iTunes配信トップ3、年明け6日で「紅白歌合戦」放送前の状態に戻る

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昨年大晦日の「NHK紅白歌合戦」放送後、紅白効果によって賑わいを見せたiTunesトップソングだが、放送から6日が経過した1/6の時点で、早くもトップ3が放送前の状態に戻っている。

1/6の時点で、1位にSPICY CHOCOLATE「ずっと feat.HAN-KUN & TEE」、2位にMUSH&Co.「明日も」、3位に小枝理子&小笠原秋「ちっぽけな愛のうた」が並んだが、これは昨年12/25のトップ3と同じ顔ぶれとなっている。

   iTunesトップソングの1位は、SPICY CHOCOLATE「ずっと feat.HAN-KUN & TEE」が不動の独走を続けているが、2位以下は「NHK紅白歌合戦」などの音楽番組の影響で大きく変動していた。紅白前に上位をキープしていたのが、映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の劇中歌であるMUSH&Co.「明日も」と小枝理子&小笠原秋「ちっぽけな愛のうた」であり、昨年12/25の時点では、これら2作品が2位・3位であった。

   その後、昨年12/27の「ミュージックステーション スーパーライブ」、12/30の「日本レコード大賞」、12/31の「NHK紅白歌合戦」放送を機に、iTunesトップソング2位以下のメンツは大きく様変わりしたが、年が明けて6日経つと、再びこの2作品が2位・3位に戻り、前述の音楽番組が放送される前の状態に戻ってしまった。

   ちなみに、昨年は1/6の時点でも、1位がももいろクローバーZ「サラバ、愛しき悲しみたちよ」、2位がゴールデンボンバー「女々しくて」、3位がいきものがかり「風が吹いている」で、全て「NHK紅白歌合戦」で披露された楽曲が占めていた。一昨年の12/25は1位が西野カナ「Happy Song」、2位が桜ヶ丘健司(CV:安元洋貴)「ゆりゆららららゆるゆり大事件」、3位がAI「ハピネス」であったため、1/6のメンツとは異なる。すなわち、昨年の同時期には、紅白効果で上がった楽曲が、紅白前に上位だった楽曲に再び席を譲るような事態は起きていなかったと言える。今年は少々状況が違うようだが、(1)今年1/6のトップ3に挙がった作品への支持が非常に大きい、あるいは(2)紅白効果が例年に比べて弱い、といった理由が考えられそうだ。

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