プレイバック2006年:(第18回)06.03.29週シングルチャート

LINEで送る
Pocket

2006年のオリコン年間チャート集計期間のシングルに焦点を置き、1週間ごとに振り返っていく企画です。

第18回は06.03.29発売週。
KAT-TUNのビッグヒットを敬遠したのか、新譜の数が激減。しかしそのKAT-TUNはとんでもないサプライズをもたらす結果に…


首位を獲得したのは2週連続となるKAT-TUN「Real Face」だった。

KAT-TUNは前週に70万枚を超える初動をマーク、2週でミリオンだと誰もが疑わなかった。しかし初日のデイリーチャートで状況は一変する。なんと初日から清木場俊介「人間じゃろうが!/さよならの唄…」に敗れたのだ。

「前週70万枚越えのKAT-TUNが、前作初動が3.4万枚の清木場に初日敗れる」
このまさかのサプライズにオリコン閲覧者の間に激震が走った。そしてさらに、夜9時発表された速報が事態をさらに混乱させる結果となる。それが問題のこの速報である。

 記録的なデビューを果たしたばかりのKAT-TUN。シングル「Real Face」は、依然として快調な売上を記録、2週連続トップに立つ可能性が出てきた。それだけでなく2週目にして早くもミリオンセラーに達する勢いである。デビューシングルによる100万枚突破は、2001年のCHEMISTRY「PIECES OF A DREAM」以来4年10ヵ月ぶりのこと。また2週間で達成となると、前代未聞の大記録となる。

http://www.oricon.co.jp/news/ranking/16974/

問題なのは「2週目にして早くもミリオンセラーに達する勢いである」という言葉だ。これが「前週75.4万枚を売り上げたKAT-TUNが、今週24.6万枚以上売り上げる勢い」と読み替えられるのは明らかである。7日間同じ勢いで売ったとしても1日3.5万枚ペースということだ。これにより、そのKAT-TUNに初日勝利した清木場の確変を、誰もが予想することとなったのだ。

しかし結果が出てみれば、首位となったKAT-TUNの週間売上はなんと8.7万枚。KAT-TUNは2週連続首位という快挙を成し遂げながらも、売上減少率88.44%というとんでもない不名誉記録を作り出してしまったのだ。
それだけではない。初日KAT-TUNに勝ちながら、3位に入った清木場も初動2.9万枚と前作割れだったのだ。KAT-TUNの毎日の売上げ実数が分かれば、グラフにしてブログに載せたかったほどのサプライズとなった。

4位にはNDSソフト「テイルズ オブ ザ テンペスト」の主題歌のmisono「VS」がランクイン。発売間際にソフトの発売延期が発表された影響もあってか、売上げが伸び悩んだ。

6位にはBerryz工房「ジリリ キテル」がランクイン。「スッペシャル ジェネレ~ション」の7位を抜き、自己最高位を更新した。

週間首位
KAT-TUN「Real Face」…週間売上8.7万枚

主な出来事
・清木場俊介がデイリー初日でKAT-TUNを下す。
・KAT-TUNが2週連続首位も、売上げ減少率88.44%。


この記事をご覧の方には、以下の記事もおすすめです