オリコンシングルデイリーチャート火曜付では新譜が登場。初日のデイリーチャートで初登場1位を獲得したのは、TBS系の北京オリンピック中継テーマソングとなっている、SMAP「この瞬間(とき)、きっと夢じゃない」だった。
五輪では日本選手が連日活躍しており、盛り上がりは増している。しかしながらこのSMAPの初日の指数は、前作とさほど変わらないスタートとなった。
SMAP vs サザン2週目・売上推移予測
SMAPの今作は、TBS系の北京オリンピック中継のテーマソング。ただ、ここまで柔道や水泳で好成績が合いついている中で、TBS系ではあまり五輪中継が行われていない。放映権の問題だが、ここまでで比べるとNHKやフジテレビに比べて、その量はかなり劣る。
前作はドラマの主題歌だった。さらに忘れてはいけないのが、ホワイトデーに合わせて「サマンサ・タバサ」とのコラボレーション盤を発売していたこと。このおかげで、金曜付からは本来にはない粘りを見せた。今作ではタイアップ面の違いを相殺して考えても、そうした粘りが殆ど見られない可能性が高い。初日のスタートが前作と同様になった以上は、前作の初動を下回る可能性が高いことになる。
これにより、SMAPは今作でも初動10万枚割れの危機に直面することになった。もしSMAPが初動10万枚を割れることになると、93年発売の「$10」の初動9.3万枚(初登場5位)以来15年ぶりの低水準となる。
さらにSMAPは、下のサザンの動きも多少は気にしなければならない。サザンオールスターズが予測以上に粘り、土日でライブ効果によって大きく売上を伸ばした場合は、SMAPの数字に大接近することも予想される。また、明日以降SMAPが予測を下回る売上推移を見せた場合には、自滅する形になる可能性もある。
初日のスタートから考えれば、週間1位獲得ですら楽勝の道のりではなさそう。今回は、順位・売上の両面で苦戦を強いられることになりそうだ。
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