2006年のオリコン年間チャート集計期間のシングルに焦点を置き、1週間ごとに振り返っていく企画です。
第10回は06.02.01発売週。
ギネス記録を更新し続けるあのグループのメンバーによるソロワークプロジェクトが始動。そしてTBSドラマ主題歌を歌った期待の新人が登場した。
この週週間首位を獲得したのは、KinKi Kidsの堂本剛によるソロワークプロジェクトとしてのリリースとなった、ENDLICHERI☆ENDLICHERI「ソメイヨシノ」だった。
堂本剛の手で描かれる独自の世界観がサウンドに現れた意欲作と言えますが、好き嫌いも大きく分かれたようだ。これまでの堂本剛がリリースしてきたソロシングルよりも初動が下がってしまい、12.0万枚となった。
初日デイリーで首位スタートを切ったこの作品。オリコンでの煽りはこのようなものだった。
堂本剛のソロワーク・プロデュースネーム、ENDLICHERI☆ENDLICHERI(エンドリーケリー・エンドリーケリー)の第1弾シングル「ソメイヨシノ」が2位以下を引き離し、デイリーチャートで堂々のトップに立った。
大差という表記があったため、初日の段階では20万枚近くの初動が出るのかと思って期待していましたが、初動は意外と伸びなかったと言える。しかし週間2位だったタッキー&翼「Venus」が4.5万枚の売り上げだったことを考えると、初日型の剛が初日に大差をつけていたというのには頷けるだろう。「ソメイヨシノ」は一週間デイリー首位を守りきっての首位獲得となった。
週間3位に入ったのは、TBS系ドラマ「輪舞曲~ロンド~」の主題歌だった絢香「I believe」だった。初日こそデイリー4位だったが、翌日には2位にランクアップ。新人としては久々の初登場からの好推移を見せた。18歳とは思えない歌唱力で、Mステにも出演して売り上げを伸ばした。
絢香のデイリー推移(火→日)
4→2→2→3→3→3
また、川嶋あい「Dear/旅立ちの日に…」が前作初動の0.8万枚を大きく上回る2.2万枚を売り上げて9位に。さらに、東京・秋葉原を中心に活動を展開するAKB48の「桜の花びらたち」がデビュー作(インディーズ)でいきなりトップ10入りを果たした。(初動2.2万枚)
週間首位
ENDLICHERI☆ENDLICHERI「ソメイヨシノ」…初動12.0万枚
主な出来事
・堂本剛が新たなソロワークプロジェクトでも1位に。
・絢香がデビュー作でトップ3入り。
・AKB48もデビュー作でトップ10入り。