18/01/01付 オリジナルiTunes週間トップソング50

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今週のオリジナル「iTunes週間トップソング」を発表します。

最新の週間トップソングで1位を獲得したのは、初登場したback numberの「瞬き」である。「瞬き」は、映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」主題歌に起用されていることでも話題の作品である。トップソングで配信開始から僅か8時間で1位を獲得するスタートを切り、「ハッピーエンド」以来となる大きなヒットへの期待が高まっている。

また、back numberは8位にも「クリスマスソング」がランクイン。「クリスマスソング」は先週の10位から2ランクアップと好調である。2017年もクリスマスが近づくにつれてチャートを浮上し、毎年CDシングルチャートを浮上することで知られる山下達郎の「クリスマス・イブ」のような推移を見せている。3年連続でヒットを記録していることを考えても、この楽曲がクリスマスソングの新定番として定着しているのは間違いないと言えるだろう。

2位には、登場3週目の宇多田ヒカル「あなた」がランクイン。back numberに1位を譲った形であるが、引き続き好調である。映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」主題歌と、ソニー「ノイキャン・ワイヤレス」CMソングのW起用により注目度が大きく、トップソングでは初日から13日連続1位を獲得するほどの高動向となっていた。今後、年が明けてもヒットが続く可能性が大きく、要注目の作品である。

3位には、1998年に発表されたスピッツの楽曲「楓」がランクインし、先週の2位から1ランクダウンであるが、引き続き好調となっている。女優・上白石萌歌が「キリン 午後の紅茶」CMでカバー曲を披露したことに対する反響が大きく、上位に定着し、完全にリバイバルヒットの様相となっている。2017年はリバイバルヒットが多かった年であったが、最後に「楓」もそのラインナップに加わった形であろう。

4位には、東方神起の「Reboot」が初登場した。フジテレビ系ドラマ「明日の約束」主題歌に起用されており、約2年半の活動休止から”再始動” (= Reboot) となる楽曲であり、発売前からファンの間から大きな注目が集まっていた楽曲である。CDシングルも上位を記録しており、CDと音楽配信の両方で大きな支持を獲得していることを特筆すべきであろう。

そして今週以降、最注目となりそうな作品が5位に登場した。その作品は、元SMAPの稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾の3名が “新しい地図” 名義でリリースした配信限定シングル曲「72」である。AbemaTVで2017年11月に放送された特別番組「稲垣・草なぎ・香取3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」のテーマソングに起用されていた今作は、集計最終日の12/24にリリースされ、その1日が2万ptを超える高記録(2017年の最高記録)となり、トップ10にランクインした。つまり、次週はさらに高い順位を記録する可能性大ということである。3人がジャニーズ時代にできなかった、インターネットを通じたオープンな活動に対する支持は大きく、今後も高記録が期待できるだろう。

6位のDAOKO×米津玄師「打上花火」は今週で登場20週目であるが、先週の6位をキープし、引き続き好調が続いている。「ミュージックステーション スーパーライブ」における披露が好影響をもたらしたようだ。映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌に起用された影響で大ヒットした今作は、指数が60万pt近くに達し、今年最高クラスのヒットを記録している。

7位には、アニメ「ラブライブ! サンシャイン!!」に登場するキャラクターによるユニット・Saint Aqours Snowの楽曲「Awaken the power」が初登場した。アニメ「ラブライブ! サンシャイン!!」第2期第9話の挿入歌に起用された楽曲である

9位には、1985年発売の荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」が先週の26位から17ランクアップし、当チャートで初のトップ10入りを記録した。大阪府立登美丘高校ダンス部が同曲に合わせて踊った「バブリー・ダンス」をきっかけに大ブレイクを起こした今作は、9月以降、じわじわと順位を上げていたが、今週はシングル「ダンシング・ヒーロー ジ・アーカイブス」の発売と「1周回って知らない話」(日本テレビ系)出演、さらに「ミュージックステーション スーパーライブ」(テレビ朝日系)出演を機にさらに注目度が上がり、今年最大のブレイクを起こしている。スピッツの「楓」の19年ぶりをさらに超える、32年ぶりのリバイバルヒットを記録している。
なお、48位にも「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)(アルバム「ディア・ポップシンガー」より)」がランクインしている。この2トラックはバージョンが異なるため、当チャートでは合算していないが、両トラックを合わせると、当チャートでは6位相当の成績となる。

10位には、登場4週目のLittle Glee Monster「Jupiter」がランクイン。先週の4位から6ランクダウンであるが、TBS日曜劇場「陸王」劇中歌に起用されている影響で引き続き注目度が高く、トップ10を守っている。「NHK紅白歌合戦」では今作を歌わないことが決まったため、今後の推移がどうなるか、気になるところである。

その他の作品の結果も含めた、最新の「オリジナルiTunes週間トップソング」1位〜50位の結果は、以下の通りとなった。

<ルール、順位推移の記録について>
・iTunesのトップソングにおける、毎日0時台〜23時台の各時刻の順位を10分間隔で記録し、順位推移を基準に、独自指標である「指数」を算出する (各日の指数は「iTunesトップソング」速報記事にて20位まで掲載される)。当ランキングにて使用する指数は、前述の速報記事で使用する数値と同一であり、補正は発生しない。
・「指数」は音楽の売れ行きを示す独自の指標であり、DL数とは関係ない数値である。指数はiTunesトップソングの順位が高いほど大きく、ランクイン日数、順位の浮上度、インターネット上の言及度などによって変動する。月曜日から日曜日までの指数の合計を当週間ランキングオリジナルiTunes週間トップソングとして発表する。週間ランキングと指数の詳細について「オリジナルiTunesトップソング紹介資料」に記載する。
・累積指数は2012/12/30以降の累積点である。
・アーティストとタイトルが完全一致する作品の指数を合算して発表する。
・当ランキングの順位は200位までを圏内として、当記事では50位までを公開する。200位未満の作品に順位はつかないが、指数をカウントし、累積指数に含む。

・1位〜25位

集計期間: 2017/12/18付 〜 2017/12/24付

26位〜50位 : 翌週 : 前週

今週 先週 タイトル 今週
指数
累積
指数
登場
回数
アーティスト
1 瞬き 60,354 60,354 1
back number
2 1 あなた 43,308 146,686 3
宇多田ヒカル
3 2 26,523 85,285 12
スピッツ
4 Reboot 25,659 25,659 1
東方神起
5 72 24,136 24,136 1
新しい地図
6 6 打上花火 18,329 595,976 20
DAOKO×米津玄師
7 Awaken the power 17,977 17,977 1
Saint Aqours Snow
8 10 クリスマスソング 17,457 636,882 78
back number
9 26 ダンシング・ヒーロー(Eat You Up) 16,616 56,785 14
荻野目洋子
10 4 Jupiter 13,488 87,871 4
Little Glee Monster
11 5 ヒューマン 12,750 164,452 9
WANIMA
12 おとなの掟 12,749 12,749 1
椎名林檎と松崎ナオ
13 ゆめなのであれば 12,720 12,720 1
back number
14 16 灰色と青 ( + 菅田将暉 ) 10,889 261,183 11
米津玄師
15 33 Palace 10,811 14,664 2
サム・スミス
16 21 渡月橋 ~君 想ふ~ 10,312 323,039 36
倉木麻衣
17 The Days 10,008 10,008 1
Nissy(西島隆弘)
18 18 クリスマス・イブ 9,636 60,358 6
山下達郎
19 24 ノンフィクション 9,265 346,525 28
平井 堅
20 ARTIST 8,894 8,894 1
back number
21 7 君氏危うくも近うよれ 8,471 21,204 2
A応P
22 FIRST CLASS XMAS feat. OMI 7,628 7,628 1
CRAZYBOY
23 3 Heart Shaker 7,425 28,042 2
TWICE
24 15 ともに 6,327 258,862 67
WANIMA
25 43 All I Want For Christmas Is You 6,092 79,901 34
マライア・キャリー

26位〜50位 : 翌週 : 前週

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