オリコンシングルデイリーチャート月曜付は旧作にとっては初日となる重要なものである。ところが、オリコンのシングルデイリーページで前日2位の位置にいたAKB48「僕の太陽」の姿が最新のデイリーチャートの20位以内に見当たらずファンの間で動揺が走った。
そのAKB48はどこへ行ったのかと思い探してみるとなんと50位内にも姿がなく、結論として2位から50位圏外に大暴落したという衝撃的な結果となった。
AKB48「僕の太陽」デイリー順位推移
上のグラフを見ると、いかに今回の推移が衝撃的なものだったかが視覚的にはっきりとする。特に日曜付では、前日の11位から9ランクアップしての2位という推移であり、チャートに精通している人ならともかくとして、何も知らなければ「この調子ならばデイリー1位もあるのでは?」と勘違いしかねない。
しかしAKB48の推移は毎回一味違う。
2週目は必ず急落するのである。そう言いきってしまって何も問題はない。しかも東方神起やハロプロ系の急落がかわいく見えるほどの推移を見せてである。
以下にAKB48の1週目→2週目の推移をまとめておきたい。
これを見れば誰でもその異常さに気付くことができるだろう。
AKB48の急落状況
(上に行くほど新しい)
(1週目→2週目、カッコ内は2週で売った枚数)
**6位→*73位(23518枚):「BINGO!」
**8位→*98位(21623枚):「軽蔑していた愛情」
**7位→*48位(19222枚):「制服が邪魔をする」
*12位→*36位(21109枚):「会いたかった」
*13位→*31位(16936枚):「スカート、ひらり」
*10位→*23位(30586枚):「桜の花びらたち」参考
*18位→114位(*8953枚):Chocolove from AKB48「明日は明日の君が生まれる」
これを見ると、デビューしたての頃はまだ普通だったと言えるが、「制服が邪魔をする」あたりから何かが変わったと言える。特に酷い「軽蔑していた愛情」の8位→98位という記録はトップ10内からの急落ワースト記録となっているほどだ。
これら急落の原因となっているのが、「オリコン集計最終日を過ぎるとなくなる握手会」である。今回の「僕の太陽」の場合でも日曜付の集計日である12日までで全てのイベントが終了し、月曜日にはCD関連のイベントは開催されていなかった。特に日曜日は握手会などのイベントやくじ付きのCDの販売の最終日ということで、いつにも増して購買が加速したためにデイリー2位まで上ったという見方が主流である。しかし、その反動はあまりにも大きかった。
今週は自己最高位タイとなる6位を記録した。しかし既にその勢いはないに等しく、新譜が登場する前にデイリー50位外に消えてしまったことで、明日以降ももはや戻る見込みはないとしていい。一体6位からどこまで順位を落としてしまうのだろうか。もはや「ネタとしか思えない」と言っても決して過言ではないAKB48の2週目の結果に注目だろう。
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あくまでも曲ファンとして複雑だったりするのですが、2週目月曜でパッタリ圏外に落ちるような歌手が前日いくら握手会があるからとはいえ2位になれるのは固定は強い証拠だと思います。
っていうか今回は2種なんだか1種なんだか分からない感じですし(DVDがメジャーシングルで初めて付いてないので)
1週目の売上は前作超えたみたいですし、まぁしょうがない気もします。
曲は良いと思っていますがファン以外が全く興味を示してくれない。
少し問題というかアイドルとして売れていくのならばもう少し万人に受けないとダメなんでしょうね。
そもそもAKBの場合は全国約1300店舗のCDショップで集計する某ランキングで見ると週間30位以内にも入っていないんですよね、このサイトの場合2、3種類出しても個別に集計するのでタッキー&翼も1位ではないですが(5位、9位、11位にランクイン)ちなみにモーニング娘の10年記念隊は初回版が23位(きら☆ぴかは20位です)まあ、アイドル系の場合は店頭での購入が少し恥ずかしい人もいるでしょうからネット通販系やマイナーなレコード店、家電量販店などを含めると多少上がる気もします。でも6位の曲が30位圏外ですからイベント以外はほとんど売れていないことがわかると思います。このやり方は限界ではと思いますね。
これはまたものすごいマジックですね。
もしかしたら、こういう図式をあえて作っているのではとさえ邪推してしまいますね。
AKB48ってどちらかというと身近なアイドルみたいなコンセプトがある分、メジャーデビューしたことで遠い存在のように思われるのを薄めるためにイベント等で固定層のモチベーションを保ちつつ、
商業的な箔を付けるためにあえて一週目だけチャートの上位に顔が出るようにしてるみたいにも見えなくもないですし。