中村中、今週週間トップ10入りの可能性は果たして…

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オリコン週間シングルチャートでは、中村中「友達の詩」が週間14位となった。しかしデイリーで一時期トップ10入りを果たしたものの、売り上げは思ったほど奮わず5274枚だった。
今週はドラマに出演するなど話題沸騰の期待の新人。しかし順位は高くとも、今現在の売り上げは決して「ブレイク」と呼べるレベルのものではない。


今年3月のいきものがかり「SAKURA」と同じような道を辿るのか。中村中の今回の「友達の詩」がそれと似たような状況に直面している。
3月のいきものがかりも同じように一時期デイリートップ10入りし、またJRのCMに起用された効果などもありMステに出演。しかしそれでもデイリー順位の割に週間順位及び売り上げが奮わず、結局週間では最高17位・累積は約5万枚だった。

今回「友達の詩」はデイリートップ10入りするところまでは「SAKURA」と同じような道を辿ってきている。下位から上昇してきた点も同じ。しかし、デイリーでトップ10入りするという事は週間では結構な売り上げ枚数となるのか…と思い結果を待ってみれば売り上げは5000枚前後だった。これではデイリーでトップ10入りしたのは人気が上がってきたためではなく、周りの売り上げレベルの低さに助けられたためと見られても仕方がない。現にここ2週間のチャート上位の売り上げはそれ以前に比べてかなり見劣りするものだった。この事は今週徳永英明やSound Horizonが週後半の低調なデイリー推移の割に週間でトップ10入り出来たことに対しても同じような事が言えるだろう。

今の段階で「ブレイク」と言うには明らかに時期尚早。今週から来週にかけて同水準の売り上げを保つことが出来ないと「ブレイク」と言うにはかなり厳しいと言える。ちなみにいきものがかりの今年2作目の「HANABI」のトップ10入りはアニメタイアップ効果によるものだったことは間違いなく、こちらは次のシングルでそれなりの成績を残さないと最近の多くの新人と同じく一発屋と見られてしまうかもしれない。

新譜の登場に際しデイリー順位がやや後退したものの、「友達の詩」は今現在週間トップ10入りを十分狙える位置につけている。女性ボーカルで最初高水準の売り上げをマークした新人で次のシングルに繋げている歌手が殆どいない今、「友達の詩」の売り上げに対する期待は大きい。今週は順位だけではなく、その売り上げもぜひアップして欲しいところ。また明日発表の水曜付ではドラマ効果による売り上げ上昇が期待できる。
「まだこれから」な期待の新人。粘ってロングヒットとなるのか、今後の動向には要注目だろう。

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1 Response

  1. より:

    マスコミの過大評価は今に始まったことじゃない