オリコンシングルデイリーチャート木曜付では、アルバム発売を来週に控えそろそろ失速かと見られていたL’Arc～en～Ciel「Hurry Xmas」が信じられない推移を見せている。
なんと3日目の指数は10000を上回って、10345となった。実はラルクの指数が3日目で10000を超えるのは、指数が公開されるようになって以降今作が初めてのことである。「アルバム先行」という固定概念のせいもあり、思わぬ粘りで予想家の間に動揺が走っている。
本日、当サイトではラルクの推移を2パターン予測してみたい。まずは先日もお見せした「最大下落幅」推移予測である。これはラルクが明日以降過去3作の中でもっとも粘り弱かった時の下落率を乗算して考える予測であり、すなわち売上最低ライン予測となる。
ラルクの初動売上最低ライン予測
最大下落幅を辿った場合、週末で売上が回復することがないということは先日も述べたとおりである。しかし先日の予測の時は10万枚をやや上回る程度だった予測上の最低ラインが、今の段階では11万枚以上になっている。もしもこの推移になったとしても、「MY HEART DRAWS A DREAM」の初動11.3万枚とあまり変わらない売上になるのだ。
続いて、ラルクが過去3作の推移で記録した各日の下落率の平均から売上推移を予測してみたい。実は、こちらも土日で売上が回復することはないという予測結果が導かれている。以下にグラフを示したい。
ラルク、過去3作から想定される平均的な推移予測
上のグラフで日曜付に前作「DAYBREAK’S BELL」を考慮しなかったのは、アニメ「機動戦士ガンダムOO」の放映翌日効果だと分かりきった上昇が見られているためである。
平均的な推移とはいえ、土日も売上は回復しないという予測だ。しかしこの推移の場合は初動が11.7万枚に達することになり、「DAYBREAK’S BELL」の初動11.6万枚を上回ることになる。
先日から、「先行シングル」 = 「売上が下がる」という具合に当サイトもやや短絡的に結論付けていた部分がある。ラルクの推移は見事に当サイトの予想を裏切っており、これで明日以降の推移もただ見過ごすことはできなくなったのは間違いない。
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