今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。
最新のチャートで1位を獲得したのは、先週に引き続き、星野源の「恋」だった。「恋」の1位獲得は初登場から5週連続となる。「SUN」(2016年5月発売)以来、約1年5ヶ月ぶりに発売された今作は、星野源自身が出演するTBSテレビ系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌に起用されており、ドラマの好調は毎週のように伝えられている。このドラマのエンディングで新垣結衣、星野源をはじめとするドラマの出演者が「恋」に合わせて踊る “恋ダンス” がブーム化し、YouTubeの動画再生回数もかなりのハイペースで増え続けており、楽曲の売れ行きを後押ししていると考えられる。
このようなブームの中で、「恋」は毎日のトップソングで初日から34日連続1位を記録し、SPICY CHOCOLATE「ずっと」が記録した32日連続(2013/12/15〜2014/01/15)を上回り、松たか子「レット・イット・ゴー」の50日連続(2014/03/19〜2014/05/07)に次ぐ大記録に至っている。これから年末にかけて「恋」の連続1位記録がどこまで伸び、年間でどれほどの高順位にランクインするのかが注目点と言えるだろう。
RADWIMPSの「前前前世」は引き続き2位を守っており、発売からの累積指数は60万ptを突破した。当チャート上の指数は桐谷健太の「海の声」を上回っており、この成績を考えれば年間上位入りは確実と言える状況であり、1位なのか、2位なのか、3位なのか、というハイレベルな位置になるだろう。
RADWIMPSは今週も4位に「なんでもないや」がランクイン。「スパークル」「夢灯籠」がトップ10外に落ち、RADWIMPSの同時トップ10入りは2作まで縮小している。若干ではあるが「君の名は。」ブームが落ち着いたように見えるが、まだまだ映画の興行収入は1位であり、今後も「前前前世」は上位に残り続けそうである。
3位には、三代目 J Soul Brothersの「Welcome to TOKYO」がランクイン。シングルのリリースは1年ぶりというブランクになったが、この1年で人気が落ちたわけではなく、むしろ「HiGH&LOW」などを機に人気が拡大している様子も見えるほどであり、今作も昨年と変わらぬ上位入りを達成している。
7位には、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」第11話の挿入歌「想いよひとつになれ」がランクインした。アニメの人気の大きさは「ラブライブ!」の旧シリーズから引き続いている。
9位には、女性からの熱い支持を受ける「アイドリッシュセブン」の登場キャラクターによる楽曲「LOVE&GAME」が初登場した。先週の「男子タルモノ!~MATSURI~」に続き、2週連続のトップ10入りである。来週リリースされる3作目の楽曲の成績にも、かなり期待できそうである。
その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は以下の通りとなった。
<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキング「オリジナルiTunes週間トップソング」として発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。
・1位〜25位
集計期間: 2016/11/07付 〜 2016/11/13付
NEXT → 最新の週間ランキング26位〜50位を発表!