オリコンシングルデイリーチャート火曜付では新譜が登場。前作の初動がほぼ同じ水準であり、今週熾烈な首位争いを繰り広げるとみられている「倖田來未 VS ケツメイシ」の頂上決戦は、4曲A面シングル(以下4A)の倖田來未「FREAKY」がまずは先手を取るデイリー首位スタートを切った。
倖田來未は前作「BUT/愛証」で初動「夢のうた」から半減以下まで落としており、今作が大きな正念場になっている。
お断り
指数推移グラフは直線が出る2日目から掲載いたします。明日の更新にご期待ください。
倖田來未は前作「BUT/愛証」が宇多田ヒカル「Flavor Of Life」の3週目に敗れて初登場首位を逃している。さらにアルバム先行シングルだった「Cherry Girl」の売上10.0万枚をわずか2.8万枚しか上回ることが出来ないばかりか、昨年10月の「夢のうた」と比較すると累積売上で半減以下まで減少している。
倖田來未の直近5作品の累積売上
タイトル | 最高位 | 売上(万枚) | 発売日 |
恋のつぼみ | 2 | 27.3 | 06.5.24 |
4 hot wave(人魚姫/I’ll be there/ JUICY/With your smile) | 2 | 39.1 | 06.7.26 |
夢のうた/ふたりで・・・ | 1 | 30.1 | 06.10.18 |
Cherry Girl/運命 | 3 | 10.0 | 06.12.6 |
BUT/愛証 | 2 | 12.8 | 07.3.14 |
倖田來未は上の表の「4 hot wave」(4A)をピークに売上が減退している。本格的にシングル売上が出たのが昨年5月ならば、わずか1年足らずで大きく売上を落とし始めたということになる。
ちなみに今作では4Aという性質上からも、「Cherry girl/運命」の初動6.1万枚や、「BUT/愛証」の初動6.4万枚は確実に上回らなければならない状況だ。しかも同じ4Aの「4 hot wave」という比較対象も存在し、売上が大きく落ち込んだ場合は厳しい評価を下さざるを得ない。
そんな倖田來未に挑むのがケツメイシ「また君に会える」である。このケツメイシも最近は売上レベルが下降気味である。まずは下の表を見てほしい。
ケツメイシの直近5作品の累積売上(「新世界」を除く)
タイトル | 最高位 | 売上(万枚) | 発売日 |
君にBUMP | 2 | 35.2 | 04.7.28 |
さくら | 1 | 96.3 | 05.2.16 |
旅人 | 1 | 34.3 | 06.4.26 |
男女6人夏物語 | 3 | 16.7 | 06.7.19 |
トレイン | 3 | 12.0 | 07.4.11 |
前作の累積売上を、状況等を考慮して比較すればケツメイシの方に分があるとしていいのだが、倖田來未には4Aという強力な性質がある。タイアップ効果勝負となればケツメイシが不利な状況ということである。
まずは復活のかかる倖田來未がケツメイシを下す形になった。しかし、明日以降の推移次第ではケツメイシの逆転の可能性も当然ながら残っている。収録されている4曲ともにタイアップがある倖田來未に対して、ケツメイシがどこまで善戦していけるのかが、明日以降の大きな見どころとなるのは間違いない。
関連記事
・倖田來未、同時リリースのシングル・アルバム揃って撃沈
FREAKY(DVD付) | |
![]() | 倖田來未 AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(M) 2007-06-27 売り上げランキング : 27 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る |