今週のオリコン週間シングルチャート速報が発表された。1位を獲得したのは、この作品が10周年記念のメモリアルシングルとなる浜崎あゆみ「Mirrorcle World」だった。
同作品は、最後まで羞恥心「羞恥心」との激しい首位争いを繰り広げた。一時は1000枚差まで迫られたものの、土日にライブ会場での大々的な特典付きCD販売を展開し、指数を激増させて逃げ切った。公式サイトには、堂々と「4種類全て買うと~」と記述されていた。
浜崎vs羞恥心、速報に基づく売上推移
浜崎あゆみの今作は、デビュー10周年記念作品ということで、記念日に合わせた4月8日(火曜日)にリリース。そのため、水曜日に発売された他の新譜に比べて1日早くデイリーチャートに登場し、週間争いでは1日分のアドバンテージを得ていた。
ところが週の中盤で、「クイズ!ヘキサゴンII」内で生まれたユニット・羞恥心のデビューシングル「羞恥心」(しゅうちしん)にデイリー首位を奪われ、そこからは劣勢が続いた。売上差はみるみる詰まり、土曜付には800枚差にまで大接近。逆転は間違いないものと見られた。しかし、この土曜付で浜崎あゆみの指数が前日から3倍に膨れ上がっていたことと、日曜付の指数では金曜付の約4倍にあたる16638という高さをマークしたことで、羞恥心の追撃をかわした。
ちなみに、浜崎あゆみの週末の指数を比較すると、過去2作品では次のようになっている。
「glitter/fated」
金 4380 → 土 5012 → 日 5778「takin’ 2 myself」
金 2811 → 土 2887 → 日 3187
ところが、これが今作ではこのような伸びとなった。
「Mirrorcle World」
金 4324 → 土 12772 → 日 16638
比較すると、金曜日は「glitter」よりも指数が低い。そのため、土日は普通に伸びれば5000台に留まるのは確実だ。しかし、今回は尋常ではない伸びになっているのが分かる。
この原因は、ライヴ会場における特典付きCDの販売と、インターネット上の音楽販売サイト「mu-mo」での同様の販売によるもの。公式サイトでは、購入内容によって3段階の特典があることが示されていた。その中には、「総額2500円以上を購入すると」「4種類全て買うと」というような、メーカーによる複数のパッケージ購入の奨励とも受け取れる文章が掲載されている。上記の比較や、こうした公式サイトでの記述から判断すれば、土日の指数の高騰は、明らかにこの商法によるものと判断せざるを得ないだろう。
ただひとつ言えることは、土日の指数高騰がなければ確実に羞恥心に敗れていたということ。今回は、辛くも掴んだ週間首位だったと言える。10周年の節目となる今年は、アルバムに続いてシングルも苦いスタートになったのは間違いない。
デイリーランキング1位の座を分けあうデッドヒートが繰り広げられてきた今週のシングルランキングに決着がついた。浜崎あゆみのデビュー10周年記念シングル「Mirrorcle World」が、発売1週目で14.6万枚を売上げ、勢いにのる“おバカキャラ”ユニット・羞恥心の同名シングルを僅差で抑え、女性アーティスト初となる10年連続シングル1位獲得の偉業を達成した。浜崎は「ファンの皆に感謝してます。これからも11年、12年へと歌を届けていきたいと思います」と喜びのコメントを寄せている。【オリコン】あゆ、激戦を制して女性初の10年連続シングル1位獲得
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080414-00000035-oric-ent
関連記事
・その他、08/04/21付オリコン週間シングルチャートを詳細分析!
・「ayumi hamasaki ASIA TOUR 2008 ~10th nniversary~」ツアーCD即売会場情報! (From ayumi hamasaki(浜崎あゆみ) official website)
・AKB48の新曲特典はポスター44種類、完全コンプが「春の祭典」参加条件
・「悪魔の握手会」効果、AKB48が突如デイリー25位→5位へ急上昇!
・Hey!Say!7、首位獲得の裏にあった東方神起との「握手会 VS タッチ会」
Mirrorcle World(DVD付A) | |
浜崎あゆみ ayumi hamasaki Yuta Nakano
エイベックス・エンタテインメント 2008-04-08 おすすめ平均 |
5000枚差ということはフライングがなければ羞恥心が勝っていましたね。
売れ切れがなければ1位だったとのこと。
こんな1位の取り方であゆは恥ずかしくないのでしょうか?
正直なんでもかんでもカウントしてしまうオリコンにも問題があると思います。
今後は市販通常版以外はカウントしない等の工夫が必要じゃないでしょうか?
現在のような人気チャートとはまったく異なった、本質的な音楽チャートが見れるようになる気がします。
浜崎は急遽特典をつけるなんて、後出しじゃんけんで勝ってもあんまりうれしくないだろうに。
ただ、コンサート会場での分をカウント禁止にすると、
演歌の、特に中堅から下の人たちには響くでしょう。
演歌の場合は演歌チャートなるものが別にあるようなので大丈夫じゃないでしょうか?
逆に上位が減ることで演歌(中堅より上)が顔を出しやすくなる面もあるかと思います。
東方→ジャニーズ→AKB→あゆ
これだけ続くとさすがに・・・
火曜日分+週末のドーピング
こんだけやって掴んだ一位に何の価値があるんだか・・・
今回は10周年の記念だから解らんでもないけど次回作もこんなんやるとファン減るよ
そろそろ一位に固執しなくても良いんじゃない
最終日のドラマにオリコンへの不信感もちょっと生まれた(コブクロの時は負けてたけど)
今回は十周年だから、気合いが入ったんでしょうね。
あゆの真価が問われるのは、次のシングルですね。
記録にこだわっているのは、本人ょり会社側のょうな気がする。。。
さっきスッキリで、
「浜崎あゆみ10年連続1位の快挙!
シングル作品集」
ってやってました。
チャートアクションを見てた者にとっては…(略)
まあ別にいいですけどね。結果としてはそういう記録になったんだから、それを取り上げるのは局の自由だし。
これって違法販売にならないの?
10年連続1位なんてすごすぎる記録ですね!これからもミスチルやB’zとともに記録をのばしていってほしいな!
ファンがたくさんいて、曲がいいってのが要因でしょうね