日本レコード大賞放送日移動と亀田興毅戦の怪しい判定の関係?

LINEで送る
Pocket

大晦日、紅白と並ぶ一大音楽番組として知られるTBS系列の「日本レコード大賞」の放送日が、大晦日から30日へと動く事が分かった。代わりに31日には「亀田ケンカ祭り」が放映されるとのこと。

 “浪速の闘拳”亀田興毅(19)=協栄=が「日本レコード大賞」をKOした。TBSは7月31日、今年大みそかの「日本レコード大賞」の放送日を12月30日に変更したと発表した。これにより年末に予定していた「亀田ケンカ祭り」が、大みそかに行われる可能性が高くなった。8月2日に興毅が世界王座を奪取すれば、大みそか「亀田ケンカ祭り」が初防衛戦になることが濃厚。“新視聴率男”が世界戦を前にして伝統の「レコ大」を吹っ飛ばし大みそかの顔となる。
 (中略)
 亀田陣営は、8月2日に興毅が世界王座を奪取することを前提として、年末に「亀田ケンカ祭り」を計画していた。当初から大みそか開催の案はあったが、試合の時間帯が「日本レコード大賞」とかち合うため一時、見送られていた。だが今回の放送枠の変更により、唯一のネックが解消。「亀田ケンカ祭り」開催への支障がなくなった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060801-00000028-dal-spo

その亀田興毅は昨夜行われた世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦でフアン・ランダエタ=ベネズエラに、1Rでダウン、11~12RではあわやKO負けというところまで追い込まれながらも非常に怪しい判定で勝利している。


 世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王座決定戦が2日、横浜市の横浜アリーナで行われ、同級2位、亀田興毅(19)=協栄=が、同級1位のフアン・ランダエタ(27)=ベネズエラ=に2―1の判定で勝ち、世界初挑戦でタイトル獲得に成功した。
 亀田は一回にダウンを奪われ、中盤盛り返したものの、終盤は足がもつれて押し込まれる苦しい展開。しかし微妙な判定で制した。
 19歳8カ月での王座奪取は、井岡弘樹(グリーンツダ)の18歳9カ月(ミニマム級)、ファイティング原田(笹崎)の19歳6カ月(フライ級)に次ぐ年少記録。日本選手として史上3人目の10代世界王者となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060802-00000103-mai-spo

この試合は本当に亀田興毅の負けを誰もが疑わない試合であった。試合は完全にランダエタのペースで、亀田が優勢だったのは6Rだけだったように思えた。現に試合終了時には観客からもどよめきが起こり、次のような意見も飛び交ったという。

 1万5000人で埋め尽くされた会場では、最終ラウンドが終わると、多くが判定結果を待たずに席を立ち、出口に向かって列をなした。亀田選手が新チャンピオンになったことを告げるアナウンスが流れると、歓声とともに「えーっ」という驚きの声が上がった。

 埼玉県春日部市の建築業、関根良行さん(28)は「負けていた試合。こういう結果は逆に残念で、亀田選手にとってもよくない」。
 東京都足立区の会社員、下川圭太さん(42)は「気が抜けた。前半のダウンを取り返そうと一生懸命やっていたのは分かるけど、5ポイントは負けていたと思う。結果を喜べない」と不満をあらわにしていた。

 川崎市の主婦(34)は「亀田選手が勝ったことをとやかく言われることになったらかわいそう。だけど私もなんだかすっきりしない」とけげんな表情を浮かべた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/battle/news/20060803k0000m040131000c.html

また、放送を最後まで見ていた視聴者なら誰もが気付いたはずの終了間際の画面下に表示された「10月亀田興毅オフィシャルDVD発売」というテロップ。これについて調べてみると、次のようなTSUTAYAのサイトが出てくる。
http://www.tsutaya.co.jp/movie/sp/kameda/index.html?gclid=CIqXnLGvwYYCFRNoDgodWRuFQw

そのページの真下にはこのような文字列を確認できた。

(C)TBS  発売元:TBS 販売元:TCエンタテインメント 販売協力:レントラックジャパン、BIG TIME ENTERTAINMENT

またサイトを見れば、8月2日(昨夜)の試合内容が収録される事は容易に確認できる。つまりTBSにとっては、DVDの販売促進の為に何としても亀田に勝ってもらわなければならなかった事になる。

TBSの「レコード大賞」視聴率は紅白と被っている事や、多くの人気歌手が出演しない事、明らかに適当でないアーティストが賞を獲得している事などもあり毎年低下の一途をたどり、昨年末の視聴率は10%だった。それを30日にずらし大物歌手の出演OKを狙うと共に、大晦日は亀田祭りで紅白に対抗。この内容が発表されたのは試合前日の8月1日というあまりに出来すぎた流れ。そして亀田祭りで対抗するためには、亀田人気を年末まで意地でも保たせなくてはならないだろう。昨夜の勝利というのはそのための絶好の起爆剤となるのではないだろうか…。

何にせよ、昨夜の判定は明らかに納得できないものだったことは間違いない。yahooニュースなどによると、TBSには試合終了直後から抗議が殺到しているとのこと。また亀田自身も試合「無様だった」と言い、実質負けを認めているようなもの。果たして判定の真実はどこにあるのだろうか。

亀田1Rダウンシーン

亀田微妙な判定で勝利シーン

 


この記事をご覧の方には、以下の記事もおすすめです

7 Responses

  1. eden より:

    おかしすぎますよね。
    11Rなんて明らかに亀田がなんとか守ってる(逃げてるようにも見える)ですし、試合全体を通しても亀田の負けは明らか。
    しかもこの試合、亀田のコンビネーションが決まった時は実況がとんでもなく大きな声で叫ぶくせに、ランダエタが決めた時は実況が黙ったまま。視聴者は亀田有利と勘違いしてしまってもおかしくない放送内容でしたし。

  2. nanasi より:

    おかしすぎですね
    絶対負けた思ったし・・・
    畑の解説もウザかった
    こんなんで世界チャンピオンにしたらあかんがな

  3. 八百長 より:

    試合がTBSの手の中で回ってることが明らかだなあ…
    DVDまでTBSが発売元なんだし最後のテロップも明らかに意識してるし。
    というか負け試合→リベンジの方が明らかに年末で視聴率取れそうじゃないですかね?
    そう思うのは私だけか…

  4. リキ より:

    僕自身、これまで亀田君にそんな良い感情持ってなかったけども
    でも、13R終わった時点では「でも良くやったよな」って気持ちになりかかってました。
    それが判定で「ハァ?!」
    無理やり勝たせたのは亀田君にも逆効果だったと思いますが…
    高視聴率も逆にアダですね、こりゃ。

  5. 特命希望 より:

    あちゃー。自ら八百長のこと裏づけしちゃっていいんですか(笑
    そうとらえられてもおかしくないですよね。
    11Rからの亀田はかっこ悪かった〔関係ない

  6. ます より:

    いつも楽しく見させてもらってます。レコ大と亀田世界戦との着眼点が見事ですね。オリコン予想や記事の書き方が読みやすくてブログ作成の見本にさせてもらってます~。
    あ、勝手ながらTBさせてもらいました^^;

  7. テレビテレビテレビ より:

    TBSがなんか変な事になってますね。
    放送免許剥奪しろとかなんとか↓
    https://www.powup.jp/sign/tbs.aspx
    番組見れなくなったら困るけど“お灸”ぐらいは吸えてやりたいです。