「第63回NHK紅白歌合戦」放送後、iTunes Storeで一番売れたのはいきものがかり「風が吹いている」

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風が吹いている2012年の大晦日に放送された「第63回NHK紅白歌合戦」放送後、iTunes Storeで最も多くのDL数を記録した楽曲が、いきものがかり「風が吹いている」だったことが分かった。12/31~1/1にかけてのトップソングチャートの動向から判明した。

「風が吹いている」は紅組のトリで披露され、放送直後、1時間経たないうちに同チャートの1位に浮上していた。



 iTunes Storeでは、タイプごとに壁紙が貰えるなどの特典が存在する他サービスとは異なり、複数購入を奨励するような楽曲の購入特典が存在しない。特典効果で数字を底上げできず、ユーザにとって複数購入のメリットもないため、iTunes Storeのトップソングチャートはほぼ純粋にその楽曲目当てのDL数で決まっていると言える。このことから、iTunes Storeのトップソングチャートは、音楽業界の新たな流行の指標として、ネット上でオリコンランキングに次ぐ注目を集めている。

 そのトップソングチャートにおいて、「第63回NHK紅白歌合戦」放映後に1位を獲得したのは、いきものがかり「風が吹いている」だった。同作品はその後ずっと1位を守り続けている。次いで、ももいろクローバーZ 「サラバ、愛しき悲しみたちよ」、斉藤和義 「やさしくなりたい」、ゴールデンボンバー 「女々しくて」、西野カナ 「GO FOR IT!!」、コブクロ 「紙飛行機」の順で好反応を示し、いずれもトップソングチャートの上位につけている。

 12/31の19時から24時間で浮上度が最も大きかった作品は、ナオト・インティライミの「Brave」で、300位圏外から28位まで浮上した。これに次ぐ浮上を見せたのが、美輪明宏「ヨイトマケの唄」で、300位圏外から121位まで浮上。この他の急浮上は、SKE48「パレオはエメラルド」が300位圏外→204位、絢香「はじまりのとき」が155位→46位、石川さゆり「天城越え」が142位→69位などとなっている。

iTunes Storeトップソングチャート順位推移
(12/31 19時 → 1/1 19時)
**2位 → **1位:いきものがかり 「風が吹いている」
**4位 → **2位:ももいろクローバーZ 「サラバ、愛しき悲しみたちよ」
**9位 → **3位:斉藤和義 「やさしくなりたい」
**1位 → **4位:ゴールデンボンバー 「女々しくて」
*18位 → **5位:西野カナ 「GO FOR IT!!」
*17位 → **6位:コブクロ 「紙飛行機」
*63位 → **8位:HY 「いちばん近くに」
*12位 → **9位:きゃりーぱみゅぱみゅ 「ファッションモンスター」
*26位 → *10位:ももいろクローバーZ 「行くぜっ!怪盗少女」
*46位 → *14位:FUNKEY MONKEY BABYS 「サヨナラじゃない」
*22位 → *16位:三代目 J Soul Brothers 「花火」
*55位 → *22位:きゃりーぱみゅぱみゅ 「つけまつける」
—位 → *28位:ナオト・インティライミ 「Brave」
*39位 → *31位:AKB48 「ギンガムチェック」
*68位 → *36位:EXILE 「Rising Sun」
155位 → *46位:絢香 「はじまりのとき」
*89位 → *47位:YUI for 雨音薫 「Good-bye days」
*53位 → *49位:AKB48 「真夏のSounds good!」
122位 → *50位:プリンセス プリンセス 「DIAMONDS」
119位 → *58位:中島美嘉 「初恋」
115位 → *60位:AAA 「777~We can sing a song!~」
*85位 → *61位:AKB48 「UZA」
142位 → *69位:石川さゆり 「天城越え」
—位 → 121位:美輪明宏 「ヨイトマケの唄」
—位 → 204位:SKE48 「パレオはエメラルド」
※複数のアルバムで配信されている楽曲については、一番高い順位のものを掲載。

昨年の動向

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