オリコンシングルデイリーチャート火曜付では新譜が登場。上位陣は僅差による大激戦となったこの日、TOKIO「本日、未熟者/Over Drive」がデイリー首位スタートを切ったものの指数が新譜の初日としては極めて低い5932点となった。
TOKIOは前作と同様の伸びを見せた場合でも初動が2.7万枚に留まる計算で、前作ほど伸びない場合はDEF.DIVAの持つ歴代最低首位記録(2.6万枚)のラインを下回る可能性も出てきた。
TOKIO新作と旧作の指数推移(新作は今後の推移予測)
TOKIOの今作はドラマ「受験の神様」の主題歌「本日、未熟者」を収録したパッケージである。同曲は「宙船」と同じく中島みゆきが作詞作曲を担当している。さらには「宙船」のタイアップドラマだった「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」と同じく日テレ系列の土曜9時のドラマのタイアップであり、条件は「宙船」とほぼ同じである。しかしながら初日は不振と言われた前作「ひかりのまち」以上に伸び悩むスタートとなってしまっている。
上のグラフはTOKIOの今作の推移を、前作「ひかりのまち」の指数推移から予測したものである。前作と全く同じ伸びを見せた時にどのような推移を辿るかというものだ。全く同じ指数(仮指数)下落率を当てはめると、なんと初動は2.7万枚にしかならないことなる。つまり前作以上の粘りを見せなければ、05年11月にDEF.DIVA「好きすぎて バカみたい」が記録したオリコン歴代最低枚数首位記録である2.6万枚を下回ってしまう可能性すらあるということになる。
ここまで、TOKIOが首位獲得するという前提で話を進めてきたために「最低枚数記録」という話が出てきたのだが、実際は2.7万枚にまで落ち込むようだと、初日指数で100点未満の差だった小田和正「こころ」に週間で敗れる可能性の方が高まってくることになる。(その場合は小田和正が最低枚数首位記録を更新する可能性もある)
これまでもTOKIOは90年代の間から数々の苦しい戦いをくぐりぬけてきたが、今作ではこのままだと売上ワーストとなるばかりか不名誉記録まで迫っていることになる。
果たしてそのどちら共に回避することは出来るのだろうか。TOKIOの明日以降の粘りに期待したいところだ。
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お盆の時期とあって、低水準の争いですな。去年、この夏枯れ時期を利用して上位進出を狙った元戦隊アイドル(?)がいたね。
過去の記事を拝見しました(18番目)
TOKIOと小田さんは少なくとも倍以上の活動期間があり 実力差は年数的だ しかしながらTOKIO達が(売上以外)に悪いところは実はないところもある。
DLの存在と年層差、二番煎じという先入観がどの時代にもある心理も(失礼存じますが)
中島みゆき「空と君のあいだに」→「旅人のうた」のデータがヒントかな
ですがこの基礎が根付く感覚の意識が左右する記録は衝撃だ