盲目の天才ピアニスト・辻井伸行のアルバム2作品がデイリー100位圏外から急上昇

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debutオリコンアルバムデイリーチャート火曜付では、前日に快挙が報道された盲目の天才ピアニスト・辻井伸行のアルバムがデイリー100位圏外から急上昇している。
最新のデイリーチャートでは、40位に2007年10月に発売された「debut」が、46位には2008年10月に発売された「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」がランクイン。2作がトップ50入りした。



 辻井伸行は、東京都出身・20歳の全盲ピアニスト。生まれつき目が不自由であったが、そのハンデを乗り越え、数々のピアノコンクールで優秀な成績を収めた。7歳の頃に出場した全日本盲学生音楽コンクールでNo.1になったほか、ショパン国際ピアノコンクールでも受賞の実績がある。

 今回、辻井伸行の名が全国に知れ渡るきっかけとなったのは、米国テキサス州で行われた「バン・クライバーン国際ピアノコンクール」。このコンクールで日本人初の優勝を飾ったことが、火曜日朝のマスコミ各局の情報番組で一斉に取り上げられた。

 こうした効果により、最新のオリコンデイリーチャートでは2作品が前日の100位圏外から急浮上。2007年に発売された「debut」が40位に、2008年に発売された「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番」(辻井伸行×佐渡裕)が46位にランクインし、初のトップ50入りを果たした。
 これまで、「debut」は最高146位。「ラフマニノフ~」はオリコン週間300位以内にランクインしたことがない。次週のチャートで100位内にランクインすれば、それぞれ発売以来初めてとなる。

 また、オリコンデイリー発表に先駆けて、Amazonのランキングでは辻井伸行の作品が急上昇。オリコンでも上位に入ってきたこの2作品は、現在も売上ランキングのトップ10内に入っている。特に「debut」の売上は、GReeeeNに次いで第2位につけている。

 辻井伸行の快挙は、多くの人の足をCDショップに運ばせているようだ。明日以降も、この2作品の売上推移から目が離せそうにない。


関連サイト
のぶカンタービレ!全盲ピアニスト辻井さん本・CD大反響 (From 読売新聞)
辻井伸行さん11日に帰国後初ライブ TOKYO FMで生中継 (From MSN産経ニュース)
「優勝はスタートライン」 ピアニストの辻井さん会見 (From 日本経済新聞)

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