Perfumeが2作連続の快進撃!「FLASH」「TOKYO GIRL」のチャート推移比較

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2017年に入り、早2ヶ月が過ぎた。「前前前世」「PPAP」「恋」の3大ブームが峠を越し、次のヒット曲は何かと言われる中で、Perfumeの「TOKYO GIRL」が支持を集め、今年のヒット曲として名を残す存在になろうとしている。Perfumeは、昨年も「FLASH」が映画「ちはやふる」の主題歌に起用されたことをきっかけにヒットを記録しており、今回の「TOKYO GIRL」で2作連続 (2年連続) で大きな支持を獲得している状況である。

iTunes総合チャートで「TOKYO GIRL」は初日3位で、しばらくの間2位止まりが続いていたが、登場25日目(3/4)のチャートでついに初の1位を獲得した。初日から1位だった「FLASH」とは少々売れ方が異なっている。

「FLASH」「TOKYO GIRL」のiTunesトップソング(総合チャート)順位推移比較

(縦軸:順位、横軸:日数)

「FLASH」は、タイアップ映画の「ちはやふる」が映画公開前から話題になっていたことにより、序盤からロケットスタートできたと考えられる。さらに、同映画が前編と後編に分かれていたため、一度順位を落としてから、再浮上する場面があった。「FLASH」は2度に渡って1位に返り咲き、2ヶ月以上に渡るロングセラーを記録している。

「TOKYO GIRL」は、「FLASH」よりスロースタート気味の順位から、タイアップドラマ「東京タラレバ娘」の視聴者を少しずつ取り込み、支持を拡大しているようだ。同ドラマの視聴率は、ここまで10%台前半ではあるものの、安定した推移を記録している。離れないタイアップドラマの視聴者を中心に、少しずつ楽曲の支持を増やし、4週目で初の1位を獲得。この勢いで、このままロングセラーへの道を進もうかといったところである。

音楽配信のように、イベントや特典に頼ることのできないフィールドにおいて、2作連続でヒットを記録することは容易ではない。iTunes総合チャートの結果を追っていれば、安定政権を築くことの難しさはすぐに分かる。そんなフィールドにおいて、Perfumeは、条件も売れ方も異なっているとは言え、2作連続でヒットを生み出している。彼女らの人気の大きさ・底力といったものを、再認識させられる結果である。

 

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