「第65回NHK紅白歌合戦」紅白効果で最も売れた音楽作品は?

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■ クリス・ハートのカバー曲がオリジナル曲のリバイバルヒットを呼ぶ

 下位からの急上昇度では、クリス・ハートの「糸」が披露前の164位から24位まで浮上し、上位の中では最高記録となった。また、このクリス・ハートの歌唱により、中島みゆきのオリジナル・バージョンにも相乗効果で注目が向き、トップ20返り咲きを記録している。中島みゆきのオリジナル・バージョンと紅白で歌われたクリス・ハートのカバー・バージョンが同時に浮上した点も要注目ポイントだが、中島みゆきが実際に披露したクリス・ハートを上回る勢いを記録した点にも注目すべきだろう。

 

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 この他「紅白歌合戦」までの間に音楽番組での披露が少なかった作品が軒並み下位から急上昇しており、椎名林檎、サザンオールスターズ、EXILEといったメンツが続々と上位入りした。

 改めてiTunesのトップソングを眺めると、今年もトップ20は殆どが「紅白歌合戦」で披露された楽曲となった。この事実からも “紅白効果” が未だ健在であることが分かる。時代は変わり、音楽の購入方法が変わっても、紅白の影響力は変わらないようだ。

 

「第65回NHK紅白歌合戦」紅白効果まとめ
(12/31 19:00→1/1 19:00)
**3位 → **1位 : SEKAI NO OWARI 「Dragon Night」
**1位 → **2位 : 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE 「R.Y.U.S.E.I.」
**9位 → **3位 : 絢香 「にじいろ」
**4位 → **4位 : 西野 カナ 「Darling」
**6位 → **5位 : サザンオールスターズ 「東京VICTORY」
*57位 → **6位 : 中島みゆき 「麦の唄」
*26位 → **8位 : 中森明菜 「Rojo -Tierra-」
*73位 → **9位 : サザンオールスターズ 「ピースとハイライト」
*65位 → *11位 : 椎名林檎 「NIPPON」
**8位 → *12位 : AAA 「さよならの前に」
*63位 → *17位 : 中島みゆき 「糸」
*67位 → *22位 : EXILE 「NEW HORIZON」
164位 → *24位 : クリス・ハート 「糸」
※三代目 J Soul Brothers、サザンオールスターズ、AAAは前日に「レコード大賞」でも披露。

 

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