最新のオリコンデイリーランキングでは、Sexy Zoneの最新曲「男 never give up」が1位を独走しているが、その裏で2011年に発売されたデビュー曲「Sexy Zone」の売上枚数が密かに伸びている。
最新のランキングで「Sexy Zone」はなんと27位に復活。このように3年前のシングルが突然売上枚数を伸ばした理由には、多くのファンによる強い結束力があったようだ。
■ 「5人のSexy Zone」を求めるファンの思いが売上枚数に反映される
背景にはユニットの体制変更がある。今週リリースされた最新曲「男 never give up」では、表題曲に中島健人・菊池風磨・佐藤勝利の3名のみが参加し、松島聡とマリウス葉は参加していない。また、この体制変更は今作限りのものではなく、松島聡とマリウス葉は今後も別ユニットの活動が主になると発表されたため、多くのファンが動揺した。
この体制変更に対し、一部のファンが反発し、呼びかけを起こした。7月に体制変更が発表された当初から「新曲の不買」と「デビュー曲を新曲の発売日にオリコンデイリーに入れる」ことを目的にした運動が起こり始め、徐々に拡大した。運動を呼びかけるTwitterのつぶやきは1000リツイートを超え、多くのファンが賛同した。
この運動は実を結び、新曲の発売日のオリコンデイリーランキングで、デビュー曲の「Sexy Zone」は前日の圏外から27位に復活。3年前のシングルであるため、店舗に確保されていた在庫数が少なかったことなどを理由に、トップ10に行くほどの急上昇にはならなかったが、ファンの結束の大きさを見せつける形となった。
■ 過去には同様の運動で11位まで行った例も
Sexy Zoneの「Sexy Zone」は27位という結果だったが、過去には同様の呼びかけで11位まで復活した作品もある。
2009年には、SMAPの草なぎ剛を応援する目的でシングル「この瞬間、きっと夢じゃない」を一斉に購入する運動が起こった。この運動をきっかけに、同作品は2009/5/4付のデイリーランキングで前日の圏外から11位まで浮上した。SMAPの時は、1週間で最も上位の売上枚数が低くなる月曜日のランキングがターゲットとなり、SNSのmixiを中心に呼びかけが行われた。
Sexy Zoneの場合も、店舗に多くの在庫が確保されている状態で、運動のターゲットの日をSMAPの時と同様に絞り込めば、さらに高順位が狙えた可能性がある。「3人のSexy Zoneである限り不買する」などという過激な声も一部で聞こえるなど、元の体制に戻ることを願うファンの声は少なくない。このような背景の中で、再度運動が起きれば、さらに上位に飛び込む可能性があるだろう。
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Sexy Zone
ポニーキャニオン 2011-11-15 |
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