今週のオリコンシングルデイリーランキングでは、韓国の俳優チャン・グンソクのデビュー作「Let me cry」が3日連続でトップ3に登場し、破竹の勢いで売上を重ねている。そのペースは、同じく韓国出身で、日本で大きな人気を博す少女時代の「MR.TAXI/Run Devil Run」を大きく上回るものだ。
この勢いにより、次週の週間ランキングでデビュー作ながら初登場1位を獲得することが濃厚となった。
■ 3日で売上9万枚を突破
チャン・グンソクの今作は、初日のオリコンデイリーで5.6万枚を売り上げて1位を獲得。2日目も2.4万枚を売り上げて、1位の座を守った。3日目となる木曜付では、少女時代に抜かれて2位に後退したものの、1.2万枚を売り上げた。
この結果、3日間の売上は9.2万枚となり、残り3日で10万枚突破が濃厚となった。さらに、3日で7.4万枚の少女時代に対して約1.8万枚の差をつけており、次週の週間ランキングで1位を獲得することが濃厚となった。
■ デビュー作初登場1位はいつ以来？
チャン・グンソクはデビューシングルでオリコン初登場1位を獲得する見込みとなったが、この記録はAKB48の派生ユニット・Not yetの「週末Not yet」(今年3/21付)以来の記録となる。男性アーティストなら、元KAT-TUN・赤西仁の「Eternal」(今年3/14付)以来の記録だ。しかしこれらの作品は、グループからの派生ユニットや、ソロ活動のものである。
では、ソロでもなく派生でもない、純粋なデビュー作(1枚目)での初登場1位はいつ以来かというと、中山優馬 w/B.I.Shadow/NYC boys「悪魔な恋/NYC」(2009/7/27付)以来である(この後NYCは単独でシングルを出し、そちらも初登場1位を記録する)。ただ、最近では若手ジャニーズのデビュー作は1位を取れて当たり前という雰囲気になっている感が否めない。
そこで、上記に対してさらに「ジャニーズ以外」という条件をつけた場合、デビュー作の初登場1位はERIKA(女優・沢尻エリカ)の「FREE」(2007/7/16付)以来となる。(※ ただしデビューの前年に、映画の登場人物Kaoru Amane名義でリリースし、2週目で1位。)
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