携帯MNP開始1週間での各社契約獲得状況をまとめると

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ITProによると、先日24日に始まった携帯電話番号を変えずに他社の携帯へと機種変更できるサービス「番号ポータビリティ(MNP)」によるau(KDDI)の携帯端末契約数が10万台を超えることが分かった。逆にauから他社へ転出したのは約2万台で、一週間で差し引き8万件の純増となっている。


 KDDIは30日,10月24日に始まった携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)を使って他社からau携帯電話に転入してきたユーザーが10万を突破したことを明らかにした。29日時点でauへ転入してきたユーザー数は10万1200,auから他社へ転出したユーザーは2万600。同社はMNPにより8万600ユーザーを純増させたことになる。各携帯電話事業者に対する内訳は非公開。

 一方NTTドコモの広報によると,29日の時点で全体では転出数が転入数を上回っているという。内訳を見ると対KDDIでは転出数が転入数を上回っており,対ソフトバンクモバイルでは転入数が転出数を上回っているとする。転出と転入の具体数は非公開。「903iを2機種投入することが評価されて転入が増えるのではないかと考えている」(NTTドコモ広報)。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061030/252206/

以上の記事をまとめると、
・auはDoCoMo、ソフトバンク両社から合わせて8万件の純増
・DoCoMo対auは、auに出て行くほうが多い
・DoCoMo対ソフトバンクは、ソフトバンクから入ってくるほうが多い

となる。

またDoCoMoは29日までの時点でのMNPによる純減が6万台と発表しており、対ソフトバンクが純増であることから、MNPを利用したDoCoMoユーザーの殆どがauに動いたとも読み取れる。また、auの純増の殆どがDoCoMoからのものであることも分かるだろう。
すなわち、MNP開始一週間ではソフトバンクの一人負け状態と言える。

これを数字で表現したい。
auは+10万台(転出2万→純増8万)なので、DoCoMoが転入出合わせ-6万台となっているので、ソフトバンクは転入出合わせて-2万台ということになる。
DoCoMoが-6万台となっているうちソフトバンクから+1万台であるとすると、auには7万台転出している事になる。よってauの+8万台となっているうちの7万台はDoCoMoからのもので、残り1万台はソフトバンクからのものとなる。つまり両社に対して純減となっているソフトバンクの一人負け状態というわけだ。
(注:報道により発表されている数字による大まかな概算です。ソフトバンク社は具体的な数字を公表していません。)

ソフトバンクの「端末0円」が本当に0円でない※ことは、真剣にMNP利用を考えているユーザーであるなら必ず知っておかなくてはならない。
ソフトバンク色々すごすぎてワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(From MFNTTD~えむえふえぬてーてーでー~)
※端末0円というのは携帯端末のローンの頭金であり、このプランで0円で持ち帰った場合以後端末代を分割払いで支払い続けなくてはならない。

といっても各社の携帯料金プランには利点があり、機種変更により支払い額が安くなる場合もある。がソフトバンクのように落とし穴も多々あるので、各ショップに出向く前にはインターネットなどでしっかりとリサーチしてから向かわなくてはならないだろう。

(最終更新 21:40)


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