プレイバック2006年:(第17回)06.03.22週シングルチャート

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2006年のオリコン年間チャート集計期間のシングルに焦点を置き、1週間ごとに振り返っていく企画です。

第17回は06.03.22発売週。
ジャニーズ事務所からあの新人アーティストがついにデビューを果たした。初動売り上げはとんでもない数値を叩き出すも、多くの批判が集まった。何故だったのだろうか。


この週に首位を獲得したのはKAT-TUN「Real Face」だった。KAT-TUNはジャニーズ事務所からデビューした期待の新人で、この「Real Face」は作詞がスガシカオ・作曲がB’zの松本孝弘という強力なコラボレーションで発売前から大きな注目を集めた。

しかしその商法にはファンを中心に大きな批判が集まった。全部でなんと7種類のジャケットがリリースされており、「全部欲しい」と思うファンの心理を巧みに利用した商法だったと言える。

大きな批判が集中したKAT-TUNの複数枚商法

初回限定盤A:
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=942391&GOODS_SORT_CD=101
初回限定盤B:
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=942392&GOODS_SORT_CD=101
初回限定盤C:
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=942393&GOODS_SORT_CD=101
初回限定盤D:
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=942394&GOODS_SORT_CD=101
初回限定盤E:
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=942395&GOODS_SORT_CD=101
初回限定盤F:
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=942396&GOODS_SORT_CD=101
通常盤:
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=942397&GOODS_SORT_CD=101

さらにはアルバムとシングル、そしてDVDを一纏めにした「完全限定BOX」なるものがリリースされ、全てのジャケットが異なっていたためにファンは収集に一苦労する羽目となった。

初動は複数枚効果により75.4万枚となり、初動だけで当時の累積が71.4万枚だったレミオロメン「粉雪」を逆転していきなり年間首位に躍り出た。しかし、この累積枚数ですら「1枚あたりの数字は10万枚程度でしかない」と批判が集中。この商法の効果によりアルバムとDVDも必然的に初動が伸びた。結局最終的には、ジャニーズのリリース形態自体のイメージを悪くする結果になってしまったと言える。

またこの週4位にはアニメ主題歌で人気を博したKOTOKO「being」が初登場。自身初の週間トップ5入りを果たした。8位には女優・綾瀬はるかの小林武史プロデュースでのデビューシングル「ピリオド」がランクイン。さらには11位に復活したTRFのYU-KIが歌う「NEXT LEVEL」が1月の本体の初登場順位を上回る好動向を見せた。

週間首位
KAT-TUN「Real Face」…初動75.4万枚

主な出来事
・KAT-TUNデビュー曲の商法に批判集中
・KAT-TUNが初動で年間1位に躍り出る
・KOTOKOが自身初の週間トップ5入り


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1 Response

  1. みい より:

    KAT-TUNは確かにやりすぎでしたが ジャニーズのデビュー祭りということで多目に見るとして(過去のユニットではハワイに行ったりとファンの財布はもっと大変なこともあったし)セカンドからは まだまともになったから 事務所も反省したのかと思いきや…
    来週発売の関ジャニ∞が8種類とは どういうことでしょう。既に出荷枚数45万枚以上とか。ジャケ写違いなら全種収集あきらめられても オマケが違うとなるとね~