来週のシングル、ひぐらし&絶望先生がチャート上位に大波乱をもたらす?

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風の詩を聴かせて来週のシングルチャートの動向を占います。

来週首位獲得が最有力となっているのは、桑田佳祐「風の詩を聴かせて」である。夏にピッタリのナンバーとあり前評判も上々で、初動も10万枚前後を期待することができるだろう。
その他、来週から10月末まではアニメ勢がチャートの中心に入る週が続く。来週は、アニメイト効果に悩まされる長期期間のスタート地点とも言える。


首位獲得候補
桑田佳祐「風の詩を聴かせて」

・前作「明日晴れるかな」…初登場1位、初動16.8万枚
・映画「Life 天国で君に逢えたら」主題歌
・au by KDDI「LISMO!」CMソング

auタイアップに加え映画主題歌と、タイアップは最強部類である。売上も桑田の得意とする夏という季節に乗っかり前作並の数字が出る可能性すらあると言える。悪くとも10万枚は欲しいところだ。
ただ、auタイアップでは最近アンジェラ・アキが不振に陥ったりといい話題は少ない。そこのところが唯一の不安要素ではある。

新譜2番手
aiko「星のない世界/横顔」
・前作「シアワセ」…初登場2位、初動7.0万枚
・ドラマ「ホタルノヒカリ」主題歌収録
・NDSソフト「FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES Ring of Fates」イメージソング

aikoは初動7万枚以上をコンスタントに出し安定感をアピールすることで有名である。今作でも例外なく初動で7万枚前後を売り上げてくる可能性が高い。両A面ということも一つ大きな要因となるだろうか。

アニメイト効果警戒
島みやえい子「奈落の花」
・前作「ひぐらしのなく頃に」…初登場18位、初動1.0万枚
・参考:彩音「嘆きノ森」…初登場30位、初動5429枚
・アニメ「ひぐらしのなく頃に解」OPテーマ
・ニコニコ動画(RC)推定影響投稿数…498件

「ひぐらし」の人気の高さを甘く見てはならない。確かにアニソン界でもアニメ界でも「らき☆すた」に対する注目度の高さで他の作品の話題が埋もれがちであるが、このひぐらしもまた相当な人気を誇っているのである。昨年のアニメから、ゲームなどの発売を経て、この1年でどれほど人気を高めることができたのかの一つのバロメーターとなるだろう。
売上的に初動2万枚前後を期待してもしすぎではないと言える。

同警戒
大槻ケンヂと絶望少女達「人として軸がぶれている」
・アニメ「さよなら絶望先生」OPテーマ
・ニコニコ動画(RC)推定影響投稿数…786件

こちらはニコニコ動画での投稿数だけで見ればひぐらしを圧倒している。MAD動画も多く、それだけ注目度が高いと受け取っていいだろう。ちなみにニコニコ動画ではアニメ初回の動画がいきなりマイリスト登録・再生数で1位に輝くなど、アニメ自体が放映前から大きく期待されていたことは間違いない。そのOPがどこまで売り上げを伸ばすかに期待が集まる。
こちらも初動2万枚前後を期待してもしすぎではないと言える。初日次第では、無論トップ10入りも狙っていけるはずだ。


その他

中島美嘉「LIFE」
・前作「素直なまま」…初登場18位、初動8682枚
・ドラマ「ライフ」主題歌

前作はアルバムと同時発売だったために初動は大きく伸び悩んだ。ちなみにその前の「見えない星」は初動3.1万枚を記録している。
しかしタイアップとなっているドラマ「ライフ」の視聴率は23時台にもかかわらず10%~11%と高い。タイアップ効果は「ハケン」並に高いと見られ
、今作では「見えない星」の初動をさらに上回って4万枚前後の初動を出してくる可能性もあるだろう。曲の評判もドラマの評判も高く、アニメ勢以外では今週一番動向に期待が持てる作品だ。

銀杏BOYZ「あいどんわなだい」
・参考:敏感少年隊「サウンドオブ下北沢」…初登場26位、初動3827枚
・参考(アルバム)「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」…初動3.8万枚
・参考(アルバム)「DOOR」…初動3.8万枚

ゴイステ活動休止から銀杏のアルバムリリースまで相当な時間があったが、アルバム2枚同時発売でこれだけの初動が出たことを忘れてはならない。今作はシングルではあるが2万枚から3万枚の初動を売り上げてくる可能性もあるだろう。
あとは最近台湾でまたも下半身を露出して取り調べを受けたという報道が影響しなければいいが、ミネタを知るファンはその程度では離れないだろう。

水樹奈々「MASSIVE WONDERS」
・前作「SECRET AMBITION」…初登場2位、初動3.9万枚
・アニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」OPテーマ
・ニコニコ動画(RC)推定影響投稿数…740件

最近同アニメのEDを担当している田村ゆかりが初動を落としたことが不安要素の一つである。しかし「前作は売れすぎた」という見方も多い。これまでの安定ラインであった2.5万枚を売り上げれば問題ないとすることもできる。

東京事変「キラーチューン」
・前作「OSKA」…初登場2位、初動3.7万枚
2ヶ月連続リリースの第2弾。ただ今度は9月に発売を控えたアルバムの前哨戦ということもあり、先行シングルと捉えることもできる。そうなると初動が前作を割れこむという事態も想定されるだろう。
上位入りへの道はそう平坦なものではないと言える。

anNina「対象 a」
・アニメ「ひぐらしのなく頃に解」EDテーマ
・ニコニコ動画(RC)推定影響投稿数…418件

ニコニコ動画の投稿数などから判断すると、今のところ注目度は島みやの半分程度というところである。
それでも20位以内に入ってくる可能性が高く、来週は本当にアニソン旋風となりそうだ。しかし来週驚いているようだと次の週以降はチャートを直視できなくなる。

吉井和哉「シュレッダー」
・前作「Shine and Eternity」…初登場6位、初動2.1万枚
こちらも東京事変と同じく2ヶ月連続リリースの第2弾。さらには東京事変よりも早くアルバム発売が控えている。初動減の度合い如何ではトップ10入りも危ういと言えるだろう。

the brilliant green「Stand by me」
・前作「I’M SO SORRY BABY」…初登場15位、初動7350枚
・参考(前回活動再開時):「Forever to me ~終わりなき悲しみ~」…初登場10位、初動2.7万枚
・ドラマ「探偵学園Q」EDテーマ

ブリグリ第3章の始点とも言える今作は、OPのFLOWが初動2.3万枚を記録したドラマ「探偵学園Q」のEDテーマである。
ブリグリが再度活動休止した当時はやはり初動が減少傾向にあり、人気の低下は否めなかった。今回は再々度の活動再開であり、新規一転しこれまでのファン層を取り戻すことに加え、新規獲得も望まれる。ハードルは高くなるが、やはりFLOW並の2万枚前後の初動を期待したい。

酒井法子「世界中の誰よりきっと」
24時間テレビの効果などで少しは売れることを期待したい作品である。

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