングルに焦点を置き、1週間ごとに振り返っていく企画です。
第15回は06.03.08発売週。
あの大物アーティストがこの週復活をかけシングルをリリース。そして思わぬ伏兵がチャートを賑わせた。
この週首位を獲得したのは、浜崎あゆみ「Startin’／Born To Be…」だった。浜崎あゆみは前回の初動が10万枚を割れる大不振となっており、トリノ五輪タイアップ曲を含めた両A面シングルで巻き返しを図った。結果は初動11.6万枚と前作に比べて復調したと言えた。しかし、以前の安定期に比べると落ち込みは否定できず、最近好調の倖田來未と比較し見劣りする結果となった。
浜崎あゆみは同発のメンツ的にも一週間デイリー首位を守れないと危ないのではないかという見方が発売前は多かった。結果的に一週間デイリー首位を守りきったけれども、この週2位に初登場した湘南乃風「純恋歌」の好推移にはひやひやさせられたのではないだろうか。湘南乃風は一週間デイリー2位を守りきり、前回の初動1.3万枚を大きく上回る4.2万枚を記録。これはノンタイアップでの快挙だった。
その他この週の隠れた名曲だったLead「バージンブルー」が9位に登場。デイリー初登場4位→日曜付35位の急落動向は相変わらずだった。
また、解散したZONEのメンバー・MAIKOを加えてデビューしたMARIAのシングル「小さな詩」が10位にランクイン。ファンは忘れていなかったと言える結果となった。
週間首位
浜崎あゆみ「Startin’／Born To Be…」…初動11.6万枚
主な出来事
・浜崎あゆみが復調して週間首位獲得。
・湘南乃風が前作から売り上げ大幅アップでの2位獲得。
・MARIAがデビューシングルでトップ10入り。
