「涼宮ハルヒの憂鬱」EDが週間結果発表後に順位を持ち直したワケ

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既に先週の結果が発表されたオリコンシングルチャート。集計週が切り替わったデイリーチャート月曜付の首位はORANGE RANGE「チャンピオーネ」がキープしている。これで1週間首位を守りきった事になるが、発表された先週一週間の売り上げすなわち初動は12.2万枚と、前作を大幅に下回っている。来週の売り上げがどこまで落ちるかが心配される。

2位以下は、2位につけている伊藤由奈が好調。映画「海猿」の効果は今のところ「他の旧譜の勢いよりは上」という程度ですが、既にロングヒットが視野に入っておりこれからしばらくは安定した週間売り上げが期待できそう。「ENDLESS STORY」の売り上げに迫れるか、今後の動向が気になる。

また、こちらもロングヒットに入りつつあるのかもしれない。
その作品とは先週土曜日にデイリーで最高2位を記録して大きな話題となった、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」EDである平野綾、茅原実里、後藤邑子「ハレ晴レユカイ」のこと。同作品については、日曜日までにオリコンの週間集計が締め切られるためその日の売り上げがピークとなり、「祭りのあと」状態となる月曜日以降は急落するものと考えていた。しかし今日発表されたデイリーチャートでは、前日の16位からなんと13位へ持ち直している。雰囲気的に日曜付で順位を上げるのが自然なのですが、日曜付では10位→16位と順位を下げていた。ならば祭りはまだ続いているのか?と考えるとそうではない。本拠地とも呼べる2chのニュー速VIP板では既に次の話題に切り替わっていた。では何故持ち直したのか。

その答えは簡単で、単にアニメ放映日の翌日(千葉・埼玉)というだけの理由でしょう。
アニメでもドラマでも歌番組でも、見た翌日に視聴者がCDを買いに行くというごく自然な流れ。しかしこの場合よく考えてみると、集計最終日だからと各所で相当宣伝していた日曜日の売り上げより、もう結果が出る月曜日(しかも平日)の売り上げの方が順位が高いというのは、言い換えればわずか30分というアニメの放映による影響力が集計最終日の盛り上がりの影響力を軽く上回っている」と言えるのではないだろうか。ちなみにこのアニメは全国ネットではなく、さらに各地によって放映日が異なっている。

「オリコン一位にするぞw」と煽ってもデイリー順位が下がったこともあった。が、アニメが放映された翌日はしっかりデイリー順位を上げてくる。どんな曲であれ、タイアップ番組が放映されるという事が一番の宣伝材料になるという事実は揺るがないということだろう。


ハレ晴レユカイ

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1 Response

  1. fuzzy より:

    はじめまして。
    >「わずか30分というアニメの放映による影響力が集計最終日の盛り上がりの影響力を軽く上回っている」と言えるのではないだろうか。
    いくつかの記事を見ると日曜日に在庫が払底していた店舗が目立ったようなので、月曜日に納品されて販売再開したことで売り上げが戻ったのではないでしょうか?
    ご存知のように物流の都合で日曜日の納品はあまりありませんので、土曜日~日曜日に店頭在庫がなくなった場合はこのような現象が起こりえます。
    裏付けを取られた上で記事を書かれていた場合はご容赦ください。