第98位 – nobodyknows+「エル・ミラドール ~展望台の歌~」

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第98位
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 まずエル・ミラドールとは何なのでしょうか。
 ファンの方でもこの曲のタイトルを目にし、一度は疑問を抱かれたことでしょう。正直自分も、「なんじゃこの意味不明なタイトルは!?」と思いました(笑)
調べてみると…

エル=ミラドールは、面積16km²に及んで、大きいけれどもあまり高くない基壇の上に築かれた三つの階段状ピラミッドの組み合わせが多数分布する遺跡である。

とありました。しかもマヤ文明の頃の物だとか。
 またこの「エル・ミラドール」とはスペイン語で「見晴し台」という意味があり、「展望台の歌」とサブタイトルをつけているのも分かります。


 曲のほうは、ラップ自体が複雑に聞こえるだけで、音のほうは実にシンプルな作りになっています。サビもそれ以外の部分も「ココロオドル」と同じような音で構成されていて、それよりも幾分軽さがあり物足りないように感じるかもしれませんが、その軽さによる展望台すら覗ける雲ひとつない青空、さらに曲のアップテンポさによる太陽の照りつけている暑苦しい様子が感じられます。サビのバックで流れる曲調はまさに「展望台から下の世界を見回す」といった感じでしょうか。
 歌詞のほうは、高みの見物をしてても始まらない今の日常・世の中・ライフスタイルなどを「無限のループ」とし、そこからの脱却を図ろうという物に思えます。いつも変わらぬ空の高さから見えるものは変わっただろうか、そんな疑問をこの「展望台から下界を見回すような」曲調に乗せています。

04年リリースの彼らのシングル曲「ココロオドル」が気に入っている人ならば、この曲はすんなりと受け入れられるはずです。同じようなノリでありツボにはまること間違いなしです。


「恵まれた環境 気づかねーフリ?
やりきれぬ日常ってここ日本
踊らされてんじゃねぇ踊ってんだ
やみくも生む なにくそだ」

試聴→
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Arch/AI/nobodyknows/sound/list1.html 

エル・ミラドール ~展望台の唄~
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