7日より、iTunes Storeでソニー系レーベルの楽曲配信がスタートした。ネット上では、この動きを歓迎する反応が相次いでいる。
iTunes Storeでは、配信開始直後からソニー系の楽曲の購入が相次いでいる。これまで、配信で驚異的な強さを誇るとされた西野カナの新曲がいきなり1位を獲得するなど、ソニー系作品に対する大きな需要があったことを裏付ける動向が見られている。
7:30現在のトップソングチャートでは、1位に西野カナ「Always」、2位にmiwa「ヒカリへ」、3位に清水翔太 feat.仲宗根泉「366日」、4位に藍井エイル「INNOCENCE」、5位にいきものがかり「風が吹いている」、6位にMISIA「DEEPNESS」、7位にLiSA「crossing field」が登場。1～7位までをソニー系の楽曲が占めている。
これらの動向から、iTunes Storeを主に使うiPhone、Mac等のApple製品ユーザからの大きな需要があったことが裏付けられたと言えそうだ。これらのユーザは、いままでソニー系の楽曲を端末に入れるために、CDを購入・レンタルしてから取り込む必要があった。今後は、今までソニー系のCDを購入していたユーザの中で、配信経由での購入にシフトする人が増えていきそうだ。
7:30時点のランキング
SMEがiTunesへの参加を拒んでいたのは、ウォークマンを展開する親会社の戦略とも、Appleに価格決定権を握られるのを拒んだからだとも言わ
れる。ソニーグループ主導で2000年に設立されたレーベルゲートは「mora」を展開し、ソニーが開発したATRAC3形式で楽曲を配信。SMEは
moraや着うた・着うたフルなどに楽曲を提供したものの、iTunesへの配信は見送り続けた。Apple製品を使っているアーティストからの嘆きも漏れ聞こえ、時折「そろそろらしい」といったうわさも浮上しては消えていった。
・石野卓球「おせーよ！」 小室哲哉「SME頑張って！」 iTunesでソニー邦楽“解禁” (From ITmedia ニュース)
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西野カナ
SME 2012-11-07 |
