“握手券” 電子マネー化で音楽配信サービスに対応…4/1から各社一斉導入

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未定 TypeI(仮)(通常盤)(メーカー特典あり)アイドルグループなどのCDの特典として付属する “握手券” が、4/1から電子マネー化され、レコード会社の各社で一斉に導入される。近年成長が進む音楽配信サービスに対応することが目的であり、レコード会社、携帯電話会社などの関連企業の協力によって実現する。
レコード会社の担当者は「音楽を通じて、握手の醍醐味を今以上に知って頂ければ幸い」と述べ、握手のさらなる浸透への期待を寄せている。



■ 音楽配信サービスのユーザが握手会に参加できない課題への対応が急務
   握手券は、主にアイドルグループのCDの特典として付属し、近年のCD売上を支えている。基本は1枚につき1回握手が可能。最近はやや複雑化し、3枚で1回、握手券A・B・Cの3種類全て集めて1回など、色々なパターンが存在する。

   これまでの握手券は、CDのパッケージの中に紙の形式で封入されているため、握手会に参加するには必ずCDを購入する必要があった。この状況に、業界では「配信が隆盛する現状にはそぐわない」「配信に移行すればアイドル文化が廃れてしまう」などの声が上がり、握手券の音楽配信への対応が急務となっていた。

■ “電子マネー” 握手券で音楽配信に完全対応!
   4/1から各社で一斉に導入される “電子マネー” 握手券を使用すると、音楽配信サービスのユーザは、CDを購入することなく、握手会に参加することが可能となる。具体的な流れを見ていこう。

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   ユーザは、握手券電子マネーサービス(仮)を利用することで、音楽配信サービス経由の購入を通じて、握手会への参加が可能となる。まず、握手券電子マネーサービスでアカウントを作り、作ったアカウントに普段利用する音楽配信サービスを登録する。認証の手続きが終わると、音楽配信サービスで楽曲を購入した際、”握手” 対象楽曲の場合、「握手ポイント」がアカウントに付与される。付与されたポイントを使って、握手会への参加が可能になるという仕組みである。アカウントを1つ作れば、全てのアイドルグループに関するポイントを1アカウントで管理できる。ただし、当然ながら「AKB48の作品を買って貯めたポイントを、私立恵比寿中学の握手会で使う」といった、ポイントの流用はできない。また、複雑なポイント管理にも対応しており「特定の3曲が購入されていないと握手できない」といった管理も厳密に行われる。

   なお、4/1時点で電子マネーは新規発行に限るが、今後、Suicaなどの公共交通機関乗車カード、楽天Edyなどのプリペイド式電子マネー、QUICPayなどの後払い式電子マネーなどと紐付けることが可能になり、「おサイフケータイ」経由の利用も可能になる。

■ 業界関係者「音楽を通じて握手の楽しさを知ってほしい」
   今回の電子マネーサービスの導入により、音楽業界の関係者は「今以上に握手の楽しさを知るきっかけになれば」と口を揃える。関係者によると、今後は電子マネーサービス限定の特典も拡充していくという。近年、マンネリ化する握手会の活性化が急務とされているが、今回の対応をきっかけに、新しい風が吹くのは間違いなさそうだ。

関連サイト
“握手券” 電子マネー化で音楽配信サービスに完全対応 (From Yahoo!ニュース ※なお4/1はエイプリルフールであり、毎年ネット上にはネタや嘘ニュースが溢れる。)

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