初めて聴いた時、幼さが残るサウンドだというのが第一印象でした。
しかしこの曲ではそれが逆によい効果を見せています。自分たちが卒業の季節までに、やり遂げてきたこと、がむしゃらになって頑張ってきた事など、色々な思いがこのメロディーには込められており、日が暮れかけて、窓枠や机の影だらけの空っぽの教室が頭に浮かんできます。
この曲が大人げある物だったならば、もしくはパンクっ気のない物だったらこのような効果や情景は味わえない。若い彼らの歌声と、そしてこの幼さの残るギターサウンドが最高にマッチして、ある意味ドラマチックな「卒業のうた」に仕上がっています。
曲の最後に向かうにつれて思いが高まるように作られているのもこの曲の特徴。これを聴いた方の中で、同じく卒業を迎えた人にとってはどこか懐かしく、心にジンと響く作品だったのではないでしょうか。
この曲を漢字二文字で表せば、それはまさに「青春」です。
「そして…
ずっとずっと 僕らの心に
思い出たちは 生きていくから
いつもの笑顔で 強く手を振るよ…
きっとサヨナラは はじまりだから」
試聴→http://www.toshiba-emi.co.jp/vmc/artist/hungry.htm
卒業のうた | |
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