2006年のオリコン年間チャート集計期間のシングルに焦点を置き、1週間ごとに振り返っていく企画です。
第11回は06.02.08発売週。
首位争いは熾烈なものとなり、あのアーティストが大逆転首位となった。
この週首位を獲得したのはTOKIO「Mr.Traveling Man」だった。
しかしデイリー火曜付で首位スタートを切ったのは、Janne Da Arc「振り向けば…／Destination」だった。ジャンヌはこの日から2日間首位を守り、週間首位獲得なるかと周囲の期待が高まった。しかし、木曜付でTOKIOがデイリー首位の座を奪うと、金曜付ではジャンヌが再び首位となり首位争いの行方は混迷を極めた。しかし土曜付では、Mステ効果さらにはドラマ「夜王」効果によりTOKIOが再びデイリー首位に立った。日曜付でもTOKIOが首位で、ジャンヌは3位となって週間発表を迎える。
結果はTOKIOが初動7.9万枚で首位となり、ジャンヌは初動7.7万枚だった。土曜付でTOKIOがW効果で一気に抜き去り、そのまま逃げ切ったと言える。デイリー結果で言えば3勝3敗の五分となり、実に白熱した戦いとなった。
3位には倖田來未の12週連続シングルである、「KAMEN feat. 石井竜也」がランクイン。このころ既に12枚のシングルを全て詰めた2枚目のベスト盤のリリースが発表されており、そちらへの期待からかシングル初動はじりじりと落ち始めていた。
また、桜の季節を迎えるに当たって再発されたコブクロ「桜」が前週の34位から12位まで上昇。
さらに、前週初登場3位の絢香「I believe」はこの週も4位にランクイン。売り上げも前週から大きく落とすことなくキープした。
レイザーラモンHGのシングル「YOUNG MAN」もこの週リリースされた。しかし初登場26位・初動0.7万枚とあまり売れなかった。
週間首位
TOKIO「Mr.Traveling Man」…初動7.9万枚
主な出来事
・ジャンヌダルクがデイリー首位発進
・激戦を制してTOKIOが週間首位獲得
・コブクロ「桜」が急上昇
