当ブログが2006年度中に地道に積み重ねてきた、皆さんにお勧めしたい2006年度の楽曲を100曲揃えた推薦曲ランキングである「2006年度お気に入り曲ランキング」の結果発表記事です。
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この記事は
“The Natsu Style”的、2006年お気に入り曲ベスト100発表!①
の続きです。まずは①からお読み頂ければと思います。
前の記事に引き続き、20位からの発表です。
20位→11位
13位
緋色の風車 ~Moulin Rouge~ – Sound Horizon
20位のmihimaru GTは、2004年度お気に入りランクの時から注目してきたアーティスト。ついに今年ブレイクして、一個人として非常にうれしく感じている。
19位のKOTOKO。まだこんな爽やかな曲を作れる人が音楽界にいるんだと思わせてくれる程の上出来。KOTOKOの中でも5本の指に入るほどの名曲となったと思っている。
18位のやなわらばー。2004年お気に入り曲ランキングの『変わらぬ「青」』以来のランクイン。三味線が切なさをより際立てている。
17位のSuara。個人的にこの曲が収録されたアルバム「アマネウタ」には一曲もハズレがなかったと感じた。アニメタイアップの楽曲を歌った歌手の中でも、ハルヒ勢に次いで受け入れられたのがこのSuaraなのではないだろうかと考えたいほどですが…
16位のマイラバ。どこか懐かしさを覚えるメロディー。昔に比べて売れなくなってしまったのは残念ですが、変わらぬクオリティを見せ付けてくれた。
15位のAqua Timez。「決意の朝」も十分良曲だったのに、さらにそれを上回る曲(個人的に)を年末になって持ってくるとは思わなかった。ただこのままバラード路線には傾いて欲しくない。
14位のLead。2001年からやっている当ランキングでは初めてのランクイン。カヴァー曲であり質に対して厳しい目が飛び交ったと思いますが、個人的にはこのノリの良さがかなりのツボ。オリコン急落歌手でも知られていますが、せひ食わず嫌いせず聴いて欲しい。
13位のサンホラ。この曲は他にも増して語りの部分がサウンドと絡み合い良い味を出している。また、前半から後半にかけての盛り上げ方も秀逸。
12位のK。韓国人歌手だからといって食わず嫌いして欲しくない。非常に切ないバラード。こんなに冷たいサウンドは珍しい。
11位の平野綾。ハルヒの原点はここにあり。不可思議感が存分に溢れた仕上がりなっており、イントロ→Aメロの流れや、ラストサビ前の間奏のクオリティは非常に高い。一回で気に入るかどうかが微妙で、何度も聴くことで味が出る楽曲と言える。
10位→4位
TOKIOが化けたと感じた。
ドラマの雰囲気にもピタリで、TOKIOの形態にもぴったりの楽曲。CDで聴くと見事な歌いこなしで、男臭さも抜群。実に「格好良い」楽曲で、今年のジャニーズ楽曲の中で一番の名曲と感じた。
発売当時鳥肌が立つほど凄いバラードだと思った。angelaの楽曲の中でも間違いなくNo.1の座を争えるだろう。元々特徴のある歌声が壮大なサウンドにマッチし、この曲の荘厳さ・切なさを盛り立てている。2006年度の数あるバラードの中でも、特にお勧めしたい作品だ。
この曲が収録されたアルバムはオリコントップ10入りを果たしており、07年の活躍にも期待だ。
PS2ゲーム「テイルズ オブ ジ アビス」の世界観に合わせた歌詞とサウンド。ゲームをプレイしなければ歌詞の意味が分かりづらいという難点こそあるも、サウンドはバンプとしては久々の、前に進め進めという感じのロックとなっている。「supernova」も良曲だったのですが、当ブログではこちらを選択しました。
アキバ系グループの曲だから…と言って敬遠されてしまうのは非常にもったいない。やや臭さを感じるも、チャイムの音で始まるこの楽曲は卒業シーズンにピッタリ。それにバラードとしてもかなりの傑作と言える。人が感動する「ツボ」を狙いつくしていて、作曲者の手腕が光った楽曲だろう。隠れた名曲だ。
Aメロから凄く良いと感じることが出来た。作詞者が描いた、にじみ出る切なさや涙の重さがサウンドに乗って伝わってくる。外側や内側という表現を使い、より心の内面に近づこうと挑戦した作品だと感じることも出来るだろう。
5位
Lost my music – 涼宮ハルヒ(CV: 平野綾)
実に生き生きとしたサウンドと歌声。アニメの学園祭シーンで使われたこの楽曲は、まさにそんな状況にピッタリな楽曲。ギターソロの出来は確かに凄いですが、それ以外は曲が変に出来すぎていないし、まさに「学園祭のために作った高校生の素人楽曲」という雰囲気なのがさらに凄いところ。わさわざそんな素人臭い雰囲気を作り出していることで、より懐かしさを感じることが出来る楽曲に仕上がっている。
来年の卒業シーズンの定番となるか?という楽曲。卒業による別れは寂しいはずなのに、楽曲全体は明るい雰囲気。卒業してそれぞれの道を歩もうとする中で、これから頑張ろうと思わせてくれる楽曲だろう。友の大切さや温かさ、そして自分の進む先を描いた切ない作品だ。
3位→1位
3位
民族音楽のような雰囲気と同時に非常に明るいサウンドで、聴く者に懐かしさを覚えさせる楽曲。「子供の頃の夢は」という歌詞のように、失った子供の頃のピュアな心を呼び覚ましてくれる。いつも夢を描いていた小学生や中学生の頃のように、外で遊びまわりたくなるような明るい気分にしてくれる作品だ。この曲をハルヒ以上に気に入っている人は意外に多いのではないだろうか。
2位
未来、そして目の前に広がる世界に対して描く想像を描き奏でた、非常に壮大かつ幻想的なバラード。川田まみの透き通るような歌声が楽曲の雰囲気と100%マッチしており、最初聴いた時には鳥肌が立つこと間違いなしだ。OVAであり、TVで放映されたアニメ曲ではないものの、川田まみの楽曲の中でNo.1の出来ではないかと自分は考えている。サビの高音部分でもまったく違和感を感じず、「感動」という言葉がここまでの楽曲の中で最も似合うはずだ。
1位
「2006年お気に入り曲」のラストを飾る第1位は、オリコン最高82位・登場回数3回というほとんど売れていないと言っても過言ではない作品だ。
この「final your song」は、「僕だけが残された世界」という誰もいない静かな雰囲気の上で奏でられるサウンドがサビの部分で一気に展開し壮大なものへと変わるところが非常に味な部分。静かさと壮大さがうまく混ざり合い、この楽曲の世界観をより独特なものにしているのだ。後半のさらなる展開は叫びとも捉えられる。そしてバラードの壮大感を盛り立てるのに、織り交ぜられたロックテイストも非常に効果的に作用している。曲のどこを取っても感動できる作品で、自信を持って1位に推薦したい。
「final your song」
続いて色々な視点から眺めるための諸記録というかまとめです。
諸記録
1位…SeanNorth「final your song」(オリコン最高82位、登場回数3回)
新人最高位…SeanNorth(1位)
初ランクイン最高位…SeanNorth(1位)
グループ歌手最高位…SeanNorth(1位)
男性ソロ歌手最高位…サスケ(4位)
女性ソロ歌手最高位…川田まみ(2位)
外国人歌手最高位…K(12位)
ドラマタイアップ最高順位(TV未放映は除く)…SeanNorth(「怨み屋本舗」)…1位
アニメタイアップ最高順位(OVAは除く)…Suara(「うたわれるもの」)…3位
ジャニーズ最高位…TOKIO(10位)
最多ランクイン…平野綾(4曲)
新人最多ランクイン…平野綾(4曲)
トップ10内最多ランクイン…BUMP OF CHICKEN(2曲)
ドラマタイアップ最多ランクイン(TV未放映は除く)…「タイヨウのうた」(2曲)
アニメタイアップ最多ランクイン(OVAは除く)…「涼宮ハルヒの憂鬱」(3曲)
1位のSeanNorthは実はドラマタイアップ曲。それでもオリコンではかなり残念な成績に終わっている。また、そのドラマタイアップでは「タイヨウのうた」から2曲がランクイン。映画と合わせれば「タイヨウのうた」からは3曲のランクインとなった。YUIと沢尻はオリコン集計上での数字が「雨音薫の名を借りて売れたもの」とも言われていますが、曲は素直にいいものだったように感じた。
また、「平野綾」「涼宮ハルヒの憂鬱」というハルヒ関連用語が連なる中で、アニタイ首位となったのは「うたわれるもの」のSuaraとなった。最近のアニメ曲の中でなら、Suaraもハルヒも異色な存在なのだろうか。
途切れた記録
トップ3入り…栗林みな実(2003~2005)
ランクイン…KinKi Kids(2001~2005)
栗林みな実は最初の頃「Crystal Energy」が上位にランクインしていたものの、他の曲の登場でランク外に。キンキも同じ流れとなり、ランキング始まって以来毎年ランクインしているアーティストはこれでいなくなった。
来期ブレイク期待のアーティスト
1位…SeanNorth
2位…久嶋美さち
3位…the ARROWS
1位はやはりSeanNorth。アルバム収録曲がNHKの「ドーハアジア大会2006」のテーマソングに採用され、ブレイクへの道が開けている。ぜひ来年頑張って欲しいところ。
ちなみにNHKのページでは視聴も可能。そこで「8月にデビュー」とあるのが、今回の「final your song」のことである。
→http://www.nhk.or.jp/s-live/asiangames2006/index.html
2位は今年の最初から注目している久嶋美さち。12月には久保田早紀の名曲「異邦人」をカヴァーしてリリース。これがきっかけとなりブレイクとなるか期待したいところ。
3位には踊れるロックをリリースするthe ARROWSを選んだ。彼等が奏でる楽曲が新たな定番となるのか、そして来期さらに知名度を上げてオリコン上位に食い込めるのか期待したい。
・オリコン上位でいい曲が発見できなくとも、他を探せば必ず自分だけの名曲が見つかるはず。
・インディーズでもアニソンでも食わず嫌いせず平等に取り扱いたい。
当ブログのランキングはそんなコンセプトの下でやっている。結局は自分の趣味の一つを発表しているに過ぎないのかもしれませんが、ここで挙げた曲を聴いて気に入ってくれる人がいるならば、管理人はこれでもかと言うくらい喜びます。
「2006年お気に入り曲」結果一覧→こちら
そして舞台は2007年へ→???
お疲れ様です。
今年も探せばいい曲はごろごろ出てきたとは思いますが、何分上位には少ないの何のという感じだったと思います。
では自分も個人的ベスト10を…
1位 涙のふるさと/BUMP OF CHICKEN
2位 supernova/BUMP OF CHICKEN
3位 パズル/ROUND TABLE featuring Nino
4位 夢想歌/Suara
5位 恋愛写真/大塚愛
6位 亡國覚醒カタルシス/ALI PROJECT
7位 マタアイマショウ/SEAMO
8位 SWEET REVOLUTION/氷室京介
9位 り・ぼん/MY LITTLE LOVER
10位 Space Sonic/ELLEGARDEN
今年はバンプだったのかなという一年でした。
あとSuaraはなつさんのブログで初めて知りました。アリプロも以前はあんまり興味がなかったですがこの曲で結構聴くようになり、過去曲も漁っています。マイラバは来年もう一回くらい売れて欲しいかな。この曲は個人的にはかなり好きな部類でした。
来年もいい曲に巡り合えると良いですね。
なつさん、こんばんは。
確かに今のオリコンチャートは上位陣が強大な固定ファンをもつ楽曲で占められていて「最近の音楽はつまらない」って声はよく聞きますよね。それでも探せば自分だけの名曲は数多く見つかること、僕も同感です。
僕はなつさんほど水面下の楽曲たちに詳しいわけじゃないですが、それでも埋もれた好楽曲を見つける喜びがあるからこそ、いい歳こいても最新のJ-POPに興味をもっていられるんだなって感じます。
ちなみになつさんのお気に入りチャート、若干アニソン系が多い気もしますが^^ ドラマティックな曲が多いし、わかるような気もします。
はじめまして!
いつも楽しみに拝見させてもらってます
すごいいろんな曲聴いてるんですねー…
憧れます
俺ももっといろんな曲聴いてみようかな
一つきになったんですが
BoAの曲って
key of heartじゃないですっけ?^^;
key to my heartゎ倉木麻衣だったょうな…
ちがったらすいませんっ!
■エルメスさん
今年のバンプは良かったです。
バンプは「あまり叩かれない」・「売り上げUP」といういい流れで着実にヒット街道を駆け上がってます。こういうのも近年まれに見る形かなと思います。
Suaraはやはり「夢想歌」ですが、バラードを歌っているときが一番声が生き生きとしているように思えています。来期はバラード路線でも期待したいです。
■ますさん
チャート上位の曲は確かに「何でこれが売れるんだ?」と言いたくなるようなものもありました。(チラ裏的コメントですが)
そんな流れが、いい曲というのはやはり下位にあり、という形を作っているような気がします。発掘するという感じですが、過去にそんな過程で見つけたアーティストが今年ブレイクしたというのもありました。(ミヒマル)
一般に知られていないところで、有望株はまだまだいる気がしてなりません。来期もいい曲にたくさん巡り会いたいです。
アニソン大量というのも、まあその過程ですねw
選んだ曲がアニタイだった!ということもありましたので^^;
■あるとさん
初めまして。コメントありがとうございます。
ご指摘の通りです。このままだと倉木麻衣の楽曲になってしまいます^^;
訂正しておきます。