最新の1/6付オリコン週間シングルランキングの結果が発表され、浜崎あゆみの最新シングル「Feel the love / Merry-go-round」が初登場5位だったことが分かった。
浜崎あゆみは、2002年にリリースされたシングル「Free&Easy」から、前作「L(Virgin Road/Sweet Season/Last angel)」まで25作連続で初登場1位を獲得していたが、今作は5位となり、連続記録がついにストップした。
浜崎あゆみが前作「L(Virgin Road/Sweet Season/Last angel)」まで記録していた25作連続のシングル週間1位は、松田聖子の24作連続を上回る、女性ソロ歴代1位の記録である。
下記のエントリにあるように、前作のリリースは2010年10月であり、今作は3年2ヶ月ぶりのシングルリリースだった。1位記録更新の可否に注目が集まったが、ジャニーズの男性アイドルグループ・Hey!Say!JUMPの新曲「Ride With Me」が同時発売となり、発売前から「奇跡が起きない限り1位獲得は無理」という類の見方が多かった。
前作「L(Virgin Road/Sweet Season/Last angel)」1位獲得時の週間ランキング結果
→ その他、10/10/11付オリコン週間シングルチャートを詳細分析！ (2010年10月の記事)
オリコンが発表した最新の週間ランキングでは、Hey!Say!JUMPの「Ride With Me」が初動16.3万枚を売り上げて初登場1位を獲得したのに対し、浜崎あゆみの「Feel the love / Merry-go-round」はももいろクローバーZ、Flower、ゆずにも敗れて5位となり、初動は僅か3.0万枚だった。「Feel the love / Merry-go-round」の初動3.0万枚は、前作「L(Virgin Road/Sweet Season/Last angel)」が記録した7.1万枚の半分にも満たない。また、浜崎あゆみのシングル初登場5位以下は、リミックス・再発・アナログ盤を除くと、本格ブレイク前の1999年2月にリリースされた「WHATEVER」(5位)以来、約14年10ヶ月ぶりとなった。
■ 以前から指摘されていた “イベント依存” “弱体化”
浜崎あゆみは2008年にリリースされたシングル「Mirrorcle World」で、羞恥心「羞恥心」との激しいオリコン1位争いを繰り広げた際にも、連続1位記録の継続が危うくなったことがある。この時はイベント・特典を駆使した手法で辛勝したが、当時から売上規模の縮小と、人気の陰りをイベント・特典でごまかす体質が指摘されていた。当時の対決構図については、6年前に以下のエントリで詳しく記載している。
2008年 「Mirrorcle World」 vs 「羞恥心」のオリコン1位争い
・浜崎あゆみ、辛うじてNo.1の座を死守…公式は4種複数購入を奨励か？
・その他、08/04/21付オリコン週間シングルチャートを詳細分析！
(いずれも2008年の記事)
今作「Feel the love / Merry-go-round」も、ファンクラブ限定盤1種に加え、mu-moショップとライブ会場でしか手に入らないMUSIC CARD3種(限定動画配信付)をリリースし、ファンが複数種類を購入することを見越した販売手法を展開した。特にMUSIC CARDは、EXILE、E-girlsら多くのavex系アーティストが売上枚数を伸ばすことに成功した実績ある手法であったが、これらのアーティストが購入特典に握手会等のメンバーとの接触を取り入れたのに対し、浜崎あゆみは取り入れておらず、この違いが大きな差を生んだようだ。
今作では、昨年の大晦日のカウントダウンライブにてMUSIC CARD3種を同時購入したファンに、特典がプレゼントされた。しかし、このライブの売上枚数は2週目以降の計上となるため、発売週の売上枚数には反映されていない。カウントダウンライブなどの予定が後ろに詰まり、前週の発売週に施策を展開できなかったことも、敗因の一つと考えられる。
| Feel the love / Merry-go-round (CD+DVD) | |
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浜崎あゆみ
avex trax 2013-12-24 |
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