今年この人たちがいなかったらシングルチャートがどうなっていたのかと考えると末恐ろしいものがある。
オリコン週間シングルチャートでは、1日遅れの発売をものともせずKAT-TUN「僕らの街で」が2位以下に圧倒的大差で週間首位を獲得した。
また、同作の発売一週目の売上は41.0万枚で、史上初となるデビューから3作連続での初動40万枚突破を達成。また、今回の初動売上は、今年のシングルでは、自身のデビューシングル「Real Face」の75.4万枚、2ndシングル「SIGNAL」の45.1万枚に次ぐ3番目で、これで06年のシングルの初動売上記録上位TOP3は、KAT-TUNによる独占となった。
一般の評判がイマイチだった前作「SIGNAL」に比べて約4万枚のダウン。KAT-TUNならこの数字でもパッとしないのかという意見もあるようだ。しかし今週は他の新譜が6日に発売したのに比べ、KAT-TUNは7日発売と1日遅れのスタートだった。パッケージが増えていると言っても初動減はやむをえなかったと言える。
ではここで、あえてKAT-TUNサイドを非難させて欲しい。
なぜ他の新譜と同等の条件で売らなかったのか。結果を見て、今回KAT-TUNサイドは非常にもったいないことをしたなと感じたのは自分だけではないだろう。多くのファンも、心の中ではそう感じているのかもしれない。1日遅れの発売となると、必然的に初動枚数は減ってしまう。ちゃんと6日に発売していれば、遅らせたため集計されなかった1日分の売り上げが今朝発表された初動に上積みされるわけで、結果論で捉えても今のKAT-TUNの勢いならハンデなしで45万枚近くは稼げたはず。ファンも売り上げ枚数の数字が大きいほうが喜ぶのは間違いないのだから、そういう点でも本当にもったいないことをしたと感じた。
ただ年間ランキング上での順位を考えると、前週までで11位のSMAP「Dear WOMAN」は累積41.5万枚、10位のKaoru Amane「タイヨウのうた」は48.0万枚で、1日違えどKAT-TUNは年間11位に終わっていたと言える。となるとここまでの批判は何なんだと言うことになりますが、やはり記録に残る売り上げ枚数は1枚でも多いほうがいい。いろいろな事情があることは分かりますが、最終週だったのだからKAT-TUNには1日遅れなどということをせずに素直に高みを狙って欲しかったというのが私的な意見である。
とにかく今年の音楽界、特にシングル部門はKAT-TUNに助けられたという面が大きい。売り上げ枚数的に考えると、彼らがいなかったら全体的に盛り上がらない年間チャートとなったことは否めないからだ。
間違いなく2006年度・ナンバーワンアーティストと言えるだろう。来期の活躍にも大いに期待したいところだ。
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確かにもったいなかったかな?
どうせなら…とは思いましたね。
1日遅れは6日にSMAPのDVD発売が決まっていたからという話があります。
KAT-TUNは赤西休業でリリースが当初より大幅に遅れ ギリギリドラマの終了前に間に合う形となりましたが 例えDVDとはいえ同日発売はタブーのようで。しかし 前後週は他のユニットの発売も決まっていて 1日ずらすというのは苦肉の策だったみたいですよ。どっちにしろ今週発売は年間チャート上、実に中途半端でもったいないですよね。